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株式会社プレゼントデザイン

建築バカであってほしい。

こんにちは。
プレゼントデザイン 川端です。

最近、
嬉しいお言葉をいただくのが、
初めてお会いしたのに、

「プレゼントデザインで家づくりをしたい」

と言っていただくこと。

メルマガを読んでいただいている効果で、
ありがたいなと思うとともに、
身が引き締ます思いでもあります。

ただ、あまりにも過大評価されていると、
少し不安にもなります。

どこの会社でもそうだと思いますが、
メルマガやYouTubeなどで言っていることは、
私のセールスポイントが多くなります。

しかし、私もまだまだ、
未熟なところもあります。

図面の精度も上げないといけないですし、
昨日もレンジフードの同時給排の
給気と排気が反対に接続されていることを、
台風後のお客様の点検で発覚し、
工務店にやり直しをしてもらいました。

もちろん、設計監理者が
レンジフードの接続に立ち会うことはないのですが、
給気と排気のダクトに明示させていれば、
起きなかったことだと思いますし、
竣工時の検査でもチェック見つけれたのではと
反省一塩です。

と、48歳、一級建築士を取得して、24年経っても、
まだまだなところはあります。

それを日々考えながら、
明日につなげていこうと
頑張ってます。

と、いきなり、
ネガティブな文章からスタートしましたが、
タイトルの建築バカの話です。

3月から入社している
スタッフの伊原を
10月1日から、年末まで、
工務店へ出向させることにしました。

口田南パッシブハウスを
現場監督として、
担当してもらいます。

下記が、彼のプレゼントデザインでの
2022年の仕事納め。

川端 順也 | 志和町の家 #赤瓦屋根 | Instagram

26 likes, 0 comments - pleasant.design o…
m.pleasant-design.com

常々、彼にも伝えていますが、
もっと、建築に
情熱と興味を持ってほしいと思い
決断しました。

もっときつく言えば、
建築バカになってほしい。

建築バカは決して、
悪口ではありません。

私はもともと現場出身だったので、
ディズニーランドやUSJなどに行くと
アトラクションより、

「どうやって作っているのだろう」

と壁を叩いたり、
裏側を覗こうとしたりします。

プライベートで旅行に行っても、
鞄にはスケールがあり、
フォルムがきれいだと思えば、
寸法を計ったり、スケッチを描く。

どっぷりと建築にはまっていること、
それが建築バカです。

時代はずれなのは承知です。笑

現状、社会では
週休二日制、残業もできるだけせず、
ワークバランスを考えた
働き方を重要視されます。

もちろん、若者は特に
そのあたりは敏感なことも
知っています。

仕事も大事だけど、
プライベートも大事。

もちろん、私も同じです。

でも、私は年を取っているのもあり、
そのような働き方(生き方)では、
何かを成し遂げることはできないと
考えています。

時代錯誤でごめんなさい。

例えば、イチローや大谷は
完全な野球バカだと思います。

偉業を達成しているから、
絶賛されていますが、

彼らの練習量を
仕事量としてみれば、
完全なワーカホリック(仕事中毒)ですよね。

甲子園に出場を果たす、
高校球児も休みだけでなく、
勉強の時間も野球の練習に費やし、
夢を追いかけます。

現代の社会は
働き過ぎることをよしとしない一方、
がむしゃらに時間をつかって、
達成した偉業は絶賛します。

自分がそんなに時間を使うことを
よしとしないけど、
他人が頑張るのは応援する。

なかなかの矛盾ですね。笑

建築の仕事はプロ野球とはいいませんが、
イメージしやすいのは、
料理の板前やシェフのようなものです。

他人がくつろぐ時間に
料理をふるまい、

朝早くから仕込みを行い、
夜遅くまで働く。

超絶ブラックな職場です。笑

修行の期間もながく、
一人前になるまでは、
休みの日もアンテナを張り続け、
安い給料から、
他店の料理を食べにいき、
そういった日々の努力の
積み重ねの上に、
独立開業の道があります。

ワークバランスを考えた
働き方を否定はしませんが、
社会はそこから外れた職業によって
支えられている側面もあります。

昨日のメルマガで書いたのと同様で、
日々の努力の先にしか
良い未来は存在しないと
私は考えています。

私の父は電気技術職、
母は調理師と新聞配達
兄弟の中で、唯一大学に進学した
私のために
休日も働いてくれました。

妻は英語教師、
彼女の両親は飲食店と、

私の周りは週休二日で
休むという人があまりいないので、
偏っているのかもしれません。

時代が変わっているのは
重々承知の上で、
技術職はバカでないと、
大成しないと考えています。

実は幼稚園児のなりたい職業には
大工が入っているのですが、

小学校になると激減します。

やはり、我が子には
週休二日で、安定的に
暮らしてほしいという親の心理が
子供のなりたい職業に影響しているのでは
と少し性格の悪い私は考えています。

確かに現在の私も
休みはないですし、

過酷な労働環境といえるかもしれません。

でも、苦ではありません。
(身体はバキバキですが、、、)

なぜなら、その苦労以上の
喜びがあるからです。

また、休みはないですが、
日々の時間は結構自由です。

急に時間が空いたら、
平日の空いている時間に
映画を見たり、

子供が小さい時は
熱を出したら、
私が病院に連れて行ったりもしました。

今は3月にニュージーランドへ
家族旅行を計画しています。

おそらく、
普通のサラリーマンではできない
時間の使い方をしています。

一般的な働き方でないから、
不幸と感じるとは限らないのです。

ちょっと、最後の方は
大分脱線しましたが、

うちのスタッフが成長して
来年帰ってくることを期待しつつ、

もし、あなたのお子さんが
大工になりたいといったら、

精一杯応援してほしいと思います。

大工などは最大の建築バカであり、
絶対なくならない業種でもある
日本を支える、
重要な仕事です。

○○バカが増えることが、
日本をよくするのではと
考えている
バカな川端です。

それでは、また次回。

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