こんばんは
既にお盆休み中の方もおられるかと思いますが
九州を中心に豪雨による大変な被害がおきていて
お住まいの方やご家族が居られる方、帰省されて
いる方など、まだ数日は心配は尽きませんね・・。
ますます住まいにも防災の意識レベルのギアを
上げていかないとと感じる昨今です。
さて、先日お引渡しさせて頂いた葉山の
「翠緑風路の家」のリール動画を2本しました。
SNSトップから最新2本ご覧ください。
YOUTUBEは暫し先のUP予定です。
インスタ: https://ki-kobo.net/l/m/sO3RJLZkoq5JEp
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こちらのお宅の床には杉の浮造り仕上げを
採用しています。
浮造りの床をスタッフのひとりがスリスリ
しながら「浮造りって、年輪が人生のシワ
みたいでいいね」なんて呟いていました。
本来、自然と長い時間がかかって研ぎだされていく
のだから一本づつ刻まれている「シワ」という表現
も面白いなと思いました(笑)
さて、今日はその“浮造り(うづくり)”について少々
最近、北建の住まいでもよく取り入れている
床仕上げ方のひとつです。
表面の柔らかい部分を磨き出し、
堅い年輪部分を浮かび上がらせる、
昔ながらの日本の技法。
杉や松といった針葉樹でよく施されます。
桧の事例は少ないですが浮き上がるので可能。
樹種が絞られますがこの加工の一番の魅力は、
何と言ってもその「足触り」
素足で歩くと、木目の凹凸が
心地よく伝わり、思わず歩きたくなる床。
滑りにくいので、
小さなお子さんやご年配の方、
ペットとの相性も良いのです。
見た目も柔らかく、陽の光で陰影が出ると
ぐっと表情が豊かになります。
最初から傷がつきやすい部分が削られて
いるので、思ったほどキズが気にならない
のも大きなメリットでもあります。
ただし、良いことばかりではありません。
たとえば、浮造り仕上げの床は木目がはっきり
と浮かび上がるため、無加工に比べて
「少々にぎやかに見える」こともあります。
空間をおとなしくまとめたい方には、
少しだけ主張が強く感じるかもしれません。
(ちなみに浮造りは節の有り無し関係なく
加工出来ますので好みと予算調整で選べます)
繰り返しますが、この仕上げが活きるのは
杉などの“柔らかめの針葉樹”が中心。
それともう一点、
凹凸がある分、ホコリが溜まりやすくないか
という声も時折耳にしますが、
これはもう…
「木の目に沿って掃いてください」
というしかありません(苦笑)
掃除機であれば、
まったく問題ないのでご安心を。
踏みしめるごとに味わいが深まり、
その家だけの風景へと育っていく。
そんな魅力が浮造りにはあるのかと思います。
なかなか質感は伝わりにくいですがこんな感じ↓
暮らしの中に、
“ちょっといい質感”を加えたい方には
きっと心や記憶に残る選択肢になると思います。
ではでは。
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