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株式会社おおいた家づくりコンシェルジュ

~日本家屋の良さ~

こんにちは。

シーナリーハウスの西村です。

今日から年末年始のお休みを
いただいております。

コロナで昨年は帰省できなかったので
今年は実家に帰省させていただいております。

私の実家があるのは、山口県岩国市の山の中。

※余計なことですが、
私は大分・別府に永住しますので
宜しくお願いします!

シーナリーハウスは永遠です!(笑)

四方、山に囲まれて、
すぐ前にきれいな清流の川がある、
2年ぶりの原風景。

やはり、
日本の風景っていいですよね。

実家の家は築100年以上の古い家です。

田舎によくある定型的な農家の家です。

せっかく、
古い日本家屋に触れていますので

今日のテーマは、
あらためて考える、
「日本家屋の良さ」についてです。

「軒があること」
最近は箱型の外観デザインの家が多く、
軒のない家も少なくありませんよね。

軒は家の外に張り出した部分のことで、
屋根や下屋(1階部分の屋根)の
外壁から飛び出ている部分を指します。

軒や庇(窓の上についている小さな屋根)は
雨や紫外線を防ぐ役割があり、
日本家屋には必ずついています。

軒や庇には雨や紫外線を防いで、
住宅の劣化を防ぐことに加えて、
太陽の直射熱の侵入を抑え、
夏には室内の温度の上昇を抑えたりします。

同じ軒の長さであっても夏と冬では、
陽射しの角度が変化するので、
夏は少なく、冬はたくさんの陽射しが入ります。

家の向きに合わせて、
夏、
太陽の直射熱が入りやすい面は軒を深くし、
冬、
陽射しが入りにくい面は
軒を浅く作ったりします。

それに合わせて、
太陽の直射熱が入りやすい面にある
窓の前には常緑樹を植え、

陽射しが入りにくい面にある
窓の前には落葉樹を植えます。

この組み合わせによって
夏の強い直射熱は遮りつつ、
冬には暖かい陽射しを採り入れられます。

 「縁側があること」
軒下の部分の造られる縁側は
庭と室内を繋ぐ働きをします。

軒下なので夏は陽射しが遮られ、
雨の日には雨に濡れることなく過ごせる場所です。

夏には夕涼み、
冬には日向ぼっこをして
ゆったり過ごせる場所でもあります。

 「土間があること」
玄関は靴を脱ぐだけの場所の
間取りがほとんどですが、

古くからの日本家屋には
広い土間がありました。

土間は家の中で靴を脱がないで入れる、
唯一の場所です。

家庭菜園で収穫した野菜を仮置きしたり、
屋内ではできない、ちょっとした作業を
したりできます。

雨の日に子供の遊び場としても
活用できます。

また、
ベビーカーや自転車、スポーツ用品などを
置くことも可能になります。

玄関土間を採り入れることで
生活の幅が広がったりします。

 「引き戸であること」
障子や板戸など横に滑らせて
開閉するタイプの引き戸は、
間取りに柔軟性を与えます。

部屋を広く使いたい時は開放し、
区切る必要のある時には閉める
という使い方ができるからです。

昔は、
結婚式や法事などの大勢が集まる際には、
ふすまを取り外し、大きな部屋にしていました。

その昔からの柔軟な間取りの考え方を
今の生活でも上手く活かすには、

ドアではなく引き戸を活用するメリットは大きいですね。


古い日本家屋の部屋で
このメルマガを書いています。

しかし、
今居るのは縁側に近い部屋で
縁側と部屋の境は障子だけなのですが、

とてもとても寒いです(笑)。

古くからの日本人の知恵が詰まった
日本家屋の良さを理解して、
十二分に活かしながら、

今の時代にあった高性能の家を
建てたいものですね。

明日は、大晦日。

みなさま、
良い年の瀬をお送りください。

では、
今日はこれで失礼します。

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