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モノづくりを通し、街や人の健康を守る
大幸綜合建設 株式会社

モノづくりを通し、街や人の健康を守る

―本日紹介するのは、大阪府東大阪市にて工務店「大幸綜合建設」を経営されている表(オモテ)さん。大幸綜合建設は「モノづくりを通して、地域で生活や仕事を営む人たちが、より良い人生を送れるようになるための場所とコミュニティをつくる。」というミッションを掲げ、家づくりを行っている。

今回はそんな大幸綜合建設の表さんに、家づくりにおいて大切にされていることや、家づくりへの想いなどについてお伺いした。

「五感」に響く、温かみのある家づくり

―表さんは、おじいさまが建設会社を創業、お父さまも建築に携わられていたということもあり、幼いころからモノづくりに興味津々。学生時代にアルバイトで建築現場に身を投じ、職人さんたちと関わりを持つなかで「温かみのある仕事だ」と感じられたそうだ。卒業後はゼネコンに就職。その後、他社工務店での勤務を経て、大幸綜合建設を継がれることとなる。

表さん(以下表):会社を継いだころは、今のような自然素材を取り入れた高性能住宅をつくっていたわけではありませんでした。「もっと五感に響くようなあたたかみのある家をつくりたい」と思うようになり、自然素材を使った省エネで快適な家づくりに興味を持つようになりました。

また、近年はシックハウス症候群が問題となっています。実は私もハウスダストアレルギーを持っており、室内で発症するアレルギーやシックハウス症候群の原因は、化学物質だとも言われています。今はそれらの化学物質に過敏に反応する子供たちも増えており、この問題を解決しなければならない。そんな想いもあり、自然素材を使った家づくりへと注力していきました。

3つの「健康」を守り抜く

―大幸綜合建設では、“3つの健康”を大切にされていると表さんは語る。3つの健康とはどんな「健康」なのだろうか。表さんにそれぞれお伺いした。

表:まず一つ目は、「身体の健康」です。冒頭でも述べましたが、家づくりにおいて身体に良い自然素材を使う点にはこだわりを持っています。床材には、ヒノキやスギを使用しているので、素足で歩いていただいたときの肌触りがとてもいいんです。

安心安全で気持ち良い素材なので、お子さんもそのまま寝そべっていただけますよ。また、無垢材や自然塗料を使用することで、何とも言えない「ほわぁっ」とした香りと空気感を感じられると言われるお客さまもいらっしゃいます。

二つ目は、「心の健康」です。お子さんにとって、木や自然素材に触れる機会というのはとても大切なことだと私たちは考えています。私たちの家づくりでは、生活する場の見える部分に、あえて木の節がくるようにしています。

長年使っていただくと、コロッとその木の節が取れたりすることがあるのですが、「なんでとれたのかな?」「木って生きてるんだな」と感じてもらいたいですね。上棟式の際には、節を子どもたちに埋めてもらうイベントも行っており、その木材を子供部屋に張ったりもしています。

子供が成長したときに「この節は自分で埋めたんだよ」「木って変化するものなんだな」と学ぶきっかけにもなり、思い出としても残るのです。このような変化を楽しみ、家の香り、やさしい光、居心地の良さ、草木の揺らぎなどを感じながら、日々の小さな幸せの積み重ねこそが、心の充実ではないでしょうか。

DAIKO STYLEモデルハウス

また、大幸綜合建設では、住宅だけでなく保育園や福祉施設の建設も手掛けています。教育の場でも、自然素材を取り入れた施設づくりを行うことで、小さい子供からお年寄りまで木に触れ合う機会や場所を増やしていきたいですね。

そして、肌触りや香りから、自然素材の何とも言えない良さを五感で感じてもらいたいです。

そして最後に「地域の健康」。私たちが工務店を構えている東大阪市は小さい街ですが、実は日本で一番製造業の中小企業が多く「モノづくりのまち」と呼ばれています。

だからこそ、地域とのつながりをとても大切にしています。例えば家づくりに使う木は、数年前から国産材に切り替え、関西の吉野の木を使用しています。木を切らなければ山は廃れてしまいます。山が廃れると大雨が降ったときに土砂崩れが起こることも。地域材を使い、林業を守る。地域を守る。自然を守る。そうして資産価値を残す。少しでもこの街に愛されながら貢献し続けたいです。

また、快適で健康に暮らせる建物を地域に一軒でも多く建てたいという想いもあります。家や公共施設など、人々が行く所々で木の建物の良さを味わえる結びつきを増やしていきたいです。

東大阪の街並みを眺めたときに、自然素材を使った家や、お庭と調和した家が目に入り、「いい感じのお家だなぁ」「いい街並みだなぁ」と思ってほしいですね。そこから地域の子どもたちが何かを感じ、学んでくれたら嬉しいかぎりです。

「性能」×「自然素材」で快適な住まいを

表社長とDAIKO STYLE責任者の西田さん

表:ここまで、自然素材を使うこだわりについて語ってきましたが、私たちは建物の器の基本性能にも力を入れ、家づくりを行っています。素材と性能の両方が合わさっているからこそ、いい空気感やあたたかい空間を生み出せているのです。

「自然素材」と聞くと、築100年ぐらいの古民家を思い浮かべる方が、どうしても多いかと思います。「スキマ風があって寒そう…」と感じてしまう方もいるかもしれませんが、それは当時の技術で家を長持ちさせるために、あえてそのような造りになっているのです。

技術は日々進歩しています。断熱性能·気密性能·耐震性能を取り入れることで、木のお家でも冬は暖かく、夏は涼しい室内を保ち、快適な住まいをご提案できる。質の高いものをお届けする。

そしてそこに自然素材との相乗効果でなんとも言えない空気感や心地よさを生み出す。どちらか一方だけでなく、「性能」と「素材」のどちらともで、高いレベルを保ち続けていきたいです。

家づくりは「心」

―最後に表さんから、これから家づくりを検討される世代の方へメッセージをいただいた。

表:家づくりは、土地探しから始まり、勇気と決断の連続。みなさんは、これから様々な決断をするにあたり、色んな情報を見聞きする中で、混乱してしまうこともあるかもしれません。ぜひ、その情報を整理し、何でも相談できるような工務店と人と家づくりをしていただきたいと思います。

家づくりは好相性が大切です。スムーズに気持ちよく家づくりを行うためには、土地やプラン、配置ひとつをとっても、「あれしたい、これしたい」と要望を伝えられる関係性が築かれていなければなりません。

あたりまえかもしれませんが、建物は「人」がいなければ完成しません。

お客さま、工務店、設計士、現場監督、職人さん、みんながひとつのチームになれる心のつながりがとても大切だと思います。そのような工務店や人、会社と出会うために、情報だけでなく、実際に足を運んで、目で見て、話をして、体感していただきたいですね。ぜひ心を通わせられる工務店や人と家づくりを楽しんでください!!

(2021/08/23 取材:平井玲奈 写真:家づくり百貨)