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株式会社おおいた家づくりコンシェルジュ

~外壁素材について<続き>~

こんにちは。

シーナリーハウスの西村です。

今日のテーマも
昨日に続いて、外壁素材についてです。

昨日の続き、

⑤モルタル
⑥タイル
⑦ALC

について説明いたします。

先ずは、⑤モルタル

モルタルとは、砂とセメントと
水を混ぜ合わせた材料のことです。

モルタルには、十分な防火性があり、
継ぎ目がないので、どんな形状の
外壁にも対応できるデザインの
自由度の高さがあります。

そのため、仕上げの工法によって
多彩な表情を演出できるのが、
他の外壁材にはない大きなメリットです。

ただし、
職人さんの手作業による現場施工になります。

そのため、左官屋さんの実力や、
仕上げを行なう塗装工さんの腕、
現場での品質管理の良否によって
仕上げや耐久性に大きな差が出ます。

「モルタル」壁の装飾工法には、
次のようなものがあります。

工法①リシン仕上げ

リシン仕上げはツブツブした粗い表面で
つや消し効果があり、自然石などの
風合いに近いのが特徴です。

しかし、安価なアクリル樹脂が
使われることが多いため
耐久性は高くありません。

リシン仕上げの耐用年須は、
およそ7~8年といわれています。

工法②スタッコ仕上げ

スタッコ仕上げはセメントや大理石、
砂などを混ぜた原料をコテやローラー、
または吹き付けによって施工する工法です。

この工法はリシン仕上げよりも
厚めに仕上がるので、
重厚感や高級感があります。

価格が安く耐久性が高いのが
メリットですが、
表面がざらざらした質感のため、
汚れがつきやすいのが欠点です。

工法③吹き付けタイル

けい砂、軽量骨材などの原料と、
樹脂を混ぜ合わせ、
タイルガンと呼ばれる工具で吹き付けたものです。

外壁に多彩な表情を演出できる
のがメリットですが、
使用する樹脂によって
耐用年数が変化するのがデメリットです。

工法④ジョリパット

塗料と砂を混合した砂壁状の塗料で、
モルタルの上から塗装する材料です。

この塗料は下地の変化に追随し、
ひび割れしにくいため、
耐久性が高いのが特徴です。

他にもカラーバリエーションや
仕上げ方法が豊富というメリットがあります。

ただし、
凹凸があるので汚れがつきやすいことがデメリットです。

次に、⑥タイル

タイルとは粘土を主成分とした原料を
板状にして焼き固めた外壁のことを指します。

タイルの最大のメリットは
耐久性に優れている点です。

タイル自体が非常に硬くて
傷や摩耗がつきにくく、
紫外線による変色や褪色といった
経年劣化もほとんどないことが
理由として挙げられます。

さらに、
ほとんど吸水しないので、
汚れにくく雨の影響を受けにくい
素材でもあります。
ほかの外壁材と比較しても、非常に優秀です。

また、正しく施工されれば、
20年~30年以上の耐久性を発揮します。

タイルの最大のデメリットは、
「浮き」や「剥がれ」です。

これは、施工不良や継ぎ目、
コーキングの劣化が原因で、
タイルの裏側に水が侵入して
しまうため発生する症状です。

そのため、
いくらタイルの耐久性が高くても
定期的な点検やメンテナンスは欠かせません。

最後に、⑦ALC

ALCとはケイ酸質、石灰質、
アルミニウム粉末を主原料とし、
高温高圧で蒸気養生された
軽量気泡コンクリートパネルのことです。

特徴としては、水に浮くほど軽く、
建物に負担を与えません。

また、
断熱性・耐火性に優れているなど
非常に優秀な外壁材です。

ただし、
ALCは多孔構造なので、
防水性はほとんどありません。
そのため、防水性の機能は仕上げ材に依存しています。

ですから、
もし塗装仕上げに使われる塗料に
防水機能がなければ、
ALCは水を吸水してしまい、
内部から外壁が崩れてしまいかねません。

また、
ALCにはパネルの継ぎ目があるので、
継ぎ目のコーキングが劣化してしまう
と防水性が低下して、雨漏りの原因になります。

そのために、定期的なメンテナンスでは、
塗膜だけでなくコーキングが劣化して
いないか確認することが大切です。

と、だらだらと書きました。

外壁材、いろいろな種類ありますが、
メリット・デメリット、いろいろとあります。

ここまで説明しておいて、
なんなんですが・・・

外壁は建物の印象を決める、
一番大事な要素であります。

建物をチープに見せるのも、

建物をカッコ良く見せるのも、

風格あり上品に見せるのも、

外壁次第で決まります。

デザインとリンクしないと
勿体ないことになりますよね。

素材自体のメリット・デメリットだけで
選べないこと、ありますので、

一緒に考えて参りましょう。

私たちは、
予備知識を圧倒的に持っておりますので。

では、今日は、これで
失礼させていただきます。

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