こんにちは。
シーナリーハウスの西村です。
今日の別府は久しぶりの本降りの雨でした。
緑には嬉しい恵みの雨ですね。
今日も昨日の続きで、昨今流行りの
「DX」について考えていろいろと思うことです。
メルマガって改めて「いいな」と思っています。
昨日もみなさまに向けてメルマガを書いていて、
書いていきながら自分の考え方が整理され、
自分にも新しい発見がある。
家づくり、
家づくりをする会社、
家づくりをする人を考える上で、
いい棚卸の時間となっております。
経営者って結局は孤独ですので、
自問自答、自分の中でいろいろな情報を整理していくこと大事です。
昨日のメルマガで言ったことですが、
使い方を間違えると、
何かシーナリーハウスとして
大事なことがないがしろになるような気が・・・
ツールを使う人の問題は何も解決してくれないわけでして・・・
という、この大事なこと。
そうなんです、
私が気になっているのは、
DXの活用による「人による仕事の希薄化」です。
もともと、ハウスメーカーさん、
通称、プレハブメーカーさんは、
大工さんとか職人さんとかの手間を
極力省く家づくりを追及していくことで
建物の精度を高めたり、
建築工事を効率化したり、
してきたわけでして、
辛口の私から言わせると、もともと、
血の通った家づくりなんかしていません。
と言うか、そんなもの微塵も考えてもいません。
彼らは。
あくまで、ビジネスとしてのみの仕事。
ですから、彼らからしたら
「人の希薄化」は最初から想定済みですので
何ら問題ないわけでして・・・
しかし、私たちは、その全く逆。
ハウスメーカーさんからしたら、
泥臭い家づくり、
あえて手のかかることに価値を見出し、
面倒くさいことから逃げない。
思いっきり、「血の通った家づくり」を
しているわけです。
シーナリーハウスの価値は、
家づくりに携わる「人」の価値と
言っても過言ではありません。
ですから、
「人の希薄化」は言語道断。
ということになるわけです。
一昨日のカンファレンスイベントで
DX推進が上手くいっている会社さんの
成功事例だと、
・現場に行く回数が圧倒的に減りました!
・真面目な素人の女性社員が現場工程のチェックをしています。
・ベテラン社員が常にバックオフィスに居て、遠隔での現場対応はその人でしています。ベテランなので遠隔でも問題なく現場の職人さんとやり取りしています。
こんな感じでした。
なんと効率的なことでしょう。
これは素晴らしい!
とは、私はなりませんでした。
一番に思ったのは、
・若手の現場監督、育たなんじゃないかな?
・モノづくりから遠ざかる人材しか居なくなる気が。
・現場に直接行って職人さんと一緒に家づくりをして欲しいな。
そう率直に思いました。
DXによって、
距離の問題はなくなり、
会社は何処であっても
何処にいても家づくりは出来る。
つまりは、
お客さまが望めば、
東京の工務店と建築工事請負契約をして
東京の工務店が大分の住宅を建てることが出来る。
そういうことが可能であると。
理屈では分かります。
けど、それって・・・
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