こんにちは。
輝建設のコハラです。
先日、コンロの話を書いたところ、
読者の方から、
「ラジエントヒーターって
どうなんでしょう?」
というご質問をいただいていました。
====
ガスでもない。
IHでもない。
第3の熱源、
そう、それが
ラジエントヒーターです。
====
ラジエントヒーターは、
電気でヒーター部分を発熱させて、
その熱で鍋を温めるもの。
IHも電気ですけど、
仕組みは全然違います。
IHは電磁誘導で、
鍋そのものを発熱させる。
ラジエントは、
ヒーターそのものが熱くなって、
その熱を鍋に伝える。
なので、
電気だけど、
IHではない。
ちょっとややこしい(笑)。
====
昔のIHコンロでは、
「2口IH+奥に1口ラジエント」
という組み合わせを
よく見かけました。
これ、過去形で書こうと思ったら、
調べてみると今も
普通に売ってました(笑)。
ただ最近の上位機種などは、
3口ともIHという商品も多く、
ラジエントは以前より
影が薄くなった印象です。
なので、
「ラジエントなんて
使ったことないなあ」
と思っている方でも、
昔のIHコンロの
奥についていた小さい一口。
あれがラジエントだった、
という方は案外いるかもしれません。
====
で、電気で料理といえば、
IH一択感の昨今、
そもそも今もラジエントが
選ばれる理由とは?
と思い、
あやふや知識を正すために
ネットでもいろいろ
調べてみました。
====
まずよく出てくるのが、
IHの電磁誘導方式を
できるだけ避けたい、
という方。
電磁場などを気にされて、
IHではなくラジエントを
選ばれる方ですね。
ただし、
「ラジエントなら
電磁波がゼロ」
というような
単純な話ではありません。
ラジエントも電気製品です。
ここはまあまあセンシティブな話題で
いろいろなご意見あるところかなと。
が、このポイントが
ラジエントかIHかで
前者が選ばれる最大の
理由かなと思います。
====
もうひとつ多いのが、
調理方法そのものに
魅力を感じている方。
ラジエントは、
ヒーターそのものが熱くなるので、
遠赤外線や余熱を使った
調理に魅力を感じて
選ばれる方もいるようです。
煮込み料理だったり、
肉を焼いたり、
余熱を利用して
じっくり火を通したり。
===
ただ、
「ラジエントだから
料理がおいしくなる!」
とまで私には言い切れません。
そもそもの料理の腕が
一番重要かなと(笑)。
====
あと、もっと現実的なところでは、
IHでは使えない鍋でも
使える場合がある。
ということ。
IHは鍋の材質や形状によって、
使える、使えないがありますが、
ラジエントは、
ヒーターから熱を伝えるので、
耐熱ガラスなども含めて、
IHとは使える調理器具が
違ってきます。
もちろん、
何でも使えるという意味ではなく、
機器と鍋、それぞれの
説明書の確認は必要なので
そのあたりは自己責任で
よろしくお願いします。
====
そして、
ガスの裸火は使いたくない。
でも、
IHにも何となく抵抗がある。
という方。
====
調べてみると、
効率が一番いいから
ラジエント!
というより、
何を大切にしたいのか。
あるいは、
何を避けたいのか。
そういうところから
選んでいる人が多いように
感じました。
====
で、ここまで書くと、
「そんな選択肢があるなら、
なんでもっと普及してないの?」
という話になります。
もちろん、
ラジエントにも弱点があります。
====
まず、IHに比べると
熱効率では不利です。
IHは鍋そのものを
発熱させますが、
ラジエントは一度ヒーターを熱して、
そこから鍋に熱を伝える。
なので、立ち上がりの速さや
熱効率というところでは、
IHに分があります。
====
そして、トッププレート自体が
かなり熱くなります。
電源を切ったあとも、しばらく熱い。
これは余熱調理には
使えるわけですが、
逆にいえば、
うっかり触ったら危ない。
IHも鍋からの熱で
トッププレートは熱くなりますが、
ラジエントはそもそも
そこを発熱させています。
余熱が使える。うーん、いい感じー
でも、余熱が残る。うーん、火傷怖いー
長所と短所は
だいたい裏表ですね。
====
そしてもうひとつ。
選べる機種が少ない。これは結構大きいです。
ガスコンロやIHなら、
各メーカーから
ものすごい数の商品が出ていて、
価格帯も機能もいろいろ選べます。
ラジエントは、
そこまで選択肢がありません。
故障したときの交換や、
将来の買い替えまで考えると、
ガスやIHほど、
「まあ、その時また
選んだらいいですやん」
とは、ちといかない。
このへんは、
家の設備として考えると
結構大事です。
====
なので、熱効率や立ち上がり、
安全性、商品の選びやすさ、
そういうところを
優先するのであれば、
わざわざラジエントを
選ぶ理由は少なくなります。
逆に、IHとは違う加熱方式がいい。
使いたい鍋がある。
余熱を使った調理が好き。
などなど、
そういうところに
魅力を感じる人には、
候補に入ってくる。
万人向けというより、
「これが自分には合う」
という人が選ぶ熱源なのかなと
思います。
====
で、ここまで調べていて、
そういえば!
と思い出したことが
ありました。
私が輝建設で仕事をしてから、
ラジエントヒーターを
キッチンの熱源として
入れさせてもらったのは、
たぶん一組だけ。
今から20年近く前です。
そのお客様は、
「マクロビオティック」
の料理教室を
されている方でした。
====
工事が終わってから、
そのお客様のお料理を
いただく機会がありました。
これが、とてもおいしかった。
ただ当時の私は、
そら料理教室されてる方やから、
料理が上手なんやろな。
と思っていました。
いや、たぶん、
それが一番大きいとは
今でも思っています(笑)。
でも、
もしかすると、
ラジエントという熱源の特徴も
多少は関係していたのかも
しれません。
余熱、結構大事ですよね!
料理においては。
(余熱メインで選んで
いらっしゃらないかもしれませんが)
====
とはいえ、
おいしさを追求するために
熱源まで選び分ける、
というところまでいくと、
ある程度料理する人の
技術や経験も必要なのかなあと
私は思います。
弘法筆を選ばず、
なのか、
弘法だからこそ
筆を選ぶのか。
さあ、どっち!(笑)。
====
実際の家づくりの多くの
キッチン熱源は
「都市ガスが来ていますか?」
「オール電化にしますか?」
「裸火はちょっと怖いですか?」
などなど、
そういうところから、
ガスにするか、
IHにするか、
の2者択一になることが
ほとんどです。
最初から、
「私はラジエントで!」
という方には、
ほぼ出会いません。
====
でも、家づくりって、
案外、「AかBか」
ではないんですよね。
ガスかIHか。だけではなく、
ラジエントもある。
その間もあるし、Cもある。
場合によっては、組み合わせてもいい。
選択肢を知った上で、
自分の暮らしには
どれが合うのか。
結局は、
そこなんだと思います。
ということで、
また次回。
====
追
ちなみに、
「で、ラジエントって
どこが作ってるん?」
という方も
いらっしゃるかと思います。
調べてみると、
現在もちゃんとあります。
3口タイプの
ラジエントヒーターもあります。
気になる方は
こちらからどうぞ。
↓↓↓↓
MFG
スーパーラジエントヒーター
https://m.terukensetsu.jp/l/m/R7KCsEu4WpfEOC
↓↓↓↓
三化工業
ハイラジエントヒーター
https://m.terukensetsu.jp/l/m/Wn5DF4hkZ6APsM
こういうのを見ていると、
ガスかIHか、
という二択で考えていた
キッチンの熱源も、
掘ってみると、
まだまだいろいろありますね。
まあ、選択肢が増えると、
家づくりはまた
悩ましくなるんですが(笑)。
ま、また長文
やってしまいました。
お許しを、、、汗。
=====
追の追
長文やって言っているのに(汗)
すみません、
最後に思い出したことを追記!
20年前は
オール電化で深夜電力が
いまよりもだいぶお得感があったので
ガスでなく電気。
電気ならIHでなく、
ラジエント、、、とという
流れでした、確か。
ーーーーーーーーーーーーーーー
メルマガの感想やご意見を募集しています!
https://m.terukensetsu.jp/l/m/sNrMWacnWEOUr3
ーーーーーーーーーーーーーーー
【Instagram】
https://m.terukensetsu.jp/l/m/uLy4UOWvdFZJqL
ーーーーーーーーーーーーーーー
【Facebook】
https://m.terukensetsu.jp/l/m/sedGRH6uAvIelI
ーーーーーーーーーーーーーーー
【輝建設ホームページ】
https://m.terukensetsu.jp/l/m/byHAMUtiQvTPIo
ーーーーーーーーーーーーーーー
【輝建設ブログ】
https://m.terukensetsu.jp/l/m/OGxxKPsuF6kgM5
ーーーーーーーーーーーーーーー
【輝建設コハラの古民家再生ラジオ】
https://m.terukensetsu.jp/l/m/gbQTCLRbdx4rKl
過去ログのみになります。
ーーーーーーーーーーーーーーー
メルマガ解除はコチラ(解除しますと再登録できません)
https://m.terukensetsu.jp/l/m/bZIVRGTz9CnS50
家づくり百貨には、プロのつくり手同士が「本当に信用できる」と数珠つなぎで紹介し合った全国68社の工務店・設計事務所が参加しています。記事で学んだことを、信頼できるつくり手との出会いにつなげてください。
最近公開した記事
続きを読むには会員登録が必要です。