こんにちは。
プレゼントデザイン 川端です。
テント張りの練習のため、
昨日デイキャンプに
息子と行ってきたのですが、
はい、
網を忘れました。苦笑
いろいろと買い揃えたのに。。
受付に小さいけど、
網が売っていたので、
ことなきを得ましたが、
もう少しで父親の尊厳を
失うところでした。
(元からないかもしれませんが・・)
何をするにも確認は大切ですね。
さて、ありがたいことに、
プレゼントデザインも認知されるようになり、
いろんなご相談をいろんばエリアから
いただくことになりました。
メルマガの読者は
北海道から沖縄まで
いらっしゃいます。
ありがたいことなので、
ご質問にはできるだけ
お答えすることにしています。
先日、ある電話がかかってきました。
かなり焦っているようですで、
聞かれたい内容を
要約すると以下です。
・基礎工事が終わった
・耐震等級3を希望していたのに、
耐震等級1になっていると言われた
・基礎を壊して、やり直す予定
・既存の基礎の撤去費用は工務店に持ってもらうが、
耐震等級3の基礎との差額は払わなければならない
・耐震等級3の場合の標準的の基礎の金額が知りたい。
・・・・・・・
いやぁ、無理です。
このようなご質問は
答えようがありません。
もう、弁護士に相談したほうがいいレベル。
お答えできない理由として、
この方は北関東で家づくりをされているとのこと。
問題が発覚して、
色々と検索して、
プレゼントデザインに
たどり着いたようですが、
広島にかけていると
わかっていない状況でした。
正直言って、
工事単価は地域差がかなり出ます。
例えば、同じ中国エリアでも、
山口県はコンクリートがかなり高いです。
ある政治家の本業がセメント会社なんですよね。。
困ったものです。
また、基礎の鉄筋量は
プランによっても大きく変わります。
簡単にお答えすることはできません。
申し訳ないと謝って、
お断りしました。
ただ、かわいそうだなと思うのは、
その工務店の担当者を信頼していたとの
お話です。
やはり、人間ですので、
人を見て、家づくりを依頼するか
決めるのは私も大事だと思います。
ですが、見る目はとても大切になります。
正直、今回の担当者は
人当たりは良かったが、
技術的には残念だったことが
短いご相談でしたがわかります。
その担当に
こう言われたそうです。
「耐震等級3をすっかり失念し、
耐震等級1の基礎になっています」
これは構造計算をしたことがある人であれば、
わかるのですが、
耐震等級1の設計をするなんて、
ありえないのです。
長期優良住宅は耐震等級2を取得したら、
対象となります。
地震保険の割引も耐震等級2からです。
よく理解していない実務者が多いのですが、
耐震等級1と確認申請上の構造のチェックは別物です。
地震の強さとして、同類に扱われることがありますが、
構造計算の検討としては
かなり内容が違います。
つまり、
耐震等級1の基礎をしていたというのは、
確認申請レベルでしか、
構造検討していなかったということです。
少しここはややこしい話なので、
過去に耐震等級と確認申請の壁量計算の違いを
解説したブログを書いていますので、
読んでみてください。
このブログから、
確認申請の壁量計算の上に、
耐震等級1があることがわかります。
ですが、前述したように
耐震等級1にしても、お客様にメリットは
なにもありませんので、
基本的には耐震等級2以上で計算するのが、
一般的です。
「耐震等級3できますよ。」
という会社に依頼する場合は
よくよく確認する、
または耐震等級3で設計する旨、
書面をもらってください。
工務店規模であっても、
「普段していないことをさせるリスク」
はヒューマンエラー、伝達ミスなど
起こりえますので、
ご注意ください。
もしくは、
プレゼントデザインもそうですが、
耐震等級3を標準としている会社であれば、
今回のようなことは起きませんので、
そういう会社に依頼してください。
安いにも理由があることは
くれぐれも忘れずに。
それでは、また次回。
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