家百マガジン

こんにちは。 シーナリーハウスの西村です。 今日は曇り空の一日でした。 天気予報のニュースは、来週からとんでもなく寒くなりますよのニュースばかりですね。 道路の凍結等も気をつけてください。 さて、今日のテーマは「規格住宅について考える」です。 現在、シーナリーハウスでは、規格住宅は建築しておりません。 かつて、シーナリーハウスというブランドを立ち上げる前には、新しい工務店像を模索する中で、いろいろなことをやってみようと土地を購入し、建売住宅を2棟ほど建築、販売したことがあります。 ハッキリ言いますと、その時の建売事業は、大失敗に終わりました(笑)。 家づくりに想いがあって、完全な注文住宅をメインで行っていた中で、どうしても建売は「家づくり」ではなく、「家売り」になってしまいます。 売れるか売れないかのポイントが、どうしても土地、建物込みの総支払金額が、購入されるお客さまにとって、魅力的な価格であるかどうかが一番のポイントになってしまって、建物の魅力よりも金額なんですよね。 どうしても・・・ そこが、私の価値観とどうしても合わなくて、そして、仲介に協力してくれていた不動産屋さんのチョイスも悪く、上手くいきませんでした。 シーナリーハウスをはじめてからも、鹿児島ベガハウスさんの関連会社IFOOさんが建築した建売住宅を大分で規格住宅として販売しようという動きもあったりしたのですが、その建物自体は、流石、ベガハウスさんという感じの建売で建物自体はとても魅力的だったのですが、大分で現時点、残念ながら1棟も建築されてはおりません(笑)。 想いだけでは、なかなか難しいところもあります けど、 幸野さんが設計したこの「アンブレラ」という規格住宅、とても魅力的だと思うんですよ。↓↓↓https://m-sceneryhouse.jp/l/m/GbtCkYSgIaRLeO こちらには動画もあります。↓↓↓https://m-sceneryhouse.jp/l/m/y1fzqLHNFxxZO4 ご興味ある方は、是非、私にお声がけください。 最初の1棟目の方は、シーナリーハウスとしても、かなり価格メリットがあるかたちにしたいと思います(笑)。 正直言いますと、1棟、大分の何処かに建ってしまうと、それを外観から見た人、見学会で観た人、バタバタと次が建ってくるんじゃないかと・・・ ですから、最初の1棟って大事ですよね。 だから、最初の1棟目の方には、いろいろとサービスしちゃいます(笑) 規格住宅の話、こんな話をしたかったわけではなく・・・・ ここ最近、大分でも多く建っているのは「建売」とか「規格住宅」ばかりになってきてませんか！？ ということが言いたかったわけでして、これは、何で！？ということなんですが、 この答えは、こうです。 建売住宅に関しましては、基本、土地で売っていますので、利便性の良い、小学校区が良いなど、土地が魅力的なところに建売住宅は建てられます。 従って、そのエリアで土地探しからしても、元々、土地がない、あっても土地代だけでとんでもない金額になる。 そのエリアのアパートに住んでいて、学区は変えたくない、ずっと家賃を払い続けるのはモッタイナイ、駐車場が2台以上欲しい、そもそもアパートの住空間が最低、などの理由で、どうしても新築の住宅に住みたい。 そうなると、同じエリアにある建売でもいい！ということになってきます。 基準は、「アパートよりは快適な暮らしになる」という基準です。 規格住宅が増えているのは、家を建てる側の住まい手さまの理由と、家を造る、売る側の住宅会社、工務店の理由と両方があります。 住まい手さまの理由は、それは、規格住宅がやはりリーズナブルな価格だから魅力的ということになります。 規格住宅で最初から決まっていますので、どれかをカタログから選んでもらったら、その後、家づくりの打合せはほとんどないですので、コストを抑えられます。 これは、家を造る、造り手側にある理由にも直結しますが、造り手側からすると、規格住宅で決まったものだけを対応するのであれば、優秀な設計士は要らなくて、営業マンだけで成立する。下手したら、建築とか住宅とかのこともにわか知識の人でもコミュニケーション能力さえあれば対応できてしまいます。 いろいろなことは早く決まり、早く決まるということは、手間もかからず、会社としてはいい事だらけとなるわけです。 そんなこんなで、規格住宅に力を入れる会社、その規格住宅に土地を付けると自動的に建売住宅になりますので、そんな建売住宅をガンガン建てようとする会社さんばかりになってきています。 会社経営的にもメリット高いので、業績もいいです。 私も、経営コンサルタント的には、規格住宅や建売住宅を営業力でガンガン売る、これはとても良く理解できます。 私に、建築愛、住宅愛、住文化や家づくりに携わる人間としての使命感がなければ、それをガンガンにやってます。 若くして、若気の至りでしたことのある、ブリタニカの英会社教材を売っていた時のように(笑)。 それはもう、とんでもない営業部隊を作り上げていると思います。 けど、それは、その会社は儲かるだけです。 家を手に入れた方は、それはそれなりに満足だとは思いますが、それでは、「四方良し」にはなりません。 勝てば官軍、売れれば正義がビジネスの一般論。 けど、ここは、私たちのようなゲリラ的な会社、ベンチャー工務店だからこその、力の見せ所です。 めんどくさいことに価値がある。 めんどくさいことからしか感動は産まれない。 元来、「本物」とはめんどくさいことの追及からなるものだ。 普通に考えてください。 「いいもの」って、そこにはめんどくさいことが絶対にありますよね。 そうなんです、めんどくさいことを敢えてやることからスタートしたのが、シーナリーハウス。 それは、家づくりの師匠のベガハウスさんがそうだったから。 ベガハウスさんのような感動する家づくりを大分でもしたい。 それは、ただ真似したいという思いだけでは、到底無理な決して簡単なことではありませんでした。 そこに立ちはだかる「めんどくさいこと」の連続。 そこからスタートでした(笑) 「めんどくさいこと」ってみんな嫌ですよね。 しなくてもよい「めんどくさいこと」は避けましょう。何も産みませんので・・・(笑) けど、そこから産まれる価値が素敵であれば、そうでないと産まれない価値があるならば、是非とも、この「めんどくさいこと」を受け入れて、それを楽しく克服していきたいと思います。 シーナリーハウスのスタッフにとって一番大事にしないといけないこと。 それは、 「めんどくさいこと」に最大の価値を感じること。 「めんどくさいこと」から逃げないこと。 逃げないことから得られる、とんでもない喜びを得ること知る。 みなさまも、そんなスタッフたちへの応援、宜しくお願い致します！ では、今日は、これで失礼させていただきます。

～昨日の続きです・・・～

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