水戸工務店代表の小林弘典です。
今日は、家を建てる時の依頼先についての話。
メルマガを読んでいるあなたが家を建てるとして、
どこで建てたい、と考えているのでしょうか?
まぁ、このメルマガに登録してくれている方々は、
地元の工務店なんかを候補に入れてくれている、
と勝手に思っています(笑)
とはいえ昔からメーカー志向の方はおられます。
私の感覚ですが、年配の人のほうがそういう傾向かと。
家を建てるなら大手が安心だよ、潰れないし、
保証期間も60年ですごく長いから、住んでからも心配ないし。
と考えれば、確かに大手住宅メーカーのほうがいいのか?
確かに、上の理由が本当ならいいのですが、
大手であれば潰れない、と言うのは今の時代には当てはまらない、
なんてことは多くの人が分かっているはずです。
とはいえ、何とかして生き残るのも大企業。
国としても生き残らせたいですよね。
多くの人を抱える企業ですからそれはすごく大事です。
生き残るためには何をすればいいのか。
1月8日の日経新聞に、こんな見出しの記事が。
「大和ハウス・国内戸建て背水の陣、
セミオーダー・建て売り中心に 設計士を配置転換」
https://m-mitok.jp/l/m/qbZr8XNfKXPFih
会員登録が必要ですが、記事全文はこちら
https://m-mitok.jp/l/m/ljUACWxNQeSSvS
一枚目の写真の中に大和ハウスの営業利益比率が載っています。
戸建て住宅部門は全体の8%。
ハウス、と名がついても住宅事業ではほとんど利益が出ていない。
これはもう不採算部門と言ってもいいかも。
商業施設、事業施設、賃貸住宅はそれぞれ3割前後の利益率、
これらに力を入れていった方がいいのは明白です。
大和ハウスに限ったことではなく、
大手の住宅メーカーも似たような傾向でしょう。
日経新聞の記事の中では、
永瀬常務は「注文住宅事業が大和ハウスを支えてきた。
撤退という選択肢はない」と強調する。
とありますが、どうなのでしょうか?
過去、住宅事業から撤退した大手はたくさんあります。
野村不動産の野村ホーム、三井物産の三井ハウス、
日産、ホンダ、スズキ、カネボウ、ヤクルト、などなど。
これらは、もともと住宅会社ではなかったから、
撤退も十分考えられたかもしれません。
でもそれが最近になって、
大手の住宅メーカーでさえ商売の主軸は住宅ではない。
となると、撤退しないと信じられるでしょうか?
今回の記事での常務のコメントも、会社としてのコメントではない。
という事は、本人が辞めてしまえば、関係なくなる。
おそらく弁明すらも無いと思います。
仮に、大手の住宅メーカーが撤退や倒産をしてしまった場合、
大きな問題になるのが、型式認定の問題があります。
次回はここを書いてみようと思います。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
また次回もよろしくお願いします。
それでは!
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