凰建設の森です。
本日は全館空調設計講座。
会場は京都の工務店さんの自宅。
空調が動いている様子の実測も
行わせていただきます。
ガデリウスRDKRと
ダイキンアメニティエアコンを
組み合わせた全館空調。
私も同じ組み合わせの物を
使ったことがありますが、
これはかなり優秀な組み合わせ。
秋田の西方先生など、
この方式を好んで使われる
方もちらほら見かけます。
RDKRはロータリー式の
全熱交換換気システムです。
住宅でロータリー式なんて、
すごくマニアック。
結果は如何に。楽しみです。
さて、本日の話題はOB様向け。
岐阜でも、この3日間、雨天が続き
いよいよ多くの方が暖房を
つけておられるかと思います。
暖房をつけ始められた方、
数点確認をお願いします。
・床下エアコンを動かしている方へ
床下エアコンの近くに吸気口が
あるかと思いますが、暖房時期は
その吸気口は開ける想定です。
もし閉まっている様でしたら、
開けておいてくださいませ。
床下エアコンはまず床下空間が
温まります。そのため立ち上がりが
遅く、冷えるのも遅いです。
お勧めはまずは夜間だけの運転。
まずは温度低め、風量多めで
運転をしてみてください。
音がうるさく感じられるようであれば
風量は落としても構いません。
風向はなるべく水平に吹き出すように
設定していただければと思います。
日が昇った時点で「暑いな」と
感じたら、恐らくその日は
オーバーヒートです。
タイマーやスマホアプリを
利用して、明け方には運転を
停止できるように工夫してみて。
・屋根裏エアコンのある方へ
屋根裏エアコンの近くに、
吸気口がある場合、その吸気口は
年中開けておく設定です。
ただ、冬季のCO2濃度が低くなり
過ぎるようであれば、適宜、
開く量を調整してください。
床下エアコン、小屋裏エアコンが
両方備わっており、どちらの
エアコンの近くにも吸気口が
あるお施主さまは、
パッシブ換気になります。
冬季はエアコン近くの吸気口以外は
閉じていただいても大丈夫です。
・壁掛けエアコンの方へ
特に気にすることはありません。
設定温度や風量などは、
お好みで使って頂いて大丈夫です。
・浴室に換気扇が2つある方へ
冬季用の換気扇を基本に
使っていただきたく思います。
家の中の湿度が高過ぎる場合は、
夏季用の換気扇に切り替えても
大丈夫です。
家の湿度が50%を超えるようであれば
夏季用の換気扇も使ってみてください。
・カーテン、ハニカムサーモについて
日照があるときはできるだけ開ける。
日照がないときはできるだけ閉める。
・トイレの換気扇について。
基本的にはそのままの設定で大丈夫です。
デマンドコントロール機能のある換気扇を
設置させていただいている方で、
Netatmoを同期させていただいている
方につきましては、適宜私の方から
アドバイスをさせていただきます。
・窓空け換気について
年内は天気が良ければ再度
オーバーヒートを起こすこともあります。
窓を開けた方が快適なタイミングは
遠慮なく窓を開けていただいても大丈夫です。
・網戸について
南面掃き出し窓の網戸は、冬季の
日射取得にとってマイナスです。
もし、外せそうであれば、
外しておくことをお勧めいたします。
網戸の痛みもそのほうが少ないです。
・全館空調を導入されている方へ。
お引き渡し時に説明いたしました、
冬の設定でお過ごしください。
ざっくり設定でも非常に快適に
過ごしていただけますが、
季節に応じて少しだけカスタマイズを
することで、快適度合いがさらに
上がります。
わからなければ個別にお問い合わせを
していただければと思います。
文章で読むと大変そうに見えますが、
慣れれば数秒で終わる作業ばかりです。
ぜひ、快適な冬の暮らしを探求
していただければと思います。
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