凰建設の森です。
先にご案内を。
12月4日5日に、
年内最後の完成内覧会を
開催させていただきます。
天気が良ければオーバーヒートを
体験していただけるかと。
延べ床面積24坪、総二階。
パッシブ換気も見られます。
コンパクトにまとまった家です。
場所は豊臣秀吉の一夜城で有名な
墨俣になります。
一夜城から車で5分ほどの場所。
お申し込みはこちらから
↓ ↓
https://ohtori1.com/l/m/zRCsKqkOMPMsWM
12/4はお昼から私が
おりませんので、ご承知おきを。
今週も忙しいです。
本日は午前午後とも打ち合わせ。
いつも言っておりますが、
平日でのご来社予約に
ご理解とご協力いただき、
ありがとうございます。
明日からは出張です。
全国工務店ミーティング?
意見交換情報交換の為、
香川県まで行ってきます。
メルマガは通常配信予定。
さて、本日の話題は真壁。
真壁?何それ?という方も
多いかと思います。
20年くらい前の家づくりだと、
住まい手さんが割と家づくり初期に
学ぶことの一つだったのが、
大壁と真壁の違いになります。
違いは構造の柱が見えるかどうか。
真壁は見えるタイプ
↓ ↓
https://ohtori1.com/l/m/OxJ7GYwIV01rMx
大壁は見ないタイプ
↓ ↓
https://ohtori1.com/l/m/EED8MgCaN8vy26
真壁で家を作ることを標準的に
やっておられた会社さんは、
どうしても断熱気密と相性が悪い。
断熱が分厚くなるにつれて、
真壁の家づくりはやりにくく
なってきました。
UA値0.46程度を目指すのであれば
柱の太さいっぱいに断熱材を
入れたくなりますからね。
屋根なども同じです。
母屋や登り梁を表しにしたいと
思ったとしても断熱材が
300mmも入ってくると、
構造材は全部隠れてしまうことに。
しかし、和室などはやはり真壁で
作った方が正式な納まりになる。
意匠も断熱もあきらめたくない。
こういう場合はどうするか。
解決方法は二つあります。
一つは、飾りの柱を家の内側に
設置することになります。
ぱっと見、見えている木が構造なのか
飾りの物なのかはプロじゃないと
見分けは付かないと思います。
後から貼る形で解決する方法。
もう一つは、断熱を外に追いやる。
充填断熱は薄く、もしくは諦めて
外張り断熱だけで家中を保温する方法。
このやり方は、お勧めです。
家の中は昔ながらの真壁納まりに
出来るし、家の外の断熱が分厚いので
構造材がより守られる事に。
昔の蔵などはこういうやり方です。
昔は断熱材が無いので使うのは土。
蔵の柱の外側に分厚く土を塗りたくる。
熱容量が大きくなりますので、
蔵内温度の日較差を少なくしてくれる。
火災が起きても土が構造の木材を
守ってくれる。
だから、蔵の内側の物は、比較的
長持ちをするようになります。
日本の家の壁厚は非常に薄い。
特に、戦後建てられた家は薄い。
岐阜でも古い家などは、西面の壁厚が
20cm程度あったりすることはザラ。
勿論、夏の西日対策の為です。
今後、断熱等級が改定され、
等級7などがより一般化されると
確実に壁は分厚くなっていきます。
外張り断熱や付加断熱は、まだまだ
みんな腰が引けている状態ですが、
やり始めて慣れてしまえば、そんなに
特殊な技術ではありません。
むしろ、真壁づくりの復活であったり
住宅の可能性を広げてくれるものに。
等級7なんて、そんな性能要りません!
という建築会社さんも出てくるでしょう。
1999年に等級4が設定された時も、
同じ声が全国で上がりました。
みんな、今の当たり前を基準に考えるから
オーバースペックに見えるだけ。
当たり前の基準はどんどん上がります。
6地域でUA値0.2を下回ると、
流石に長い目で見ても元が取りづらくなる。
作るのに外張り断熱のレイヤーが1層
増えるので手間も1段階増える。
しかし、UA値0.26、断熱等級7なんて
外張り断熱に慣れてしまえば、
誰でも出来るようになります。
20年後には当たり前になっている。
40年後にはUA値0.2とかが当たり前。
60年後は0.1になってるかもですね。
3層構造の真空断熱材などが登場すれば
5cm程度の断熱材でUA値0.1が
可能になるかと思います。
そうなると、真壁だって作りたい放題。
未来は明るいですね。
未来ではなくても、真壁の家で高断熱は
十分に実現可能です。
真壁を理由に高断熱を諦めたり、
高断熱を理由に真壁を諦めたり、
しなくても大丈夫ですからね。
参考にしてくださいませ。
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