こんにちは。
プレゼントデザイン 川端です。
今日は2月22日ですね。
1月17日、2月22日、3月11日。
私は毎年、同じ話題を書いています。
1月17日と3月11日は、
多くの方がすぐに思い浮かぶ日でしょう。
2月22日は、
ニュージーランドで大きな地震が起きた日です。
私は25歳で一級建築士を取得し、
一年間、ニュージーランドへワーキングホリデーに行きました。
スノーボードを満喫しながら
レストラン、ワインショップ、スノーボードショップで働いた一年。
あの時間は、
私の人生の価値観を広げてくれました。
あの頃の私のように、
海外で挑戦していた若者たちが、
15年前の地震で命を落としました。
東日本大震災の、わずか一か月前です。
震源地は、
ニュージーランド南島の都市
クライストチャーチ。
街の中心には、
レンガを積み上げた組積造の建物が並び、
ヨーロッパのような美しい街並みが広がっていました。
ニュージーランドは
かつて**イギリス**の統治下にあり、
建築文化もイギリス寄りです。
地震の少ない国の建築文化が、
地震の多い土地にそのまま残っていた。
そして、それらは一気に崩れました。
津波ではありません。
地震そのもので、です。
地震が多いエリアなのに、
耐震性の低い建築が多い。
決して、他人事ではありません。
能登半島の地震も、
「古い家が多い」「耐震性が弱い」
みんな知っていました。
それでも、
「自分はもう長く生きないから」
そう言って、
手を入れない家が多かった。
行政も、新築には補助を出す。
でも既存住宅の本格的な改修には、
十分とは言えない支援。
そして地震が起き、
家だけでなく、
街の価値そのものが一気に下がりました。
クライストチャーチも同じです。
震災前は、観光の玄関口。
にぎやかで、美しく、誇らしい街でした。
しかし震災後、復興は長引き、
観光客は他の都市へ流れ、
かつての華やかさは消えました。
災害は、
建物だけでなく、
街の未来も奪います。
津波には、建築は勝てません。
しかし、地震には耐えることができます。
そして、その準備は、
「忘れたころ」にではなく、
今、できます。
家を建てるとき。
リフォームするとき。
キッチンのグレードかもしれない。
外壁の素材かもしれない。
でも、
本当にお金をかけるべき場所は、
“見えない部分”かもしれません。
耐震性能は、
派手ではありません。
SNS映えもしません。
でもそれは、
家族の命と、
その街の未来を守る投資です。
忘れたころに、来る。
ぜひ、忘れないでください。
それでは、また次回。
続きを読むには会員登録が必要です。