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株式会社 マルト

記憶と愛着を繋ぐリノベーションとは

こんばんは!
マルトの澤田です。

昨日は終日出っ放しのバタバタな日
でした。

まずは、息子の野球の保護者会。
野球チーム主催の大会の運営に
ついて小一時間の打ち合わせ。

6年生で最後ですから、出来るだけの
ことはしてあげたいですね。

もちろんレギュラーではないですが、
不貞腐れずに練習には行っています。
結果が全てではない!
頑張る事に意味があるんだ!
と、言い聞かせておりますが、
とにかく最後までやりきってもらい
たいですね。

で、戻ってすぐに新しく始まる御宅
の地鎮祭へ。

昨日はそこまで暑くなく、吹く風に
冷たさを感じるぐらいで、秋の訪れを
感じる日となりました。

お施主様のN様とは、出会いから3年に
なるでしょうか。

農振除外地域で、まず宅地にするのに
1年以上かかり、そこからの開発申請も
大変な時間がかかりました。

加えて、この4月からの基準法の改正。

これで結局2か月を費やし、ようやく
着工です。

N様引き続きよろしくお願いします。

午後からはリノベのお客様宅へ

若いご夫婦が終の棲家として選んだのは
おじいちゃんが住んでいた(建てた)お家。

これをリノベーションして住み継いで
いかれます。

今の時代、新築や解体して建て替えという
選択肢が多い中で、ご夫婦が

「思いの詰まったお家を大切に受け継ぎたい」

と考えられてることに、非常に感銘を
受けました。

ざっと見させて頂きましたが、築50年の家
だけど、正直そこまで悪くない。

おじい様や御父様(お母様だったかな)が
長年にわたり、こまめなメンテナンスをし
丁寧に住まわれてきたからなんでしょうね。

雨漏れや、腐ってどうにもならないなんて
場所はほぼなく、もちろんシロアリ被害も
一見では見当たりませんでした。

家の寿命は物の耐久性だけでなく、住まい手
の意識によって大きく変わります。

このお家のように、手入れが行き届いていると、
構造的な負荷が軽減され、大規模な改修が
必要になるまでの期間を延ばすことができます。

結果として、住み継ぐ時のリノベーション費用
や維持管理費を大きく抑えることができるのです。

今日の地球環境の変動を考えると、未来への
負担を減らす
「サステナブルな住まい」
の、まさにお手本のような家です。

本当なら、この若いお施主様にこんな使命
を背負わせちゃイカンのですけどね

私達や私達の上の世代がやってこなきゃ
行けなかった事なんですけどね

そういう意味で、感銘と共に反省もして
おります。

また、今回のお施主様の素晴らしい所は
おじい様の残された家具も再利用して
みたいという御希望をお持ちです。

大賛成ですよ!

確かにデザイン的には少し古い感じです。

明治や大正の家具ではなく、昭和50年ごろの
家具ですから、言い方変えると古臭い感じです。
でも、物は良いんですよね。
今風に言うならエモいって言うんかな。

物がしっかりしているんだから使うのは
問題無いし、廃棄による環境への影響を
少しだけど減らせられるし、当然その分
のコストも減らせるわけです。

全くマイナスな要素がありません。

あとは、これら愛着のある家具を違和感なく
家に溶け込み、さらに魅力を増すような
空間設計をするだけ。

責任重大です(笑)

単に「新しくキレイに生まれ変わらせる」の
ではなく、「記憶と愛着を紡ぐ家」を創造する。

今回のお客様だけでなく、これからの
リノベーションでは最も大切な部分に
なってくるのかなって思います。

このリノベーションはまだ計画が始まった
ばかりで、何も決まってませんが、
精一杯のご提案をさせて頂き、良い家に
生まれ変わったら、また報告させて頂きたい
と思います。

ではでは

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