こんばんは!
マルトの澤田です。
先日メルマガで触れたGXですが、
補助枠が一杯になりました。
160万もの補助金だったので、性能
高い家を造るお客様にとってはすごく
良い補助金ではあったのですが、
誰でも申請出来るのがこの補助金の
良いとこでもあり悪い所でした。
良い面は、子育てグリーンという冠は
ありましたが、どの世帯でも受けられた
補助金であった所です。
前年の補助金は子育て世帯だとか
若者世帯という年齢によるくくりや
家族構成によるくくりがありました。
よって子育ての終わった世帯や、
子供がいないまだ40代の働き盛り
の方は、どんなに性能が良くても
受けられない補助金だった訳で、
個人的にはこの部分を無くし、ちゃんと
した家を作って下さるお客様に補助が
いきわたる形にしてくれたのは、
大変評価しています。
ただ、悪い面が良くない。
グリーントランスフーメションという
事で、脱炭素社会へ向けての住宅部門
での取り組みという物なのに、柱や梁
といった骨組みに規制はありま
せんでした。
化石燃料を出来るだけ使わないように
する為の家造りと言っても過言では
ない内容であるにも関わらず、ここ
には切り込まなかった。
脱炭素に向かうには、もちろん化石燃料
を使わないとか、化石燃料で造る電力
を減らすとかの工夫は必要ですが、その
炭素を固定し、変わりに酸素を作ってく
れるのは木なんですよね。
それを輸入材でなく国産で出来れば、
莫大な輸送時のCO2排出も減らせら
れます。
なのに、ここにはメスが入らなかった。
つまり、どんな家でも性能さえ満たせば
取れる補助金だった訳です。
コンクリート造でも鉄骨造でも構わない、
室内に使う材料も新建材バリバリでも
問題ない訳です。
ここは正直納得出来ませんでした。
こういっちゃなんですが、ウチのお客様
の家がどれだけ脱炭素に貢献しているか
ちゃんと見て下さいよって言いたくなり
ます。
結果、、、
どこでも、どんな家でも性能さえ良ければ
使えるこの補助金はあっと言う間に、
ハウスメーカーの建売の家に持っていか
れちゃいました(泣)
国の補助金なので仕方は無いのですが、
本当の意味で脱炭素に貢献している家
に補助金が回らないのがやっぱり気に
いらない。
ここで叫んでもどうしようもないん
ですけど。
ただ、これに振り回されるのはいつも
私達工務店とお客様。
期待されていたお客様本当にすみません
いや、すみませんも本来私達ではなく
国が言うべき事なんですけどね(苦笑)
できれば、そういう家造りする人には
補助金ではなく、税制優遇などで、
確実に補助がされるような仕組みに
して欲しいです。
ではでは
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