家百マガジン

こんにちは。 シーナリーハウスの西村です。 さて、今日のテーマは、「真似することの難しさ」についてです。 ひと昔前は、雑誌や本、それからＨＰの画像、今では、インスタなどのＳＮＳの画像、ピンタレストというものもあります。 つまりは、いろいろな事例は、携帯で簡単に手に入ります。 ですから、こんな感じがいいなぁ～ こんな家、素敵だなぁ～ といつでもどこでも思いをはせることができます。 自分たちの理想の家を思い描いて、 それを、住宅会社さんに持っていって、こんな感じにしてください！とお願いすれば良いです。 たった、一つの条件を満たしていれば・・・ その条件を満たしていれば、可能です。 それは、依頼した住宅会社さんが、その写真のような家を建てることができる根拠を持っているかどうか！？ その根拠とは、その写真の家への理解度、 つまりは、その写真のような家を建てれる設計力があるのか！？ はたまた、その写真のような家をきちんと施工できる施工力、技術力があるのか！？ そこがとても重要になります。 私たち、シーナリーハウスも、鹿児島のベガハウスさんの家づくりに感動し、そんな家づくりを是非とも大分で実現したいということで、スタートして、先ずは、徹底的に真似することをやってきております。 真似することは簡単に写真を見ただけ出来るのでは！？ どこの会社でも依頼さえすれば出来るのでは！？ そう、誰でも思ってしまうのですが、そうは、「問屋は卸しません」(笑)。 よくよく考えてみてください。 もしそうだとしたら、世の中、どの住宅会社もインスタで見かけたような素敵な家を建てているはずですよね。 そうなっていない。素敵な家を建てている会社さんは大体いつも一緒。同じ会社であることが多い。 現実はそうなんです。 「いいな！」と思う家を建てている会社は、おそらく限られているはずです。 特に、大分なんかだと、本当に限られているのでは・・・ 真似すること。 本当に、そう簡単ではないんです・・・ 私たちの家づくり、シーナリーハウスの家づくりでは、この「真似すること」の本質を見抜くために、ベガハウスで300棟以上の設計実績とベガハウスの家づくりの中枢として精通していた、設計プランナー幸野成一さんと一緒に最初からしてきております。 私が、これまでの自分の経験で、「真似すること」の難しさを知っていて、「真似すること」を如何に徹底化させることが大事であって、「真似すること」を「本物」にしたかったからです。 だから、最初から本気ではじめました。 いきなり、お客さまの家で挑戦をすることはできませんでしたので、 最初のスタートは、私が施主になってのモデルハウス「シーナリーの家」の建築。 初めてのベガハウスの家づくりになりますので、まさに、実験台です(笑)。 ドキドキとワクワクが同時進行。 正直、本音を言うと、ドキドキの方が大きかったと思います(笑)。 建物が完成に近づいていけばいくほど、最後の造園家・荻野さんによる植栽工事が終わったころには、 「これは、大分の家づくりにとんでもないことが起きるな！？」という予感が・・・ 惚れ惚れとする外観を見ながら、何度も鳥肌の立つ思いが・・・ そこから、徹底的にベガハウスさんの家づくりを「真似する」ことをスタートしました。 基本設計は幸野さん、実施設計はシーナリーハウス。 当然、ベガハウスでの実績を参考に幸野さんから設計指導は徹底的に受けています。 実施設計は弊社のみなので、ベガハウスではしない、シーナリーハウスらしさも出ていると思います。 あくまで、教科書がベガハウスの家づくりで、その後のアレンジは私たち次第です。 このかたちでの実績は、先日、お引渡しをした、「四季の家」で１３棟目。 現在建築中２棟で、これから建築スタートが決まっているものが数棟となっております。 実際、これだけするとですね～、相当に真似できていると思います。 最初は、日本全国で評価されている、とても難しいとされているベガハウスさんの家づくりが大分で出来るのか！？っていう、無謀なチャレンジだった思うのですが、 ここまでやってくると、相当な経験値と経験知が身についてきました。 素敵な家づくりにするべき、こだわりや、面倒なこと、大変なことも、私たちの中では、特殊なことではなく、当たり前の「習慣」になってきております。 これは、単に一緒に家づくりをしてきて、マスターしていることが大きいです。 ただ、写真みて、本を読んで、パクろうとしても決して出来ません。 この自信を基に、ベガハウスさんに限らず、全国の工務店さんから学ぶことも大事だと思っております。 その動きもスタートしております。 先ずは、徹底的に真似すること。学んで実践すること。 そこから、今度は自分たちの頭で考えていくこと。 単なる真似だけでは人は育ちません。 この１３棟のこれまでの経験はとんでもなく大きいです。 これまで大分にはなかった難しいと言われる、面倒と言われる家づくりです。 だからこそ、モデルハウス「シーナリーの家」を見られた多くの来訪者の心を打ち、感動を得、こんな家を是非とも建てたいと思わせる。 そんな魅力的な家づくり。 それを楽しい、やりがいがある、誇りを持てる、と感じる人たちでないと成立しない世界です。 これに関わってきたスタッフも職人さんも相当に育っております。 し、これからも育っていきます。 徹底的な基本を学んだ後の次のステージに。 シーナリーハウスは次のステージに入っております。 基本を学べていない人に次のステージは決してありませんので、その資格のある人（これは公的な資格のことではなく、実質の能力の資格の話です・・・）のみが次のステージに行きます。 やはり何事も基本が大事です。 当然、これまでのシーナリーハウスらしい家づくりは継続します。あくまで、これが主体です。 そこから、お客さまの様々なご要望に対応できるよう、幅を拡げていこうと思っております。 ご期待ください！ では、今日は、これで失礼させていただきます。

みなさんにお勧めの１冊

紹介料は良くある話

内覧会は会社決めの為に非ず

リノベーションの要諦です！

プロも見てみたい！？現場見学会

網戸を取り外す

音を楽しむ。

こっそりとミニ生態系をつくりませんか？

見積有効期限

～真似することの難しさ～

フランス漆喰のOtonajoshiWall！

もう試運転されましたか。

家百パートナー企業様