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株式会社おおいた家づくりコンシェルジュ

~久しぶりに「獺祭」の本拠地に~

こんにちは。

シーナリーハウスの西村です。

お正月休みなので、今日は短めになると思います。

山口に帰省中の西村ですが、この情報を知っていたので、実家近くですので、実際に見に行ってきました。
↓↓↓
https://m-sceneryhouse.jp/l/m/SU0AQorrYMhvMJ

なんでもない土木的な橋が架かっていたところに、確かに橋が「風景」をつくっていました。

建築物にはその場を変える力があるということを、まざまざと感じさせてもらえました。

清酒業界、山口を代表する経営者である、旭酒造の桜井会長のブログもたまに読んでいて、
↓↓↓
https://m-sceneryhouse.jp/l/m/CyDOrWDczRvUWb

「何でもかんでも隈研吾」と、日本の建築界の話題って隈研吾さんの話題が多いのですが、こんなところにも・・・感じですが、

獺祭の旭酒造さんは、ブランディングのために、以前から隈研吾さんを登用しています。

私の実家から更に山奥にある本社に併設の直売所の建物が隈研吾さん設計なので、当然にその流れで、直売所前の橋のデザインも・・・となったようです。

隈研吾さんに依頼したから格好いい、スゴイ橋ができた!ということも興味ありましたが、それ以上に関心があるのが、

この橋を造るために、旭酒造さんがプラスして多額のお金を出したこと。

工費3億7000万円のうち、修景化に伴う費用として2億円を旭酒造さんが負担したということです。

なんと、半分以上のコストを!

いくら直売所に直結する橋ではありますが、あくまで公共の橋の建設費用。

基本的には、旭酒造さんは一銭も出さなくてもよいはずです。

そこを、どうせ架け替えるなら、つまらない橋を架けるのではなく、お金をかけてでも象徴的で話題性のあるものにしよう!とする、この心意気、素晴らしいです。

「獺祭」ブランドでかなり儲かっている旭酒造さんなので、当然に税金対策ということもあると思いますが、

こういうことをすることで、隈研吾さんとの関係性強化による一流の建築界を通しての富裕層マーケット、海外マーケットへのアピール、山口県、岩国市という行政も巻き込んでの、更なる獺祭のブランディングに繋げていくことになります。

おそらく、今回の橋の建設費用にかけた2億円は、そろばん勘定的にはすぐにでも回収できることになるんだと思います。

いいお金の使い方です。

先行投資としても、「四方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし、そして未来よし)」で無茶苦茶、素晴らしいです!

酒造りの会社さんなので、もともとの造っているお酒が美味しいお酒でないと全くもって本末転倒であります。

そこありきではありますが、その自分たちが自信をもって造っているモノをどのように自分たちの求めるマーケットに受け入れてもらうのか!?

そこを昔から考えているのが、旭酒造さんなんですよね。

だって、「獺祭」決して安くないですもんね。

ブランドを維持するために、絶対に値下げとか、特価とかはしません。

造る酒の安売りをして、会社をほぼ倒産させた経験がある桜井会長ですので、そこは意地でもしてはいけないと、高くても買っていただける酒を造り続けるんだという信念があります。

高くても買っていただけるシチュエーションづくり、ブランドづくり、場づくり、そして人脈づくり、などなど・・・

酒造りにも長けていますが、厳密にどちらかというと、マーケティング力とか販売力の方が長けています。

そこにある信念はもの凄いものがあるなと、もう13年前になりますが、旭酒造さんの社長室で、桜井会長(当時は社長)と直に話した時から感じるものがありました。

しっかし、本当に経営者という人の存在は、スゴイですよね。

職業病で常に経営者という人間に興味ある私としましては、自分に照らし合わせて考えると、本当にまだまだだなと、私の大分での仕事人生、経営者修行はまだまだ始まったばかりです。

比べてはいけない・・・

そうは思いませんね。

そう思ってはいけない。

逆に、トコトン比べないといけない。

そう経営者としては・・・(小さな工務店の社長だから大目に見てもらえるとかダメダメなのは許されない)

同じ地域の何もない田舎の土地で幼少期を育って、スタートは同じようなもの。

13年前に実際に会った時も、そんなカリスマ性はなく、普通の素朴なおじちゃんでした。

けど、信念はあって、強い気持ち、熱い気持ち、パッションはありました。

その桜井会長が主導で、いよいよ本格的にアメリカでの清酒の製造・販売を開始するようです。

もう社長を息子さんに任せてから、悠々自適な人生でもいいものを彼のチャレンジは続いています。

いや~、負けてられないですね。

そう思わせてくれる、今年のお正月での一コマでした。

ちなみに、私は世に言う、下戸なので、お酒は一切飲めません。

ですから、正直言うと、「獺祭」が美味しいとか、味から支持されている意味が全く分かっていません(笑)。

あしからず。

では、
今日は、これで
失礼させていただきます。

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