こんばんは!
マルトの澤田です。
昨今の価格高騰もありますが、
家づくりのお打ち合わせの中で、
ちょくちょくこんな言葉を
お施主様からいただきます。
「良い家が欲しい。
でも、できるだけ安く
してほしい」
苦笑いしか出来ません。
私ももちろん同じ気持ちです。
出来るだけ安くつくりたい。
でも、良い家は安く作れない
良い提案と安い価格って、
真逆の発想なんですよ。
「良い提案」って、細かな納まり
を突き詰め、目に見えない構造
や断熱の細部まで目を配り、
膨大な時間と手間をかけて提案
します。
対して「安さ」を最優先にする
なら、メーカーさんの標準部材
を採用し、可能な限り手間を
省き、将来のメンテナンスも
考えない性能や工法にすれば良い
つまり、真逆の努力が必要なん
ですよね。
こういう事を工務店が言うのは
良くないのですが
皆さんに知っておいていただき
たいのは、安さには理由がある
って事なんですよね。
◎安い家と良い家=表と裏
安い家を「表」
良い家を「裏」としましょう
表:「初期費用」の安さ
裏:30年、50年と住み続ける中での
トータルコストの安さ
光熱費や将来のメンテナンス費用
を無視して、目先の数字だけを
追いかける家づくりは、非常に
危険です。
特に、耐震性や気密・断熱、そして
換気の計画といった
「後から変えられない部分」
を削ることは、おすすめしません。
室内環境が悪いと家族の健康にも
影響が出ます。医療費も当然変わり
ますよね
細かいですが、年中室温が一定だと
ふとんの数や部屋着の数も変わり
ますよ。
ここを削るのは結局「節約」では
なくて、将来への「負債」を積み
上げているのと同じなんですよね。
つぎは良い家の提案について。
予算を重視しすぎると、設計者の
「提案の熱量」にも影響が出て
しまいます。
その時の設計者の心の中というか
考え方です。
表:無難な既製品にしておこう
裏:ここに良い木を使って、暮らし
を豊かに
ここは少し手間をかけても、
美しい納まりに
安さを最優先で提示されていると、
やる気が無くなるのではなく、
どうしても「それなら無難な
既製品にしておこうか」という
提案になってしまいます。
結果として出来上がるのは、
どこかで見た事があるなっていう
「〇〇風」の家。
数千万という予算をかけ、一生を
過ごす場所が、そんな
「なんとなくの妥協」
で埋め尽くされてしまうの
はお施主様もそうでしょうけど
私達も本意ではありません。
私たちは、安易な値引きや甘い言葉
で契約を急ぐことはしません。
それよりも、
・冬、素足で歩ける温かさ
があるか
・家族の命を守る強さがあるか
・将来、修繕費で困らないか
この「譲れない軸」をまず固めた
上でご提案しています。
そこを押さえた上で、ご予算の
中で最大限のパフォーマンスを
出せるようにするのが、私たち
の設計の腕の見せ所なんですね。
あなたが求めているのは、単に
「安い家」
ですか?
それとも、人生を通じて
「損をしない、愛着の持てる家」
ですか?
安さには必ず、理由があります。
その理由が「手抜き」とみるか
「工夫」とみるか。
それを見極めることが、後悔しない
家づくりの第一歩だと私は
信じています。
ではでは
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