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株式会社おおいた家づくりコンシェルジュ

~続・家づくり、工務店の未来は誰がつくる~

こんにちは。

シーナリーハウスの西村です。

日曜日の今日、最高の天気でしたね。

流石に、自宅時間で衣替え、衣服の入れ替えをしました。

太陽からの恩恵はスゴイ!

寒くなってきてから住宅に日射取得はとても重要な要素だと気づかされる一日でした。

さて、

今日のテーマは、昨日に続いての「続・家づくり、工務店の未来は誰がつくる・・・」についてです。

昨日のメルマガで、

それは「若い人材、若い人たち」であると、ある種、当たり前の話をさせていただきましたが、

ここは、シーナリーハウス「持続可能性100%」のためにも、一番重要な話になりますので、くどいですが、ちょっと深堀して、今日もその続きを書きたいと思います。

昨日も、私の勝手な熱い思いを書かせていただきましたが、

大分の片田舎で零細企業小さな工務店である、シーナリーハウスが、いくら頑張ったところで、業界の世界は変わらないよね。

そういう意見もございます。

ただ、私的には、そうは思ってはおりません。

建築、家づくり、場づくりで世の中に貢献したい、いい仕事したいと思っている、若い人たちが、

魅力的に感じる、自分たちが仕事をしてみたいと思える工務店があれば、

そこには大きな未来があり、その時代にあった新しい試みもきっと起るはずだと思います。

私たちの仕事は、先ずもって、最前提としまして、シーナリーハウスで家づくりをしたいと思うお客さまを増やすこと。

けど、

ここは絶対にリンクしてくるはずですが、

お客さまが魅力的に思う家づくりをすることで、そこで働いてみたいと思う人も増えるはずです。

先日も、熊本から大分に移住してでもシーナリーハウスで設計の仕事をしたいという熱い思いのある方の面接をさせていただきました。

熊本の一番!?有名な大手地場工務店で実務経験10年以上のベテラン、実績も多いとても優秀な方でした。

そこで働いていて、これからの自分の将来像が見えないということで30代後半での転職チャレンジ。

家づくり業界って実務経験が長くなると、一通り、家づくりの全てが分かってきて、その中で、組織が大きいと縦割り組織の中で自分の出来ることが、ドンドンとルーティンになってきて、無性につまらなくなる。

そうなる人、かなり多いです。

大きな組織とかは完全に分業制なので、決してマルチタスクは求められない。

マルチタスクの教育もされていないので、会社から求められた自分の得意な分野の仕事しか出来ない。

そこが大きな問題だと思っています。

入社当時は、設計をしたくて入社して、その会社で一生骨を埋めようと思い、一生懸命、設計なら設計の仕事のみを極めようと頑張りますが、

その会社でしか通用しない設計士になっている可能性が出てくる・・・

その設計士が、その会社を離れて、一体、バリュー(価値)があるのか!?

いわゆる、転職市場での市場価値という論点です。

ですから、シーナリーハウスでは、マルチタスクの人材成長を前提として、市場価値を意識しての人材育成をしています。

し、

将来的に自分の仕事力をアップする上で、自分の収入をアップする上で、そこを奨励しております。

けど、

このマルチタスクって、なかなか大変です。

おそらく、自分から取り組むような自主的な環境では無理かも知れません。

ですから、

会社としてそのような環境をつくるしかないと考えております。

マルチタスクの最たるものが「経営者」ということだと思いますので、シーナリーハウスは、小さくて最強の組織をつくりたいと思っておりますので、全員経営ということで、全員が経営者感覚を持つことがゴールであります。

先日の面接を受けていただいた方にも、そのような話をしましたが、流石にそういう話を聞かされるとは思っていなかったようで(そりゃそうですよね。そんなこと言う会社ってそうはないでしょうから)、

自分の得意と思っていた設計の仕事で会社に貢献し、その設計力をさらに伸ばしていきたいという意向でありましたので、

シーナリーハウスの新しいスタッフとしては丁重にお断りさせていただきました。

良く分かりませんが、普通の工務店とか住宅会社なら、即採用!となっていたかと思います。

ここが難しいところです。

人材補強はしないといけないけど、中途半端な補強は最悪の結果になる。

そういうことを、工務店を立ち上げてから、痛い思いもしながら幾度もなく経験させていただきました。

これは全ては経営者である、私の力不足、勉強不足、不甲斐なさからくる結果でありまして、

いろいろと高い授業料や代償を払ってきての、その経験を次に活かしていかねばなりません。

シーナリーハウス、猫の手も借りたいところではありますが、「断わる勇気」も必要です。

ただ、

こういうことの積み重ねで、スタッフのマルチタスクへの経験値がスタートし、その経験からくる小さな成功体験とか失敗とかの積み重ねで、マルチタスクが身に着くと思っています。

社長だけバリバリで・・・

正直、小さな会社ってってそんな会社ばかりだと思います。

シーナリーハウスの第一創業期は、兎にも角にもなので、それは仕方のないことです。

それを拡げていきたい・・・

それがシーナリーハウス第二創業期の試みです。

第一創業期はシーナリーハウスが本格スタートして丸4年間(準備期間なども入れると実質5年間)でした。

第二創業期は今からスタートですが、最低でも5年がかりのプロジェクトです。

もしかしたら、10年かかるかも知れません。

その先は、第三創業期。完全なる世代交代の時期になると思います。

30才で建築の世界から別の世界に行き、そして、50才で本格的にこの世界に戻ってきた人間としては、

建築に燃えていた若い時の闘志が、楽しさが、充実感が蘇ります。

30から50までの他の世界での人生もそんな悪いものではなく、それぞれの世界なりの面白さや楽しさがあり、建築の世界では経験できなかった多くのことを学びましたが、

やはり、

自分の中では、学生時代が長かったこともありますが、30までの建築家を志す生き方をしていた時のアグレッシブでアクティブな時間の過ごし方は良かったと思います。

ですから、

建築を学ぶ学生たちには、設計や家づくりで仕事をしたいと思う若い人には、是非とも、チャンスを、希望を、未来を与えていきたい。

心からそう思います。

自己肯定感ばかり強くて申し訳ないのですが(笑)、

私なら出来ると思っております。

私も思いっきりアカデミズムの世界である国立大学で大学院まで行きましたが、日本の大学は高度なエンジニア、レベルの高い実務者を産みだす機関であるなぁ~と

明治維新後や戦後はそれで良かったのだと思いますが、このグローバリゼーションの世界では・・・

建築、家づくりの世界でもその弊害は明らかに起きてきているように思います。

ただ、

その弊害はちょっとしたエッセンスを加えれば良いだけだと思っておりますので、

基礎力が高い人たちに、ちょっとした違った環境を与えていくこと。

この違った環境を与えることが難しいのですが、そこに私にはアイデアがあります。

と、

こういう話をし始めると、とたんに長くなる、私のメルマガでございます。

今日も3,000字越え。

連日、家づくりと直接関係ない話ばかりで申し訳ございません(笑)。

そんな、第二創業期の一つの実践として、若い挑戦者が昨夜も金池事務所で頑張ってくれています。
↓↓↓
https://m-sceneryhouse.jp/l/m/mVI0nJfKECWGt8

若い人が、これだけのめり込んでいるこの状況、この状況を作るのが私の一番大事な仕事です。

ここにもシーナリーハウスの明るい未来への大きな足掛かりの一つがあります。

ということで、

今日は、これで
失礼させていただきます。

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