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株式会社 北村建築工房

「床材を濃く色付けすることの良し悪し」

こんばんは

まずはお知らせをひとつ。
ちょうど実例集をUPしたところ
ですのでお立ち寄りくださいね。

夏に完成見学会を行った
逗子市の「家暮楽の家」です。
名前の通り、まさに

「家」の「暮らし」を「楽しむ」

のが画像から感じ取ってもらえたら幸いです。

吹き抜けに柱の無い3.5Mの
大開口部を防犯ガラス仕様の
両引分け型高性能木製サッシで
ソトとつながる暮らし。

夏冬共に床下・小屋の各エアコンで
家中温度ムラない暮らしを想像しな
がら皆さんで暮らしをイメージ
しながらご覧くださいね。

設計施工実例集はこちらから↓

家暮楽の家|逗子市の注文住宅なら北村建築工房

逗子市池子に建つ、延床面積33坪の木成りの家「家暮楽の家」です。住宅街の細長い路…
ki-kobo.net

さて、今日は地元のリフォーム現場へ
行った後に、女性スタッフと共に
横須賀「双葉の家」の養生はがしへ。

丁度現場は気密測定をして
結果は C値0.4cm2/m2。

大きな二枚引込の複合サッシが
ついているので随分と数値は
落ちるかなと思いましたが
予想値よりいい結果で
安堵しました。

定番のセルロース断熱で
フィルム気密施工はしていない
やり方なので大工や監督の気配り
の成果かと思います。

このあとクリーニングが入って
内部はほぼ完成へ。離れの小屋の
中味は・・お楽しみです(笑)

外構周りを残してますが植栽などは
第一弾まででお引き渡しとなるため、
我々の仕事もあともう少しです。

お披露目となる見学会ですが、
最近は一日かからずに満員御礼と
なるのが続いていたので、
「二日間ぐらいやってよ」と
ご意見を多く頂いており・・(汗)

なおさら今年は最後の完成見学会
となるので頑張って二日間やります。

日程は 11/20,21(土・日)で。

受付開始は7日(日)の18時に
WEBにてオープンしますのでHPを
ブックマークしておいてくださいね。

28坪程のコンパクトなお宅
(でも母屋以外にも色々
しつらえがあるワクワクする
こと間違いなしなお宅です)
ということもあり、組数限定で
募集しますのでお近くの方は
是非お見逃しなく!

・・でようやく本題のレシピ。

今日は床の着色仕上げについて少々

このメルマガを読んでいる方は
おそらく無垢フローリングを
希望されていると信じてます(苦笑)

針葉樹や広葉樹、節の有無し
や傷の付きやすさなど色々と
悩むパーツですよね。

高級感あるチークやウォールナット
、チェリーなどの材も人気ですが
お値段が高いので悩む人も多いはず。
そう、原則としては

濃い目の板材 = 値段は高い

というのがセオリー。

でもどうにか濃い色の室内に
したいという方には値段も手ごろな
材種にして、濃いめの色の浸透性
塗料で着色する手があります。

あっ、ペンキのように木目を潰して
しまうとか、ウレタン仕上げをする
とかはここでは論外として話してます。

さて、ここで注意点を二つ。

一点は材種によって木自体の
油が多いと、木の目が強調
されて随分とイメージとは違う
仕上がりになり兼ねない。

ということ。

ましてDIYで考えている人は
塗りっぱなしは色ムラのリスク
もあるので拭き取りをお勧め
しますがファンシーな仕上がり
になりやすいので慎重に決めてください。

もう一点は、

「経年の色褪せ・削れ」

当然時間が経てば表面の塗装は
薄くなっていくので、着色して
いるのは差がはっきりと出てきます。

そうなると際の残っている
ところとの差をなくすため、
部分補修するも上手くできず、
結局全体を削る可能性も出て
きたりとなかなかうまく整え
るのは技術とセンスが少々必要。

経年変化で良い感じに
汚れて傷ついてくれば、
いわゆる古材のような
ヴィンテージ感あふれる
いい感じになるかもしれ
ませんが、そう単純な
話ではないんですね・・。
外部の土足使用での床材
のヴィンテージ感とは
ニュアンスも違うし。

ここは言葉では難しいので
依頼先によく相談してみて下さい、
すいません他人任せで・・。

はい、そうです・・
私はあまり着色を
お勧めしない派です。

あくまで、あくまで
個人的な意見ですので
あしからずです。

経年の使用感に日焼や汚れなどで
変化する床は本来の素地の色を
生かしたほうが長年気兼ねなく
付き合えると思ってます。

勿論、無塗装もアリだし、
自然派植物塗料で仕上げて
いい飴色の変化を楽しみつつ、
汚れも保護するという考え方が
いいかなと。

確かにフロアごとに考えると
床材の差額は数万では足りません。
そこの数十万は予算に収めるため
に様々妥協する中では大変な数字です。

ただ、それこそ体に触れ、
目に入る一番身近な素材でも
ありますし、30~40年は付き合う
だろう、ほぼ張替えをしない
だろうパーツなので、内装としては
最後の砦的な存在として粘るだけ
粘ってチョイスして頂きたいです。

是非、本来の色合いを大切に
床材を選ぶよう頑張ってくださいね。

ちなみに最初に事例集UPで
紹介した「家暮楽の家」
は一階床がウォールナット。

とても濃いしつらえですが、
一点、二階は明るい肌色の桧。

この組み合わせは普通おかしい
ですよと言われるチョイス。
一軒ではこの組み合わせは
世間的にはタブーでしょうね。

この差が気になるか
どうか、そんな目線でも
見直してみてくださいね。

家暮楽の家|逗子市の注文住宅なら北村建築工房

逗子市池子に建つ、延床面積33坪の木成りの家「家暮楽の家」です。住宅街の細長い路…
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皆さんのご意見も興味あるので
御感想をお待ちしております(笑)

着色のことからいつの間にか
床材のチョイスの話になって
しまいましたね

飾るということは
整える手間もある

ということもお忘れなく。

ではでは

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