こんにちは。
輝建設のコハラです。
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古い板がもつ、
あのなんともいえない雰囲気。
みんな、大好き、雰囲気キラー。
英語では、PATINAというらしいです。
古材を生け取りしたりするのも
あの雰囲気が好きなので。
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で、実際使う段になっての
よくある問題は枚数が揃わない。
どうしても、
生け取りする数はまちまち。
必要な枚数が必要な場所に
揃うことがほぼないです。
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古民家の仕事で
よく古材を使うのですが、
枚数揃わないのは
結構しくはくします。
古材じゃなくても
新築でも
古材みたいな感じにしたいという
お客さんからのリクエストも多く。
で、
「新しい板でも、
こんな感じにでけへんのかなと」
ということがあります。
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で、これがなかなか難しい。
塗装や加工で
なんとか古い板の雰囲気を
出せないものかと、
うちでもあれこれ
長年試しています。
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ひとつは、
ワイヤーブラシで
木の繊維方向に目荒らし。
木の表面を荒らして、
道管を剥き出しにして、
顔料が染み込む場所を
増やします。
そこへ、
ベンガラを焼酎で溶いて塗装。
そのあと、
オイルステインのクリアーで
目止めします。
オイルステインでは調色しない。
テカリというか
顔料の感じが違う感じがします。
ベンガラといえば
昔ながらの色粉。
特にメインの粉体となる
松煤が軽すぎるので
水だと溶けにくいので
アルコールの方が溶けやすい。
これは塗装屋さんに
教えてもらいました。
アルコールベンガラ塗った後は
柿渋で上から抑える
(=定着させる)
というのは
昔からありますが、
これだと、
あんまり止まらないと実感。
私の育った
南河内で主流だったという
ベンガラの抑えは
菜種油もありますが、
これはこれで、
なかなか乾かないので
埃がひっつく。
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昔ながらの材料だから
昔のようになる、
というほど単純でも
ないんですよね。
複数回するとか
むらっけあるところが
日々の雑巾掛けなので
いい具合に濃淡がありつつ
厚みは均一化するというか。
時間は偉大です、ハイ。
で、その方法でやったものがこちら
↓↓↓
https://m.terukensetsu.jp/l/m/lA18TlHyEDBzcn
が、すでに15年近く経っているので
エイジングが入っていますが。。。
こちらももうひとつ。
↓↓↓
https://m.terukensetsu.jp/l/m/EtXU6sOXgq9X0R
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もうひとつは、
もっと時間任せ。
新しい板を
数ヶ月、外に放置します。
雨に打たれて、
日に焼かれて、
表面が傷んで
少し毛羽立ってくる。
同じように
塗装してみます。
染み込む染み込む。
でも、なんか染み込みが
深いだけのような気がします。
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そして、最近人気の
「ラフソーン仕上げ」。
なんだか
おしゃれな名前ですが、
要はただの帯鋸の
鋸の目を残した仕上げ。
機械で板を挽いたときの
鋸目がそのまま
表面に残っている感じです。
ツルツルに仕上げず、
鋸目を残した状態は
一番最初の
ワイヤーブラシをかけたのと
同じ状態ですが。
より、ワイルドだろうってことで
染み込みも多い。
これもワイヤーブラシのときと
同じように塗装する。
これも、
きれいに製材された板とは
違った表情になりますが、
やっぱり、染み込みが多くて
雰囲気は綺麗な製材に塗装よりも
雰囲気ですが、
やっぱりまだまだ若い感じで
なんか違うなと。
ちなみに
ラフソーンは
ROUGH=荒く
SAWN=挽かれた
ということです
(いや、ほんとにちなみに的ですみません)
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さらにさらに、
板に色入れ大勢注目なのは
最近、おしゃれ工務店界隈では
鉄媒染という
木を染める方法も
でてきました。
木に含まれる成分と
鉄を反応させて、
塗料の色を
表面にのせるというより、
木そのものを
発色させるような方法です。
これもまた、
普通に茶色や黒の塗料を
塗ったものとは違うので
きれいなのですが、
ここでもとめているのは
単に綺麗なのではなく
年月を経たPATINA…
この再現はなかなか難しいなと。
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とまあ、
あれこれ試しているのですが、
結局のところ
まだまだ思ったものはできません。
「的なもの」はできるけど、
あくまでも「的なもの」。
的なものでいいところと
そうでないところがあるので
この技術、
なんとか会得したいのですが
まだまだ道半ばです。
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塗装がかかった古い板や、
長年、日に焼けた板にある、
あの適度な濃淡。
あれをなんとか
新しい板でも
出したいわけです。
表面を削ったり、
荒らしたりすることで、
塗料の入り方に差をつくって、
濃いところ、
薄いところを
つくろうとするのですが……
そもそもの古材は
削ったりなんやりで
表面をいじめているわけではないので
なかなか、
あんなふうにはなりません。
きれいに製材された
板や柱に、
オイルステインを塗る。
多少、木目は見えます。
でも、
どうしても均一に
オイルが入ってしまう。
古い板にある、
ここは濃い。
ここは薄い。
ここは擦れている。
ここは焼けている。
という、
なんともいえない
濃淡の違いが出ない。
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考えてみれば、
当たり前なのかもしれません。
何十年、
場合によっては百年以上、
日に当たったり、
雨に濡れたり、
人が触ったり、
物が当たったり、
擦れたり、
汚れたり、
そんなことが
繰り返されてできた表面です。
古材の表情というのは、
単純に「色」の問題では
ないんでしょうね。
木の表面そのものが、
長い時間をかけて
場所ごとに違う状態に
なっている。
それが結果として、
あのなんともいえない
濃淡になっている。
む、むずかしい。
古材っぽい色を
つくろうとしているのですが、
どうやら、
色だけの問題ではないのは
わかるのですが、
このあたりは、
まだまだ研究の余地が
ありそうです。
また何か、
「これは!」
という方法が
見つかったら
ご報告します。
ということで、また次回。
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追
今週末の完成見学会のお知らせです。
10月10日(土)・11日(日)、
大阪府柏原市にて、
古民家フルリノベーションの
完成見学会を開催します。
昭和初期に建てられた
小ぶりな古民家を、
古民家らしいところは残しつつ、
これからの暮らしに合わせて
全面改修しました。
写真ではなかなかわからない、
古いものと新しいものの
馴染ませ方なんかも、
実物を見ていただくと
参考になると思います。
古民家再生をお考えの方、
新築かリノベかで
迷われている方もぜひ。
予約制です。
詳細・お申し込みはこちら。
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