家百マガジン

こんばんは！マルトの澤田です。 台風14号が日本中に甚大なる被害をもたらしました。私の住んでる滋賀は本当にありがたい事に何も無かったと言っても過言ではないぐらいです。 九州や中国地方、更に遠く離れた場所でも大雨で地滑りなど出てるようで、災害のあった地域の皆様にはお見舞い申し上げますとしかいえません。 不幸中の幸いと申しましょうか、週末の暑さは台風が持って行ってくれましたので、今日は少し肌寒いぐらいですね。 ようやく秋突入という所でしょうか 先週末のメルマガを読んだ方から追加で質問がありました 「先週の事も踏まえて、マルトさんなら何の外壁をオススメしますか？」 ムムム、一番答えづらい（笑） 耐久性ならタイルだ！自然な風合いのそとん壁だ！ とか、外壁を全てひとくくりでやるとちょっと難しいので、先週の話の通り、 ”木の外装材で出来るだけメンテしない” という縛りを付けさせてもらうなら私はやはり焼板をお勧めします まず、どの木の外装材よりも耐久性が高いです。 弊社が採用する天竜焼杉は、古来からの製造方法である”三角焼き”で作る為炭化層がしっかり形成されます。 この炭の層が、３０年～５０年もの間、剥がれる事なくベースの木の部分を保護してくれます。 30~50年もつような膜がついているイメージでしょうか。 仮に５０年後に炭化層が全てハガレ落ちたとしても、ベースの板の部分がまだ残っていますので、この板が風化して無くなるのには、またそこから５０年以上はかかります。 これは先日も言った通り、古い街並みや蔵など見て頂けば、それだけ”持つ”事はご理解頂けるのではないでしょうか。 次にその他の候補についても少し説明させて頂きます 着色系の板は、マメに塗りなおしをして下さるならこちらも長く持ちます。 但し、今回はノーメンテナンス縛りにしましたので、恐らく５年ほどで塗装はハゲ落ち、それ以降は板の厚みによる耐久となります。 天竜焼杉のように18~20ｍｍの厚みがあったり、シラタの無い赤身材であれば５０年以上持ちますが、薄かったり赤白混在（源平といいます）だと３０年前後で風化してしまう可能性もあります。 ウッドロングエコという木材保護塗料を塗った外壁材も大変長く持ちます。 メーカーさんはメンテナンスすれば「半永久的」みたいな表現しますが、それは流石に言いすぎ（苦笑） ウッドロングエコは確かに長くもつ材料なのですが、メンテナンスが有りきなんですね。 何もしなくて強いのではありません。 まずはしっかり乾燥した木を使い湿気が少なく水が溜まらない施工をし、定期的な清掃をする。 これをしっかりやれば、恐らく50年~70年は、再塗装などする事なく持ってくれると思いますが、先と同じくノーメンテナンス縛りですから、最終的にはこれも板の厚みで耐久年数は左右されてくるでしょう ここでお間違えないように注意して欲しいのですが、一般的に出回っている焼板は三角焼きではなく、バーナー焼きが主流でして、炭化層といえるほどの厚みはありません。 それこそ数年か一年もしないうちに炭部分は無くなります。 また板の厚みもかなり薄いので、３０年を一つの区切りぐらいで、条件良ければ+１０年と考えて頂いた方が良いかもしれません。 以上の事から、総合的にみるとやはり三角焼きした厚みのある焼板が一番ベストです。 但し、価格が高いのも確か（笑） 価格の問題は避けて通れませんが、長い目で見て下されば決して損にはなりません。 もちろん好みもあるでしょうから、価格、耐久、デザインを総合的に判断して板種については判断して下さいね ではでは

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