こんにちは。
シーナリーハウスの西村です。
全国的に暑さが凄いようですね。
大分は雨模様なので、その分、涼しいようで良かったです。
さて、今日のテーマは「工務店はどうしてもカモられる!?」です。
みなさん、ライフスタイルブランド「ニコアンド(NIKO AND…)」はご存知だと思います。
私もパークプレイス大分にあるショップにはついつい入ってしまいます(笑)。
その「ニコアンド(NIKO AND…)」に関する、こんなニュースを見ました。
↓↓↓
https://m-sceneryhouse.jp/l/m/NsbsAoFTCagZKN
この企画をプロデュースする住宅会社は、今や上場企業である熊本のリブワークです。
アフタヌーンティーとコラボしての企画住宅がTOSハウジングメッセにあります。
このように、住宅会社がメジャーなライフスタイルショップとコレボして企画住宅を販売するケース、
巨大な資本力がないと出来ないことなんですが、よくあります。
最近は少なくなりましたが、大分発のライフレーベルという住宅FC(フランチャイズ)ビジネスを全国展開している会社がいろいろなところとコラボしての企画住宅を発信していました。
ライフスタイルショップとコラボ、
アパレルブランドとコラボ、
インテリアショップとコラボ、
雑誌とコラボ、
などなど・・・
その動きを傍観しながら、私のビジネスマンとして血が騒ぎます(笑)。
そうなんです。
手っ取り早く、イメージ良く、ただ売ることだけを考えると、このコラボ作戦はとても有効です。
住宅会社がコラボする会社のこれまで培ってきたブランドイメージをそのまま利用できますし、
実際には、それなりに一見オシャレにまとまっていますので、通常の「ダサい」と思われる住宅と比べて「いいな~」「欲しいなあ~」という消費行動になります。
もしかしたら、
私のこれまでのビジネス経験からすると、このようなコラボ戦略ビジネスをした方が、自分には合っているのかな!?
この記事を見た時に、正直、そう思っている自分もいます。
けど、
そんな気持ちもありますが、本音の本音で言うと、嫌悪感。
どんな嫌悪感かと言いますと・・・
「情弱な工務店をカモにしないで欲しい」
「流行りに弱い、イメージ優先で家を買う人を惑わさせないで欲しい」
これが本音です。
いろいろと問題があるのですが、この記事にもありますが、特にここが問題、
「ライセンス加盟を希望するハウスメーカーは、加盟金200万円(税別)とライセンス費用月額55万円をリブサービスに支払うことで、“エディットハウス”の商標、建築物や内装のデザイン、販促物、販売ノウハウといったIP(知的財産)を使用でき、モデルハウスを建てて集客する。リブサービスは1都道府県あたり3社、都市部では4~5社を上限にハウスメーカーと契約する」
加盟金200万、それなりに高いですし、月々のラインセンス料が55万、これ、シーナリーハウスでは払えません・・・というか、正確に言いますと払えますけど払う気がしません(笑)
そうなんです。
これが住宅フランチャイズビジネスの根幹です。
これよりももっと費用がかかるところも多いです。
エリア制といって、あるエリアでこのライセンスが使えるところを限定することで、独占的な商品によりエリア内で差別化出来ますよ。というビジネスモデルです。
当然にこれらの会社で特別にかかった費用は、その会社で家を建てるお客さまが按分して支払うことになります。
これらの費用のみでなく、宣伝広告費や、モデルハウスの建設費用、その運営コスト、などなど・・・
工務店はこのライセンスを購入することで、この商品ノウハウや営業ノウハウの提供をしてもらい、全国的にブランディングもしてもらえるので、売り易くなる。
特に、有名ブランドで、ショップが街にあることで、そのブランドイメージを利用できる。
そのブランドが好きな人は見込み客になる可能性もある。
自社に欠けている企画力、商品力を補うことをお金で解決するわけです。
目先の売ることだけ考えると「有り」の戦略です。
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