会員登録・ログイン パートナー企業申請
ロゴ
庭に使う雑石とは?種類・選び方・DIY活用法を徹底解説
一般社団法人家づくり百貨

庭に使う雑石とは?種類・選び方・DIY活用法を徹底解説

庭に使う雑石とは、割栗石・砕石・ゴロタ石などの総称で、主に地盤補強・排水改善・景観づくりに使われる石材のことです。ホームセンターで安価に購入でき、DIYでも扱いやすいため、コストを抑えながら本格的な庭づくりができる素材として近年注目が高まっています。

この記事の結論はこちら
  • 庭に使う雑石は割栗石・砕石・ゴロタ石など複数の種類があり、用途によって使い分ける
  • 排水改善・地盤補強・景観づくりなど幅広いシーンで活躍する実用的な素材
  • ホームセンターで1袋数百円〜購入でき、DIYコストを大幅に抑えられる
  • 選ぶときは「石のサイズ」「色味・質感」「用途(排水か装飾か)」の3点を確認する
  • 防草シートとの併用・水平確認など、施工時の基本手順を守ることが長持ちのコツ

目次

1. 庭に使う雑石とは?基本と種類を知ろう

庭に使う雑石とは?基本と種類を知ろうを表す図解イラスト

「雑石(ざっせき)」という言葉を聞いて、すぐにピンとくる人はそう多くないかもしれません。でも、庭の地面を掘ったときに出てくる小石の山や、ホームセンターの資材コーナーに積まれた袋入りの石を見たことがある人なら、何となく想像できると思います。

雑石とは、形や大きさが不揃いな自然石・加工石の総称です。庭づくりの文脈では、花壇の縁取り・排水層・砂利敷き・ロックガーデンの素材など、あらゆる場面で使われます。「高級な石材」とは区別されることが多く、むしろ「使い勝手の良い石材全般」というニュアンスで捉えると理解しやすいでしょう。

庭から出てきた石をそのまま活用する事例もYouTube上で多数紹介されており、「庭から出てきた小石で石積み花壇をつくる」といった動画では、掘り起こした石を一切捨てずに花壇の縁石として再利用するアイデアが多くの共感を集めています。コストゼロで雰囲気のある景観が作れる点が、DIY愛好家に人気の理由です。

1-1. 雑石が庭づくりで重宝される理由

雑石が庭で使われる背景には、大きく3つの理由があります。

まずコスト面です。天然石の庭石や御影石のような高級石材と比べると、価格が圧倒的に安い。袋売りの砕石や砂利は1袋100〜400円程度から手に入ります。

次に機能面。砂利や割栗石を地面に敷くことで、雨水が土に浸透しやすくなり、水はけが大幅に改善します。特に粘土質の庭では、排水層として雑石を入れることが植物の根腐れ防止にも直結します。

そしてデザイン面。自然の形を活かした石の配置は、コンクリートや人工素材では出しにくい「有機的な表情」を庭に与えます。ゴロタ石を並べるだけで、まるで川辺のような景観が生まれます。

1-2. 雑石と庭石・砂利との違い

混同しやすいのが「庭石」「砂利」との違いです。

  • 庭石:景観の主役として据え付ける大ぶりな石。単体で鑑賞価値がある
  • 砂利:粒径2〜10mm前後の細かい石。敷き均しに使う
  • 雑石:上記の中間〜大きめのサイズ感で、機能的・装飾的両方に使う石材の総称

厳密な定義は業者によって異なりますが、一般的にはこの3つを場面に応じて組み合わせて使うのが庭づくりの基本です。

2. 雑石の種類と特徴(割栗石・砕石・ゴロタ石など)

庭に使う雑石とはの雑石の種類と特徴(割栗石・砕石・ゴロタ石など)を表す図解イラスト

雑石にも様々な種類があり、それぞれ見た目・強度・用途が異なります。自分の庭に合ったものを選ぶためにも、まず代表的な種類の特徴を把握しておきましょう。

2-1. 割栗石(わりぐりいし)

割栗石は、大きな石を砕いて10〜20cm程度にした角張った形の石です。主に地盤補強・基礎下の捨て石として使われます。建築現場では基礎工事の最初に地面に敷き詰め、突き固めることで安定した地盤を作るのに欠かせない素材です。

庭づくりの文脈では、植栽エリアの底部に敷いて排水性を確保したり、デコボコした地面を平らに整えるための「底上げ」材として使います。見た目はゴツゴツしているため、あえて表面に見せてワイルドなロックガーデンの演出に使う例もあります。

2-2. 砕石(さいせき)

砕石は岩石を機械で砕いた石で、粒径は5〜40mm程度と幅広い種類があります。砕石の中でも「RC-40(再生砕石)」は建設廃材を再利用したもので、価格が安く、駐車場や庭路の下地材として広く使われています。

角が立っているため地面に敷くと噛み合って安定しやすく、防草効果も期待できます。一方で足元が不安定になりやすいため、人が頻繁に歩くエリアには向かない場合もあります。

2-3. ゴロタ石

ゴロタ石は川石・海石など水の流れで自然に丸みを帯びた石です。直径5〜15cmほどが一般的。角がなく丸みがあるため、素足でも比較的歩きやすく、ナチュラルガーデン・ドライガーデンのアクセントとして非常に人気があります。

「安くてオシャレな外構にする裏ワザ!置くだけ『ゴロタ石』とプロが選ぶ相性◎植物4選」というYouTube動画では、ゴロタ石を防草シートの上に敷くだけで一気に外構がおしゃれになる手法が紹介されており、初心者にも取り組みやすいことが分かります。アガベやグラス類との相性が特に良く、ドライガーデンスタイルにも最適です。

2-4. ピンコロ石・自然石

ピンコロ石は立方体に近い形に加工した小型の石で、花壇の縁石や小径のアクセントに使います。「マネしたいエクステリア/ピンコロストーン」として紹介されるほど、整然とした美しさが魅力です。自然石(河原石・山石)は不規則な形を活かして石積みに使うことが多く、手積みの温かみのある仕上がりになります。

3. 庭での雑石の使い方・活用シーン

庭に使う雑石とはの庭での雑石の使い方・活用シーンを表す図解イラスト

雑石の使い道は想像以上に幅広いです。「石を置くだけ」から「本格的なロックガーデン」まで、難易度に応じて楽しめるのが魅力です。

3-1. 排水改善・地盤補強

粘土質の庭や水はけの悪い場所では、地面を20〜30cm掘り下げて割栗石や砕石を敷き詰めることで、根本的な排水問題を解決できます。水が停滞しなくなることで、植物の根腐れや土の流出も防げます。庭づくりの下地工事として最も基本的な使い方です。

3-2. 防草・砂利敷き

防草シートの上に砂利や砕石を敷く方法は、雑草対策の定番です。雑草が生える前に面を覆うことで、除草作業を大幅に減らせます。5cm程度の厚みで敷けば十分な防草効果が得られます。ただし砂利の上に落ち葉や土が積もると雑草の種が根付くこともあるため、定期的なメンテナンスは引き続き必要です。

3-3. ロックガーデン・ドライガーデン

ゴロタ石や自然石を組み合わせて作るロックガーデンは、近年のガーデニングトレンドの一つ。「憧れのロックガーデンはこれ一択!天然の大理石を贅沢に使用したガーデンロック!」といった動画が人気を集めているように、石の素材感が庭全体の格を上げてくれます。アガベ・多肉植物・グラス類と合わせると、水やりが少なくて済むローメンテナンスな庭が実現します。

3-4. 花壇の縁石・石積み

小ぶりな自然石やピンコロ石を積んで花壇の縁を作るスタイルは、「ガーデニングを楽しもう!DIY編〜石を積むとナチュラル花壇が出来上がります」という動画でも紹介されており、初心者でも取り組みやすい活用例です。モルタルを使わない「空積み(からづみ)」であれば、後から形を変えることもでき、チャレンジしやすいのが魅力です。

3-5. 小径・アプローチの演出

ゴロタ石や切石を飛び石状に置いてアプローチを作る方法も人気です。石と石の間にグランドカバープランツを植えると、さらに自然な仕上がりになります。

4. 雑石を選ぶときの3つのポイント

庭に使う雑石とはの雑石を選ぶときの3つのポイントを表す図解イラスト

いざホームセンターや資材店に行くと、様々な種類の石が並んでいて迷いがちです。選び方で失敗しないために、3つのポイントを意識してみてください。

4-1. 使う場所と用途を明確にする

まず「どこに何のために使うか」を決めることが先決です。排水・地盤補強が目的なら割栗石や砕石、見た目を重視するならゴロタ石や自然石、花壇の縁石ならピンコロ石や自然石の積み石が適しています。機能と見た目の両立が必要な場合は、下層に砕石・上層にゴロタ石という二層構造にするのが定番の組み合わせです。

4-2. サイズと量を正しく計算する

石のサイズを間違えると、仕上がりのバランスが崩れます。一般的に、広いエリアに使うなら大きめのゴロタ石(10〜15cm)、狭いエリアや細部には小ぶりな石(5〜8cm)が向いています。

必要な量の計算は「面積(㎡)× 敷き厚(m)× 比重」で算出できます。ゴロタ石の比重は約1.5〜1.7程度。例えば2㎡に5cm敷く場合は「2 × 0.05 × 1.6 ≒ 160kg」が目安です。少し多めに購入しておくと補充がスムーズです。

4-3. 色味・質感と庭のスタイルを合わせる

石の色は庭の雰囲気を大きく左右します。和風庭園には青みがかった鉄平石や黒石系、ナチュラルガーデンにはベージュ・グレー系のゴロタ石、ドライガーデン・ロックガーデンには白系の砂利や大理石砂利が人気です。実際に購入前に少量サンプルを手に取り、自宅の外壁・フェンス・植物との色合わせを確認しておくと失敗が減ります。

5. 雑石のメリット・デメリット

庭に使う雑石とはの雑石のメリット・デメリットを表す図解イラスト

雑石は万能な素材ですが、もちろんデメリットもあります。使う前に両面を把握しておきましょう。

5-1. 雑石を使うメリット

コストの低さは最大の魅力です。ホームセンターで砕石や砂利が1袋100〜400円前後で購入できるため、広い面積でも費用を大幅に抑えられます。「激安で庭が完成した!その方法とは?」という趣旨のDIY動画が多数投稿されているのも、雑石活用がコスト削減の鍵を握っているからです。

また、施工の簡単さも見逃せません。特別な道具がなくても敷き詰めるだけで形になり、後からやり直しもしやすい。さらに、排水性・通気性の向上という機能的なメリットも大きく、植物の生育環境改善にも直接つながります。雑草抑制効果もあり、長期的なメンテナンス負担を減らせます。

5-2. 雑石を使うデメリット

重量があるため、大量に購入・運搬する際は体力と運搬手段が必要になります。軽トラや大型車がないとホームセンターからの持ち帰りが難しい場合があり、配送費がかかるケースもあります。

また、防草シートなしで砂利を敷くだけでは雑草を完全には防げません。砂利の隙間に土が入り込み、そこに種が落ちると雑草が生えてきます。「大失敗からのお庭再DIY」として公開されているような動画では、防草シートを省略した結果、後から大変な思いをした経験が語られています。最初の下地処理を丁寧にすることが後悔しないポイントです。

さらに、石を移動させるとき地面が凹んだり、石が散乱して歩きにくくなったりすることもあります。特にゴロタ石の大きなものは不意に転がると危険なため、配置の固定方法を考えておく必要があります。

6. DIYで雑石を配置する手順と注意点

庭に使う雑石とはのDIYで雑石を配置する手順と注意点を表す図解イラスト

実際にDIYで雑石を施工する手順を、基本的な「砂利・ゴロタ石敷き」を例に解説します。

6-1. 必要な道具と材料を揃える

  • 雑石(砕石・ゴロタ石など用途に合わせて選択)
  • 防草シート(不織布タイプが耐久性高め)
  • 防草シート固定ピン
  • スコップ・鍬
  • 水平器またはトンボ(均し棒)
  • 目地砂(必要な場合)

「ホームセンターの材料で簡単DIY庭づくり!」という動画で紹介されているように、材料はすべてホームセンターで揃えられます。

6-2. 施工の基本手順

STEP1:地面を整地する
雑草を根から取り除き、スコップで5〜10cm程度掘り下げます。石を敷いた後に沈み込まないよう、地面を足で踏み固めておきます。

STEP2:防草シートを敷く
整地した地面全体に防草シートを敷きます。重ね代は10cm以上取り、固定ピンで15〜20cm間隔に留めます。縁まできっちり押さえておかないと、後から端がめくれてきます。

STEP3:砕石(下層)を敷く
排水・下地安定のために砕石を3〜5cm程度敷き、トンボや板で均します。この層があることで上に敷くゴロタ石が沈みにくくなります。

STEP4:ゴロタ石(上層)を配置する
仕上げのゴロタ石を並べます。隙間なく均一に敷くか、あえて間隔を空けてグランドカバーを植えるかは、デザインの好みで決めましょう。

STEP5:仕上げ確認
全体を見渡して石の高さが揃っているか、端部がしっかり固定されているか確認します。

7. 失敗しないための注意点

庭に使う雑石とはの失敗しないための注意点を表す図解イラスト

7-1. 防草シートを省略しない

DIYで最も多い失敗は「コスト削減のために防草シートを省いた」パターンです。シートなしで砂利を敷くと、1〜2年で雑草が茂り、後からシートを追加するには石をすべて取り除かなければなりません。最初の手間と費用を惜しまないことが、長期的なコスト削減につながります。

7-2. 水はけの方向を確認する

石を敷いた後に水が溜まりやすい場所が生じないよう、地面の勾配(水勾配)を意識して整地することが大切です。建物側に向かって水が流れると基礎にダメージを与えるため、外側・排水溝方向に傾斜をつけます。1m当たり1〜2cm程度の傾斜が目安です。

7-3. 石の量を過小見積もりしない

「思ったより量が必要だった」という失敗談は非常に多いです。計算した量の1割増しで購入するか、同じロットで再購入できるよう店名・商品名をメモしておきましょう。石は同じ名称でも産地・ロットによって色が微妙に異なる場合があります。

7-4. 重労働を一人で抱えない

20kgの砕石袋を数十袋運ぶ作業は想像以上にきつい。腰を痛めないよう、台車の使用・作業人数の確保・複数日に分けた施工計画を立てておきましょう。特に夏場の炎天下での作業は熱中症リスクも高いため、早朝作業・十分な水分補給を心がけてください。

8. よくある質問(FAQ)

庭に使う雑石とはのよくある質問(FAQ)を表す図解イラスト

8-1. 雑石はホームセンターで買えますか?

はい、ほとんどのホームセンターで購入可能です。砕石・砂利・ゴロタ石・ピンコロ石などは袋売りで店頭に並んでいます。大量に必要な場合は、砕石業者や外構資材専門店に問い合わせると、バラ売り(トン単位)で購入でき割安になります。

8-2. 庭から掘り出した石は再利用できますか?

十分活用できます。庭の石積み花壇をDIYで作る動画でも、掘り起こした石を洗って再利用するアイデアが紹介されています。サイズや形が不揃いでも、花壇の縁石・ロックガーデンのアクセント・排水層の充填材として十分使えます。

8-3. ゴロタ石と砂利はどう使い分けますか?

目安として、見た目重視のデザインエリアにはゴロタ石、広い面積を低コストでカバーしたい場合や下地層には砂利・砕石が適しています。両方を組み合わせて使うと、機能とデザインを両立できます。

8-4. 雑石の上を歩くのは問題ありませんか?

砂利やゴロタ石の上は、足が取られたり石が動いたりするため歩きにくい場合があります。頻繁に人が通る場所では、飛び石・平板・タイルなどを組み合わせて歩行路を確保するのがおすすめです。

8-5. 防草シートなしで雑石を敷いても大丈夫ですか?

短期間であれば問題ありませんが、長期的には雑草が生えてきます。特に砂利の隙間に落ち葉や土が堆積するとそこから雑草が根付くため、防草シートとセットで施工することを強くおすすめします。後から後悔するケースが非常に多い箇所です。

この記事のような家づくりを、あなたの地域で。

家づくり百貨には、プロのつくり手同士が「本当に信用できる」と数珠つなぎで紹介し合った全国68社の工務店・設計事務所が参加しています。記事で学んだことを、信頼できるつくり手との出会いにつなげてください。

続きを読むには会員登録が必要です。

無料会員登録で、限定コンテンツ読み放題!