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株式会社あすなろ建築工房

コスパのよい住宅会社は?

こんばんは。
あすなろ建築工房の関尾です。

なんだかんだとこの一週間もバタバタでした。
参加している住環境価値向上事業協同組合(通称サレックス(SAREX))のワークショップで東京都大田区の創建舎さんにお伺いし、翌日は浜松の平松建設さんにお伺いし、土曜日はあすなろ建築工房の安全大会があったり、日曜日は高校の同級生の墓参りに行ったりと慌ただしい一週間で、気が付くとメルマガが一週間の間が空いてしまっていました。
どんなに忙しくても、毎日メルマガを配信しているクオホームの本田さんや、凰建設の森さんには頭が下がります。

創建舎さんでは社員大工の育成について学び、平松建設さんでは工務店の行うべきDX(デジタルトランスフォーメーション)を学んできました。
●創建舎
https://asunaro-studio.jp/l/m/h20LV8jGixZeAk
●平松建設
https://asunaro-studio.jp/l/m/9zjYC8rIiTCrlX
ここでの学びについては、また別の機会にお話ししたいと思います。

数日前の凰建設の森さんのメルマガで、「依頼先、学びのコスパは?」というメルマガがありました。
毎回、納得させられるメルマガ内容なのですが、この内容も深かった。

「学びばかりしていて、本業ちゃんとやってるの?」とお叱りも多い私であり、先週は「学び」が多かった週でもあるので、さらに深く感じてしまいました。
メルマガに「学びのコスパを重要視する」という言葉があったのですが、これが深いものでした。

変化に弱い組織は、どんどん弱くなってしまいます。
特に我々の業界のように、人口が減って斜陽産業と呼ばれている業界では、情報や知識をいち早く得ることが、生き残りにとっては不可欠です。
そして、この業界は、まだまだ学術的に検討が遅れていた分野でもあります。
日々技術が進歩し、ニーズが変化していく業界でもありますので、いち早くそれらの情報を知る必要があります。

このように家づくりの施工方法や考え方も、日々進化つまり変化しています。
この変化に強くなるためには、自分にはないより新しい知識が必要になります。
その為には外に出て学ばなければなりません。

コンサル会社やフランチャイズなど向こうから足を運んでその知識を授けてくれる場合もありますが、それにはもちろん多大な費用が必要になります。
工務店業界にはホントにたくさんのコンサル会社やフランチャイズがはびこっています。
毎日のようにダイレクトメールが届きます。
コンサル会社やフランチャイズのお誘いです。

コスパよく経費を最小限に学ぶには、そのような費用のかかる相手から教わるのでなく、同業の成功者から教えを乞うことです。
学びのために必要な時間や交通費などは、お客様から頂いた大事な大事なお金から支出されるものです。
学びのコスパをよくして、その成果をさらに次のお客様に還元していくことが大事。
コスパが悪い学びは、お客様への還元も少なくなるか、もしかしたら赤字になってしまいます。
森さんのメルマガにもあるように、顧客に対してもコスパの悪いお家しか提供できなくなってしまいます。

コンサルやフランチャイズから得た知識や営業ノウハウや標準プランは、他の住宅会社も使っているもの。
競争力の持続性は限られています。
旬が短いものです。
旬が短いので、次々にお金を払って新しい情報を得続けなくてはらりません。
つまりコンサル会社やフランチャイズから得た情報で家づくりしている住宅会社さんは、結果としてコスパの悪い家を提供することになってしまいます。

森さんのメルマガにも「私のノウハウを提供しますので、あなたのやり方を教えてほしい。」の話がありました。
私もクオホームの本田さんから、このメルマガの配信方法を学び、凰建設の森さんから全館空調方法を学びました。
私からは、設計手法などをお伝えさせてもらっています。
「関尾さんのメルマガが勉強になった」と同業者からご連絡を頂くことも多くあります。
私も仲間のメルマガから勉強させてもらっています。

私も学びに行ったし、学びにも来てもらいました。
先週は、平松建設さんにDXについて学ばせてもらいました。
来月か再来月にに平松さんがあすなろ建築工房にお越しになる予定です。
先日、リブアースの大橋さんがあすなろ建築工房にお越しになりました。
おそらく数か月後に私たちもリブアースさんにお伺いする予定です。
こんな感じで皆、工務店同士が教え合い、学びあっています。

住宅会社も得意不得意があります。
不得意を学び、得意を教える。
ギブ&テイクです。

学び合う仲間である、クオホームさんも樹々匠建設さんも最初に会ったときは、普通のお家を造られていました。
それが今では、めちゃくちゃエモイ家を造られています。
彼らも他の設計事務所や工務店さんの家を見て学び、自分たちに落としこんできました。

学んだ会社は、他社のよいところを取り入れて進化をしています。
進化した姿をまた見てもらって、さらに進化をしようとします。

もしも私の周りに「周りに見せない」という会社があれば、その会社はヤバいです。
進化が止まることになります。
他社に見せることによって、自分のキャパが空いて、他のことが吸収できるようになるものです。
何かを放出しなければ、キャパがパンパンになってしまって、他の知識が入ってこないものなんです。
何かを放出すれば、それを埋めようと努力するものなんです。

家づくりにおいて、自分で開発したり、発見したことなんてほとんどないと思います。
私だって同じです。
例えば、床下エアコンのノウハウは、新住協で基礎を学び、西方先生や松尾設計の松尾さんに事例を学び、オーガニックスタジオ新潟さんで実物をみせてもらって自分に落とし込んで得たものです。
他の知識も他の会社さんなどから見聞きして知ったことばかりです。
教えてもらったことだから、教えてもらった人に敬意を払った上で、また他者に教える。
教えることで、自分の知らないことを教えてもらうことが出来、さらに進化する。

以前のメルマガでもお伝えしたように、鹿児島のシンケンさんに、スタッフと共に毎年のように訪問しているのは、シンケンさんも常に進化しているので、それを学びに行っています。
そしてそこで学んだ私たち「あすなろ建築工房」も常に進化を続けています。
そこで学んだことは、自分たちに落とし込んでから、自分の言葉にして他の方にもお知らせするようにしています。
シンケンさんで学べる会社さんは限られています。
貴重な学べる機会を得ている身ですので、学んだことはしっかり身に着け、そして他の方にも伝授させてもらっています。
シンケンさんは、工務店最強ですので、出すばかりでも問題はありません。(^^)
でもきっと私たちの知らないところで学ばれているに違いありません。

逆にこのような交流が出来ていない工務店さんは、ちょっと将来を心配してしまいます。
最初にお話した通り、斜陽産業ですから、今後も顧客奪い合いは加速していきます。
進化を続ける会社しか生き残れない業界です。
メルマガをお読みの方でこれから家づくりをする方にとっても大事な話です。
大事な大事な家づくりを託す相手ですので「学び合っている会社であるかどうか」をブログやインスタやメルマガなどでチェックしてみるといいと思います。
「学び合っている住宅会社」は強いです。
生き残るし、なんといってもコスパがいい。

おっと、本題に入る前にえらく長くなってしまいました。
ホントは本題で「スタディコーナーのススメ」を書いていたのですが、本題は次回のメルマガにしたいと思います。
このまま本題に入ってしまうと、また「メルマガ長すぎ」ってクレームが入ってしまいますので、本日はここまでにしておきます。(^^;
次回もお楽しみに。

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