凰建設の森です。
本日は現場の検査。
岐阜も少し北上すると
積雪地域があります。
今回は積雪地域での
家づくりになっており、
まだ雪の残る現場での
検査でした。
周りは歴史ある家ばかり。
なるべく、馴染んだ雰囲気で
設計をしていきたいな
という事で、形や素材を
周りに合わせた設計を。
感性が楽しみです。
お昼からは案件の引継ぎ会議。
これからインテリアデザインを
行う現場、これから工事に
入る現場、それぞれ、引継ぎを
行います。
これから工事に入る現場は、
いよいよ家づくり本番です。
演劇で言うと、今までは
脚本を考えたりする段階。
これからはいよいよ舞台稽古。
引き渡しの日が本番でしょうか。
家づくりに関わる人は、
多岐にわたります。
まずは、あなた。
スポンサーであり、観客。
そして総監督になります。
設計士の役割は脚本家。
監督の意向を汲んだ、
ストーリーを考えます。
演出家を兼ねる事もありますが
弊社の場合はインテリアの
デザイン担当がいますので
彼女たちが演出を考えます。
大工さん達は俳優さん。
舞台(現場)で生き生きと
動き回る、いわば主役です。
そしてあまり目立たない
存在だけど、ものすごく重要なのが
現場監督さんです。
舞台監督さんに相当するでしょうか。
演劇の場合は、観客の方は
俳優さんを見るのがメインですが
家づくりの場合は違います。
あなたは観客でもありスポンサー、
そしてプロジェクトの総監督。
全ての人と関わっていくわけです。
家づくりの事に精通した住まい手なら
大工さんはこの人、設計はこの人、
など、それぞれ好きな人に
仕事を依頼することができます。
実際、大昔のお屋敷の普請とは、
そんな感じで進んでいきました。
しかし、今はそうではなく、
家づくりと言えば建築会社に
依頼する時代です。
脚本、演出、俳優選びを
一手に請け負う所に全部任せる。
監督としては、この会社は
俳優(職人)はいいけど脚本(設計)
は、どうもなぁ、、とか
演出(内装)はすごいけど、
俳優(職人)のレベルが分からない、、
などなどで、依頼先に迷う訳です。
全部レベルの高い所は、当然
依頼する金額も高くなるわけで
いかに、コストを押さえ、かつ
自分の気に入ったものができるか、
悩むわけですね。
家づくりのコストを押さえて、
満足いくものにしようと思うと
方法は一つです。
あなたが詳しくなること。
総監督であるあなたの知識が
深まれば深まるほど、
力の入れどころが正しく
分かるようになります。
だから、プロが住む家は
どこもすごくリーズナブルに
いい感じの家になってるわけです。
家づくりは、あなただけの
オリジナルの舞台劇をつくり
あなただけが楽しむ贅沢な遊び。
生涯を掛けた壮大な娯楽です。
折角だから、沢山学んだ方が
いい家ができるってものです。
家づくりの学びに時間を
掛けるべきではないという
意見もあるかと思います。
そんな事よりも本業をしっかり
やった方が建設的だと。
勿論その考え方も正しい。
特に高給取りの方や、
社会的に必要とされる
仕事の方は、そちらに
力を入れたほうが得です。
しかし、どんな分野の事であれ
知識を得る事に無駄は一つもない。
知識の集積が知恵を生み、
人生を豊かにしてくれます。
家づくりは金額が大きい分
すそ野も広いです。
家づくりを通して、地域の事
社会の事も学べます。
家づくり中の今だけでなく
その知識や情報は、将来
あなたの役にたつ日が
必ず来ると思います。
レベルの高い監督さんで
あればあるほど、後輩の
監督さんに的確な
アドバイスができます。
監督として見る目を養うほど
誰に依頼した方が良いのかが
分かるようになってきます。
レベルの高い監督さんで
あればあるほど、各役割の
足らざる所を補えます。
あなたの役割は、お客様。
だけではなく総監督。
そう意識していただけると
絶対いい家が出来ていくはず。
どうぞ、参考にしてください。
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