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株式会社プレゼントデザイン

雨漏りを起こす家

こんにちは。
プレゼントデザイン 川端です。

昨日は、あまり
家づくりに参考になるメルマガではなかったですね。
失礼しました。

ためには?、家づくりに参考になるお話を。

先日のいただいたご感想で、
竣工後半年で、雨漏りをして、
施工会社ともめているというお話をいただきました。

そもそも、なぜ、雨漏りを起こすのかを
少し解説したいと思います。

ありがたいことに、私は雨漏りを
独立してからは起こしたことはないですが、
工務店時代は様々な経験をしています。

事象としては以下、

1.軒のない海の近くの家の壁からの雨漏り
2.建築家の窓枠のない窓からの雨漏り
3.崖に建つ家の壁からの雨漏り

ということで、ほとんどのケースが
屋根からの雨漏りではなく、
壁からの雨漏りなんです。

念のために、お伝えしておきますと、
私が設計した家ではありませんので。

1は大崎上島でした。

当時、流行り始めた軒0の家です。

どなたでもわかると思うのですが、
防水層って、重ならないと意味がありません。

かっぱも、袖口をきっちしめないと、
雨が入るのと同様、重ねることがとても大事です。

屋根単体や壁単体では、
それぞれの職人がその防水層の重ねを意識して
施工しています。

ところが、軒がない家は、
壁と屋根の防水層を重ねないといけないのですが、
それぞれの職人が、屋根の端部、壁の端部で
防水層を止めてしまうと、
風が吹いた際には雨が下から上に吹き込み、
家の中に侵入します。

とても注意が必要な場所になります。

2は、建築家というか、私に言わせれば、
デザイナーの物件でした。
当時、私は現場監督。

デザイン重視で、窓枠がない。

基本、YKKにても、LIXILにしても、
窓枠が外壁とサッシの防水性を担保しています。

でも、町にある店舗の入り口って、
コンクリートの床がそのまま外と中をつながっていたりしますよね。

窓枠がない造作窓は結構あります。

その建物は1階が美容室、
2階はとりあえず、住宅として使うけど、
将来はネイルサロンの店になるという話でした。

防水性が弱いのはわかっていましたが、
図面通りに施工して、しばらくすると、
施主さんから、お電話があり、
風がつよいと、家に雨が入ると。

私は、まあ、そうですよね。と。。。

建築家さんは、そのあたりの説明をしておらず、
忙しいを理由に現場にほとんど来ず、
竣工してもほぼ顔出さず、、、苦笑

現場監督も大変なんです。

事情説明して、改良工事をしましたが、
最初から、既製品のサッシを入れておいたほうが良かった。
と、私は反省しました。

強く、お伝えすると店舗デザイン、施工者と
私たち住宅建築は考え方そのものが違います。

特殊なデザインはかなりのリスクをはらむ、
通常の暮らしとは違うことをご理解ください。

3は比較的普通のデザインですが、
一時期、その工務店でやっていた、
建築家とコラボするネットワーク。

そのネットワークに加盟するのに、
会費が必要、、、、

結構あるんです。そんなの。

会費が必要な分、利益が必要で、
その分、建築コストを抑える必要がある。

ということで、外壁にも筋交いを設けて、
断熱材と防止紙が引っ付いている状態。

先ほど話したように雨が上から降るとは限りません。

防水紙の少しの隙間から侵入した雨は
断熱材に吸収されて、家の中に入る。

そんなことが起きます。
ローコスト雨漏りです。。。

雨漏りはコスト、デザイン、
そういったことが原因で起きることが多いです。

なので、私は基本は三角屋根、軒ありがおすすめです。

それでは、また次回。

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