家百マガジン

こんばんは！アティックワークスの北川です。 本日もパッシブハウスの認定申請の図面や資料づくりをおこなっていました。１日事務所で図面など書いているとバテます。笑 設計事務所時代はそれが普通でしたがなかなかに１日中図面を描く耐力をなくしてしまっています。笑 さて今日は、建売について。 あるハウスメーカーが今年の春から注文住宅の割合を減らし建売に割合を増やしているそうです。 色々なものの価格が高騰し、注文住宅を建てるのが厳しくなってきたのは事実かもしれません。 そこで、建売住宅の再考っていう話があったりなかったり、、、 そんな兼ね合いもあり、あるハウスメーカーは建売の割合を増やしたのかもしれません。 建売のメリット。見てから買える。すぐ引越し出来る。打合せが少ない。 そういったところでしょうか？ 建売事業をするには当たり前ですが、宅建免許が要ります。 そして、資金力も必要となります。こちらで建てて待ってなければいけないので、建てるコストはこちらが最初に払うことになります。 そんなことから、簡単に工務店が参入できるものではないと思います。 で、話は戻り、価格高騰が厳しくなったから建売で考えてみるのはどうか？ 僕個人としての見解は、ない。です。 弊社は父親の代は建売をやっていました。数百の戸建てを建ててきました。 正直な話。父親はまじめだったので、それなりにちゃんとした家づくりをおこなっていました。 ちなみに当時の大工さんは今でも建ててくれている大工さんです。 そこに若造の私が返ってきた訳です。父親がよい家を建てようとしていたのを見ていて、よい家を建てたいな。と思い今に至っています。 そして、よい家を建てたくて高気密高断熱住宅に辿りついていました。 建売で高気密高断熱住宅を打ち出した時、誰一人として見向きもしませんでした。 一般のお客さんも業者側も。笑 当時はね。 そりゃ何か分からんし、普通よりお金かかる訳ですから普通の家でいいんですよ。 父親ともぶち切れの喧嘩を何度したかわかりません。 少しでもよいモノを建てたいと思い勉強すればするほど知識も増えます。 お客さんの為に本当にしなければならない事もたくさん分かってきました。 当時、建売で本当によいものを建てて売る。ってことをチャレンジしましたが、僕にはやり通せませんでした。 無理だと。判断しました。 今でも無理だと判断しています。 建売は土地建物なので土地も絡んできます。 また、大阪は土地も高いです。土地にかける費用建物にかける費用があります。 注文住宅でこだわって建てている部分をこだわらずそれっぽものでする事も出来るかもしれません。 そうしてコストは下がると思います。 でも、下げれない部分の方が多くあると思っています。 本当にお客さんの事を考えたらこれはしなアカン。っていうものばかりです。 なので、簡単に建売で再考って、無理やわ。 って思ったって話でした。 建売でよい住宅もあると思っていますよ。 今の知識量からすると当時のウチの建売はアウトです。頑張ってやっていましたが。 今全国中の建売でそれは買ってよかったぞ。いい家や！って私たち同業が思うようなお家は奇跡的な確率だと思ってもらっていいと思います。 エゲツナイことやっているお家に当たる確率の方が高い。 難しい時代ですね、、、 それでは。

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