こんばんは！
マルトの澤田です。
昨日は無垢一枚板を購入している岐阜の会社さんに
選別と加工打合せでお邪魔しました。
４月に開催する完成見学会
https://my59p.net/l/m/mfLvbnIRXLKnjM
のご自宅に使うダイニングテーブル用の一枚板
の選別です。
正直、良い板の見極めは難しいです
プロの私でもミスする事もあります
今回はお施主様に先駆けて現物確認し
これは間違いない！ってヤツでご提案
します
もちろん、板はバッチリです。
良いのを見つけました。
でも実はこれが結構大変。
なんせこの会社５０００枚の在庫があります
５０００枚ですよ！
イヤ、ほんとありえない
一部お見せしますね
営業担当者曰く、日本一の在庫数をもつ
材料屋になりたいそうです
で、その後に加工の打合せ。
普段は電話やメールでのやり取りなんですが
今日は初めて、加工場にて打合せをしました
私が知っている加工場はちょっと広めの
作業場で1人でやってるイメージでした。
ところがところが、工場のデカさもさること
ながら加工する職人さんの数、加工機、その
加工できる商品群が半端ない。
巨大な家具屋レベルです。
折角なので、いろんな加工を見させていただき
ましたが、どれも普段あまり見ない加工や機械
ばかりで、なんかこれから色んな事がお願い
できそうです
こちらの会社とはもう20年以上のお付き合い
なんですが、もっと早く教えろよって、
営業マンを叱っておきました(苦笑)
その中に、ちょっと面白い機械を見つけました
高周波の乾燥機だそうです
なんでも国内に6台ぐらいしかないとか
高周波ですから簡単に言うと電子レンジ
みたいなものですね
これの良いところは板を均一に乾燥させる
ことができると言う事です
一枚板で起こる問題は、中心と周囲で乾燥が
均一でないことでおこる、割れや反りです。
この機械は、プレスしながら乾燥をかける
ので、反りを起こさず、均一に乾燥させる
ので、将来に渡って反りを防ぐための、
”反りどめ”
という鉄板を取り付けしなくても良いぐらい
形状変更しない乾燥となるそうです。
これには、もう一点良い所があって、長期間
板を置いておくと、先ほど言ったような、
ワレやソリが起こってしまいます。
１０年前３０万で買った一枚板が、使えない
ぐらい曲がって反ったので、小さくカットして
造作材に使ったり、二束三文の値段で売ったり
という、一枚板に必ずある悲劇を防ぐ事が
出来るんですね
いや、防ぐ事がメインではなく捨てる事が
無くなる事が素晴らしい
曲がった板をまっすぐに元に戻せるなんて
夢のような話ですね
私らのような販売する側にもありがたい話
ですが、おじいさんが残してた板を使いたい
と言われるお客様もたまにいらっしゃるの
ですが、案外使えない事が多くて、それも
廃棄するような事も結構あるんですね。
そういう時にも利用出来ますから、これは
良い機械だなって思いました
高温乾燥などでありがちな繊維をつぶしたり
香りや色が抜けたりと言うようなことも
起こらないそうですので、そういう意味でも
素晴らしい機械ですね
これから色々使い道が増えそうです。
ではでは
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