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株式会社プレゼントデザイン

グレー本とは??

こんにちは。
プレゼントデザイン 川端です。

ようやく、工務店から
依頼されていた
構造計算などが一区切りつき、
自社物件のプランに集中できそうです。

今日は少しマニアックな、
構造計算の実務のご紹介。

まずは3月から、
長期優良住宅の制度が変わります。

長期優良住宅は
行政が書類などをチェックする
時間や能力がないため、
ほとんどの場合、
民間の第三者機関に技術審査をしてもらい、
行政はその書類の認可だけをする
という形をとっています。

3月までは長期優良住宅の技術的審査という
申請を行っていましたが、
それ以降はこの審査がなくなり、
設計性能評価で統一されるそうです。

まあ、今まで分かれていた方が不思議だったので、
良いことだなあと思います。

まあ、お客様にはあまり関係ないかもしれませんが、
実務者はいつ出すかで
やり方が変わります。

そして、今日の審査機関とのやりとりで、
構造計算のやり方を少し考えないと
いけなくなりました。

よく私は耐震性のことを
ダンボールで説明しますが、
蓋がしまっていないと箱はひずみます。

ガムテープでしっかり留めれば、
箱は頑丈になります。

基本は建物も一緒なのですが、
パッシブデザインで南側に窓を大きくとると
耐震性が落ちることになります。

その分、屋根を強くしていたのですが、
今までは、床を斜めにして
強くしました。というやり方をしてましたが、
今後はもっと正確に審査すると指摘がでてきました。

というのも構造計算を解説している
本があり、
その拍子がグレーなので、
実務者はグレー本と読んでいます。

2017年に改定版が出ていますが、
そろそろ浸透してきたから
厳しくするぞ、ということのようです。

まあ、よくよく見たら、
今までプレゼントデザインが
やってきた考え方とそう変わらないので、
やることは大きく変わらなそうです。

ただ、そこまで理解して
やっている実務者もいないかもしれないので、
少し混乱する人もいるかもしれません。

耐震等級3で計画を進めていて、
着工前に柱や壁が増える!
となったら、
この話が原因かもしれません。

色々変化に対応していかないといけませんね。

それでは、また次回。

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