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TM9芝生のデメリット5つと後悔しない選び方を徹底解説
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TM9芝生のデメリット5つと後悔しない選び方を徹底解説

庭を芝生にしようと調べていると、必ず名前が出てくるのがTM9です。「芝刈り回数が少なくて楽」「きれいな緑が続く」という評判を見て購入を検討している方も多いはずですが、実際に植えてみて「穂だらけで大失敗した」「先祖返りが起きて元の木阿弥になった」という声もSNSやYouTubeで頻繁に上がっています。

TM9は確かに優れた品種ですが、高麗芝や人工芝と比べたときの弱点を事前に把握しておかないと、費用と手間をかけたのに理想の庭と程遠い結果になりかねません。この記事では、TM9の購入前に知っておくべきデメリットを中心に、芝の選び方・張り方・お手入れ方法まで実践的な情報をまとめています。

この記事の結論はこちら
  • TM9は高麗芝より価格が1.5〜2倍高いうえ、先祖返りという固有のリスクがある
  • 芝刈り回数は少ないが、穂刈り・サッチング・水やりなどの管理は必須で完全に楽になるわけではない
  • 先祖返りした株は早期に除去しないと、TM9の特性が庭全体で失われてしまう
  • 日当たりと水はけが悪い場所では、どれだけ手をかけても芝生は育ちにくい
  • 管理の手間を最小化したいなら人工芝、費用を抑えたいなら高麗芝がTM9より合理的な選択肢になる

目次

1. TM9(ティーエムナイン)とは?高麗芝との違いを簡単解説

TM9芝生のデメリットと選び方のTM9(ティーエムナイン)とは?高麗芝との違いを簡単解説を表す図解イラスト

1-1. TM9が生まれた背景

TM9は、トヨタ自動車が開発・育種した改良型高麗芝です。正式名称は「とよた芝」とも呼ばれ、トヨタの工場敷地内の緑化管理コストを下げることを目的に、草丈の低い芝の品種選抜が長年にわたって進められました。一般向けに販売が開始されてから急速に普及し、現在では全国のホームセンターやガーデニング専門店でも取り扱われています。

品種の成り立ちを知ると、「なぜ芝刈り回数が少なくていいのか」が自然に理解できます。通常の高麗芝は盛んに縦方向に伸びようとしますが、TM9はその成長性を抑える特性を持って選抜されているため、同じ期間で比べると草丈が上がりにくいのです。

1-2. 普通の高麗芝との主な違い

高麗芝との違いで実際に生活に影響するのは主に3点です。

芝刈り頻度は一般的な高麗芝が年間10〜15回程度必要なのに対し、TM9は年3〜5回程度で済むとされています。芝の葉が細かく密度が高いため、見た目の質感も一般的な高麗芝よりもきめ細かく感じられます。一方、価格は高麗芝より割高で、1㎡あたりの目安として高麗芝が300〜500円程度のところ、TM9は700〜1,000円前後になることが多いです。

ただし、「芝刈りが楽になる」という特性は同時に「先祖返り」というデメリットとセットで考える必要があります。これについては後の章で詳しく解説します。


2. TM9の5つのデメリット|購入前に必ず知っておこう

TM9芝生のデメリットと選び方のTM9の5つのデメリット|購入前に必ず知っておこうを表す図解イラスト

2-1. 価格が高麗芝より1.5〜2倍高い

TM9最大のハードルは、やはりコストです。30㎡の庭に張ろうとすると、材料費だけで高麗芝との差額が1万5,000円〜3万円以上になることもあります。施工を業者に依頼すれば、さらに差は広がります。「初期費用を抑えたい」「広い面積を芝生にしたい」という場合は、この金額差が決定的な判断材料になるでしょう。

2-2. 先祖返りが起きると特性が失われる

これはTM9固有のリスクです。TM9は改良品種であるため、一部の株が元の高麗芝の性質に戻ってしまう「先祖返り」が発生することがあります。先祖返りした芝は草丈が急に高くなり、周囲のTM9と明らかに見た目が違ってきます。放置すると徐々に庭全体に広がり、せっかくのTM9の低草丈という特性が損なわれてしまいます。YouTubeでは「TM9を植えたけど大失敗でした穂だらけです」という実体験動画が話題になるほど、多くの人が直面している問題です。

2-3. 穂が出る時期の管理が必要

TM9は秋になると穂を出します。この穂を放置すると先祖返りのリスクが高まるほか、見た目が雑然としてしまいます。穂の時期(主に9〜10月)には通常の芝刈りとは別に「穂刈り」の作業が発生します。「芝刈りが年3〜5回で楽」という話を聞いて購入したものの、穂刈りや後述のサッチング作業を合わせると、トータルの作業量はそれなりにあると覚えておいてください。

2-4. 踏圧に弱い面がある

TM9は葉が細くきめ細かい反面、激しい踏みつけには一般的な高麗芝より弱いとされています。毎日子供が走り回るような場所や、駐車スペース周辺など人や車の通行が多い箇所では、芝が傷みやすい傾向があります。用途によっては丈夫さを優先して高麗芝を選んだほうが満足度が高くなることもあります。

2-5. 日当たりが悪い場所では育ちにくい

これはTM9に限った話ではありませんが、TM9も高麗芝と同じ暖地型芝であるため、日照が1日4時間未満の半日陰環境では生育が難しいです。北向きの庭や建物の影になる箇所に張ってしまうと、徐々に薄くなり、雑草に侵食されていきます。外構の専門家による実体験でも「日当たりと水はけは芝生の生育を左右する最優先条件」と語られており、この点は購入前に必ず現地の環境を確認してください。


3. TM9の先祖返りとは?見分け方と対策

TM9芝生のデメリットと選び方のTM9の先祖返りとは?見分け方と対策を表す図解イラスト

3-1. 先祖返りが起きるメカニズム

TM9は高麗芝を品種改良した「選抜品種」です。植物の世界では、改良された形質が遺伝的に安定しきっていない場合、一部の株が元の野生型(原品種)の特性に戻ることがあります。これが先祖返りです。高麗芝ほど活発に伸びる性質を持つ芽が庭の中で混在するようになるため、放置すれば元の高麗芝と変わらない庭になってしまいます。

3-2. 先祖返りした株の見分け方

見分けるポイントはシンプルです。

周囲のTM9に比べて明らかに草丈が高くなっている部分があれば、まずそこを疑ってください。葉の幅もわずかに広くなり、濃い緑色になることが多いです。秋に穂が出た場合、その穂が大きく目立つ箇所も先祖返りの可能性が高いです。「その芝生の見分け方と対策」として実際に解説している動画では、穂の形状を顕微鏡レベルで確認する方法まで紹介されており、それだけ見分けに苦労する人が多いことがわかります。

3-3. 先祖返りへの対処法

対処は「早期発見・早期除去」に尽きます。先祖返りした株を見つけたら、根ごと丁寧に掘り取ります。そのまま放置すると、ランナー(匍匐茎)を通じて周辺に広がっていくため、発見のタイミングが遅れるほど除去の手間が増えます。

除草剤の使用については注意が必要です。TM9も高麗芝も同じ芝なので、一般的な芝生用除草剤では先祖返り株だけを選択的に枯らすことができません。手作業での除去が基本になります。また、先祖返り防止のためにも、穂が出る秋の時期には穂刈りを早めに行うことが推奨されています。


4. TM9のメリット|管理のしやすさと美しさの理由

TM9芝生のデメリットと選び方のTM9のメリット|管理のしやすさと美しさの理由を表す図解イラスト

4-1. 芝刈り頻度が大幅に減る

デメリットをしっかり理解したうえで、TM9の魅力も正直に伝えます。最大のメリットは、やはり芝刈り頻度が高麗芝比で約半分〜3分の1以下に減ること。高麗芝では週1回のペースで刈る必要がある夏場でも、TM9なら2〜3週に1回程度で美しい低草丈を維持できます。共働き家庭や芝刈りに費やせる時間が限られている人にとって、この差は年間を通じて非常に大きな節約になります。

4-2. きめ細かい見た目の美しさ

葉が細かく密度が高いため、絨毯のような均一な緑の質感が得られます。一般的な高麗芝と比べて、特に低刈りを維持したときの見栄えの良さはTM9の方が上です。洋風・和風を問わず庭の雰囲気を引き立て、新築の庭や外構のグレードを一段上げてくれる見た目の質感があります。

4-3. 夏の緑がきれいに保たれやすい

TM9は成長が抑制されているぶん、伸びすぎて見苦しくなるスピードが遅く、いつでも適切な草丈を保ちやすいという特性があります。管理をサボっても見た目が崩れるスピードが高麗芝より穏やかなため、少し多忙な時期が続いても庭が荒れた印象になりにくいのは実際のユーザーからも評価されているポイントです。


5. TM9の芝張りで失敗しないためのポイント

TM9芝生のデメリットと選び方のTM9の芝張りで失敗しないためのポイントを表す図解イラスト

5-1. 土壌と排水の確認が最重要

芝張り前に最も時間をかけるべきなのは土壌の準備です。水はけの悪い粘土質の土のままでは、どんなに高品質な芝を張っても根付きが悪くなります。川砂や芝生専用の培養土を混ぜ込んで排水性を高め、地盤を整地することが先決です。

勾配は1〜2%程度(1mで1〜2cm傾く程度)をつけると、水が自然に排水されてよい状態が保ちやすくなります。建物基礎や境界ブロックに向かって水が流れるよう地形が組まれていない場合は、業者に暗渠排水の検討を相談することも選択肢に入れましょう。

5-2. 張り方の基本:目地張りと平張り

芝のソッド(切り芝)の張り方には複数の方法がありますが、TM9でよく使われるのは「目地張り」と「ベタ張り(平張り)」です。

目地張りはソッドとソッドの間に2〜3cmの隙間を開けて張る方法で、使用する芝の量を節約できます。ただし、ランナーが隙間を埋めるまでに時間がかかり、その間は雑草が入り込みやすくなります。初期費用を優先するなら目地張り、早く均一な見た目にしたいならベタ張りと使い分けると良いでしょう。

5-3. 張り付け直後の目土と水やり

芝を張ったら、すき間を埋めるように目土(川砂または専用目土)を均等に入れ、しっかり押し付けて根と土を密着させます。この「転圧」の作業を怠ると浮いた状態になり、根付きが遅れます。

張り付け後2〜3週間は土が乾かないよう、毎日たっぷりと水を与えてください。根付きが確認できる(新芽や芝を引っ張っても抜けなくなる)まではこまめな水やりが必須です。


6. TM9・高麗芝・人工芝の選び方比較

TM9芝生のデメリットと選び方のTM9・高麗芝・人工芝の選び方比較を表す図解イラスト

6-1. 費用と手間のバランスで比較する

どの芝が合うかは、予算・利用目的・管理に使える時間の3つで決まります。

高麗芝は初期費用が最も安く、入手しやすさでも圧倒的です。管理の手間はTM9より多くかかりますが、踏圧への強さや多少の日陰への耐性はTM9より優れています。価格を優先したい・広い庭を芝生にしたい・子供が思い切り走り回る庭が欲しいという方には高麗芝が合理的です。

人工芝は初期費用こそ最も高くなりますが(良質なものは1㎡あたり5,000〜15,000円程度)、張ったあとの芝刈り・水やり・施肥といった定期的な管理が一切不要です。日当たりに関係なく同じ見た目を保てる点も強みです。ただし、夏場の表面温度が天然芝より高くなること、使用年数(7〜15年程度)が過ぎると交換費用が発生すること、透水性の低い製品では水はけ問題が起きることは注意点として知っておく必要があります。

6-2. 判断フローとしてまとめると

  • 管理の手間をとにかく減らしたい → 人工芝
  • 費用を抑えて天然芝の感触にこだわりたい → 高麗芝
  • 天然芝で見た目の質にこだわり、ある程度の管理はできる → TM9
  • 先祖返りリスクが怖い・広い面積に張りたい → 高麗芝

外構の専門家がよく言うのは「迷ったら実際に庭の日照時間を1日計測してみること」です。日照4時間を下回る場合は天然芝全般を諦め、人工芝か砂利・タイルなどのノーメンテナンス素材を検討することが現実的な選択です。


7. TM9のお手入れ方法|芝刈り・水やり・サッチング

TM9芝生のデメリットと選び方のTM9のお手入れ方法|芝刈り・水やり・サッチングを表す図解イラスト

7-1. 芝刈りの時期と刈り高

TM9の芝刈りは、成長が活発な5〜9月の間が主な時期です。刈り高の目安は15〜20mm程度。一度に刈る量は現在の草丈の3分の1以内を守ることが重要で(これを「1/3ルール」と呼びます)、一気に短くしすぎると芝が傷んで枯れる原因になります。

高麗芝では夏場に週1回の芝刈りが必要な時期もありますが、TM9なら同じ時期でも2〜3週おきのペースで十分なケースが多いです。秋(9〜10月)には通常の芝刈りに加えて穂刈りを優先して行います。穂を残すと先祖返りが起きやすくなるため、穂が出始めたらなるべく早めに対処しましょう。

7-2. 水やりの基本とタイミング

根付き後の水やりは、土の表面が乾いたら朝の涼しい時間帯にたっぷり与えるのが基本です。夕方以降の水やりは病害のリスクを高めるため、できる限り午前中に行います。

「微妙な雨が降って散水が必要かどうかわからない」という状況は実際の管理で頻発します。目安として土に指を2〜3cm差し込んで湿り気があれば追加不要、乾いていれば水やりが必要というシンプルな判断基準が現場では使われています。

7-3. サッチングと施肥の重要性

サッチングとは、芝の根元に堆積した枯れ葉や有機物の層(サッチ)を物理的にかき出す作業です。サッチが厚く積もると水や肥料が根まで届きにくくなり、病害虫の温床にもなります。TM9では年1〜2回(春と秋が目安)行うのが理想的です。熊手や専用のサッチング機を使ってかき出し、取り除いた後に目土を入れて均します。

施肥は3〜10月の成長期に月1〜2回、芝生専用の緩効性肥料を使うのが基本です。過剰施肥は徒長や病気の原因になるため、パッケージの指定量を守ることが大切です。


8. TM9はこんな人に向いている|後悔しない選び方

TM9芝生のデメリットと選び方のTM9はこんな人に向いている|後悔しない選び方を表す図解イラスト

8-1. TM9が特に向いている人

これまで紹介したメリット・デメリットを踏まえて整理すると、TM9が特に向いているのは以下のような方です。

天然芝の感触や見た目の質にこだわりがあり、高麗芝よりワンランク上の芝生を実現したい。芝刈りの手間は高麗芝より減らしたいが、まったくゼロにはしなくていい。庭の日照が十分に確保されており、水はけ対策も取れる環境にある。先祖返りなどのトラブルに対して、発見したら都度対処できる管理の意欲がある。

新築の外構に天然芝を検討している場合、費用対効果とメンテナンス頻度のバランスからTM9を選ぶ方が増えています。ただし事前に庭の環境をしっかり確認し、必要なら土壌改良まで行う準備ができているかどうかが成功のカギです。

8-2. TM9よりほかの選択肢が向いている人

一方、こういった方にはTM9以外を選んだほうが後悔が少ないでしょう。

初期費用をなるべく抑えたい、あるいは張る面積が広い場合は高麗芝の方がコスト負担が小さくなります。庭の管理に時間も気力もかけたくない、完全にノーメンテナンスにしたいという方には人工芝が現実的です。日当たりが悪い北側の庭や樹木の根元など、日照条件が厳しい場所には天然芝全般が不向きです。

「後悔しない選び方」の本質は、理想のイメージだけで決めず、自分が実際にどれだけ庭の管理に時間を使えるか・使いたいかを先に決めることです。TM9は確かに魅力的な品種ですが、それは適切な環境で適切に管理された場合の話。購入前に今回紹介したデメリットと環境条件を照らし合わせてから決断することが、美しい庭への最短ルートになります。

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