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クオホーム

0を作らない意匠設計

こんばんは
クオホーム本田です

本日は朝一から外構の
現場打ち合わせ。

お昼はインスタライブから
そのまま設計打ち合わせ。

それが終わって現場へ移動。
レベルの確認をしてきました。
なんか違和感、修正です。

夜は大阪で打ち合わせ。
なかなかバタバタの一日。

こういう日は頭の中で
図面と現場と外構が
ずっとぐるぐる回っています。

さて本日は意匠設計の話。

家のデザインを考える時に
多くの方がやりがちなのは
良いものを足していく事。

かっこいい照明。
かっこいいタイル。
かっこいい洗面。
かっこいい窓。
かっこいい外壁。

一つ一つは確かに良い。

でもそれを全部足していくと
なぜか家全体としては
微妙になる事があります。

これは本当に多いです。

理由は簡単で意匠設計は
足し算ではなく
「掛け算」だから。

10点の素材を集めても
途中に0点が入ると
全部が0に近づいてしまう。

ここが怖いところ。

例えば外壁が良い。
窓の配置も良い。
屋根の掛け方も良い。

でも玄関ポーチだけが
妙にちぐはぐ。

外構の土間の割り方が
なんか雑。

室外機の位置が
道路から丸見え。

こうなると一気に
全体の印象が落ちます。

設計になれていないと
どうしても室内の設備や
素材に目が行きます。

キッチンをどうするか。
床材をどうするか。
洗面を造作にするか。

もちろん大事です。

でも意匠の完成度は
そこだけでは決まりません。

むしろ地味な部分で
決まる事が多いです。

窓の高さをそろえる。
軒の出を整える。
雨樋の位置を考える。
エアコンの配管を隠す。
外構の高さを合わせる。

こういう地味な仕事。

でもここをサボると
0が生まれます。

かっこいい家をつくる時に
一番大切なのは
見せ場を増やす事ではなく
悪目立ちする場所を
消していく事です。

足すより先に消す。

これが大事。

外構の打ち合わせでも
いつもそこを見ています。

この塀は本当に必要か。
この段差は自然に見えるか。
植栽で隠すのか。
そもそも見えない位置に
移動できないのか。

現場でレベルを確認するのも
そのためです。

図面上では問題なくても
実際の道路の高さや
隣地との関係を見ると
あれ?となる事があります。

そこで無理やり納めると
あとで違和感になります。

その違和感が0点になる。

意匠設計は
100点を目指す前に
0を作らない事。

これを意識している
設計者としていない設計者では
仕上がりがかなり変わります。

しかもこれは高い材料を
使えば解決する話では
ありません。

むしろ高い材料を使っても
納まりが悪いと台無し。

逆に普通の材料でも
高さ、線、余白、見え方が
整っていると良く見えます。

だから予算配分も大事。

お金をかける場所。
お金をかけない場所。
見せる場所。
見せない場所。

ここを間違えると
総額は上がるのに
仕上がりは普通。

一番もったいないです。

家づくりで大切なのは
全部を豪華にする事では
ありません。

全体のバランスを見ながら
0を作らないように
丁寧に整える事。

性能も大事。
耐震も大事。
断熱も大事。

でも最後に暮らしの満足度を
じわっと上げるのは
こういう意匠の整え方です。

設計打ち合わせの時には
ぜひ聞いてみてください。

この家で悪目立ちしそうな
場所はどこですか?と。

その質問にスッと答えられる
設計者なら安心です。

ご参考に。

では、では。

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