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株式会社プレゼントデザイン

やりたいことに蓋をしてはだめ。

こんにちは。
プレゼントデザイン 川端です。

今日も家づくりから少し外れてしまうので、
先に、前段で、
家づくりに関するお話しを。笑

昨日のLCC(ライフサイクルコスト)の話で、
プレゼントデザインが設計した家の
ランニングコストについて、
お問い合わせをいただきました。

過去にブログに書いていますので、
こちらをご参照ください。

家のメンテナンス費用を抑える方法 一級建築士が解説する費用対効果 | Pleasant Design

車に寿命があるとの同じく、 建物にも寿命があります。 また、車が定期的なメンテナ…
m.pleasant-design.com

実はランニングコストを抑えるのに重要なのは
光熱費ではなく、高耐久の外装材だったりします。

15年ごとに足場を組んで塗装なんて、
とてももったいない。。。

さて、今日はここからが、
伝えたいことというか、
ご報告というか、、、、

先日のスタッフの件です。

「独立しない」

ということにショックを受けたというのは、

設計事務所というのは
料理屋と一緒で、

代々、受け継ぐケースもまれに
ありますが、

基本は技術を継承したら、
新たに自身の店を持つのが
本来の流れです。

私も来年には50歳。
頑張っても、あと20年くらいしか働けません。

2年前にスタッフが働きたいと言ってきたとき、
彼は20歳です。

20年たっても、私より若い。

小さな設計事務所で
大した技術はありませんが、
それを次の世代に伝えることができる
というのに、私はとても嬉しく思いました。

ということで、

「10年経ったら、独立する」

ことを条件に雇い入れしました。

しかし、なかなか私が思っていた感じにならない。笑

まわりからは

「川端さんが厳しすぎる」
「まあ、最近の若い子だから」

などと言われましたが、
独立したときに困らないように
厳しく、指導してきました。

先日の面談から、2日経ち
現場に向かう車内で、

「10年後はどうしていたい?」

と聞きました。

私的にはどこかの設計事務所に行きたいとか、
工務店で働きたいとか、
それに合わせて、指導しないいけないと
考えたわけです。

答えは

「安定した仕事にならないかもしれませんが、
 イラストを描く仕事をしていたい」

・・・・・・・・・・・・・・・・・

と、ようやくすっきりしました。

実は昼休みの間、1時間きっちり戻ってこないので、
何をしているか聞いたとき、
後輩のイラストレーターの仕事を
手伝っていると聞いたことがありました。

その時、私は当然、
そんな時間があったら、
建築の勉強しろよと思ったわけですが、

その頃から
建築以外に本当にやりたいことがあるのでは?
と感じるようになりました。

まあ、建築で生きていけるように、
住宅デザイン学校、地盤塾、
3か月の工務店出向、北海道視察などなど、

支援してきた私としては、
闇の気持ちがないわけではありませんが、
(闇の気持ちは漆黒です。笑)

「イラストレーターになりたい」
という本音の言葉を聞けて、
ほっとしてしまいました。苦笑

まあ、私は彼の父親に近い年齢なので、
若者のやりたいことは、応援しようと、
今は素直に思います。

今は仕事がたくさんある状況なので、
すぐではありませんが、
来年くらいに卒業との形になります。

(ということで、来年からの最大設計数は6に戻ります)

ということで、電気家具の現場打ち合わせを
彼にさせて、勉強させようと思いましたが、
その意義を失ったので、
私がすべての現場の打ち合わせに入ります。

I様、、
今日はお話できませんでしたが、
車中で知ったことなので、
今まで、打ち合わせにお付き合いいただいたのに、
誠に申し訳ございません。

経験は彼の人生の財産になっているのは
間違いないと思いますので、
勝手な話をご容赦頂ければ幸いです。

最後に、私と同じように
子供を育てるあなたへ、

確かにイラストレーターは
不安定な仕事に私たちには見えます。

その他にも、カメラマン、
スキーインストラクター、
際たるものは芸人ですかね。

何もやりたいことが見つからない人間に、
建築の魅力を伝え、
職業人として、育てることは可能かもしれませんが、

やりたいことが他にあるのに、
それ以上の情熱を持たせることは
他人には困難だということがよくわかりました。

私たちがどんなに無謀に見えたとしても、
やりたいことをさせてあげる勇気が
私たちにも必要だと思います。

彼のお母さんはイラストレーターを
安定した仕事と認識していなかったようですが、
広島には結構有名なイラストレーターが活躍しています。

ということで、
2人体制は2023年までとなりますが、
仕事は最後まできっちりさせますので、
引き続きよろしくお願いいたします。

それでは、また次回。

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