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株式会社おおいた家づくりコンシェルジュ

~ル・コルビュジエの弟子の名建築が・・・~

こんにちは。

シーナリーハウスの西村です。

今日の大分市内、春らしい気持ち良い一日でした。

あっという間に5月も既に中盤に差し掛かってきました。

時が経つのは本当に早いですので、いろいろと先延ばしにせずに出来ることはどんどんとやって参りましょう!(こうメルマガに書きながら、自分に一番言い聞かせております・・・(笑))

さて、今日のテーマは「ル・コルビュジエの弟子の名建築が・・・」についてです。

みなさま、この話題はご存知でしょうか?
↓↓↓
https://m-sceneryhouse.jp/l/m/Glm3jIFn92A68F

女優の鈴木京香さんが!ということで、相当な話題になっております。

NHKのクローズアップ現在でも話題に・・・
↓↓↓
https://m-sceneryhouse.jp/l/m/j5zsk6Cbh6Hxc1

なんで、鈴木京香さんがそこまでして購入を決意されたのか!?

みなさん、もしかしたら、イマイチご理解いただけてないかもしれません。

私たちのような「建築好き」というか「建築バカ」には、これは相当に大きな話題でありまして、

鈴木さんの英断になんとも恐れ入るところですし、お金さえあれば私も買いたい!ぐらいです(笑)。

この購入された建物を設計したのは、吉阪隆正という建築家で、大学の建築学科で学んだ人はみんな知っている名前ですが、そんなメジャーな建築家ではありません。

吉阪隆正氏はル・コルビュジエの弟子ですが、弟子としては、前川国男氏の方が圧倒的に有名で、

「吉阪隆正」の名前は知れなくても、「前川国男」の名前は知っている人、多いと思います。

今回、鈴木さんが購入された建物「ヴィラ・クゥクゥ」は、吉阪隆正さんの設計ですが、コルビュジェの建築手法、デザイン手法から学んだところが随所にあり、コルビュジェの建築と言ってもいいところもあります。

ですから、コルビュジェ好きにはたまらない建築なわけです。

ル・コルビュジエ

近代建築の巨匠中の巨匠でして、三大巨匠(ドイツのミース・ファン・デル・ローエ、アメリカのフランク・ロイド・ライト、フランス(スイス生)のル・コルビュジェ)の中でもダントツの存在感の建築家です。

私も、学生時代、この近代建築三大巨匠の中では、一番にコルビュジェが好きで、コルビュジェの建築については勉強しておりました。

特に、それまでの建築の概念を壊した近代建築の時代の基となった「サヴォア邸」は大好きで、相当に個人的には研究しました。
↓↓↓
https://m-sceneryhouse.jp/l/m/OOKQBlgX3i332P

今から100年近く前にこの発想ですよ。

信じられないです・・・

コルビュジェの日本での作品は数少なく、たった一つしかありません。

上野にあります、国立西洋美術館がそうです。
↓↓↓
https://m-sceneryhouse.jp/l/m/3xcgVpLdOv9XG0

結構、大きな絵画展なんかしますので、みなさんも行かれたことあると思います。

ここで、芸能レポーター的な話題になるかもしれませんが、ついついお節介で・・・

鈴木京香さんとお付き合いしているという俳優さんは・・・

そう、長谷川博己さんです。

この長谷川博己さんの近年、亡くなったお父さんは、建築史家であった長谷川堯さん。

日本の近代建築界の大御所、村野藤吾さんと非常に親しかった、建築史家としても大御所の人です。

著作や論文は学生時代に読んだ記憶はありますし、名前は存じておりました。

そういう関係性の中で、鈴木さんも建築などに興味を持ったと言われております。

残すに値する建物をどう維持していくのか!?

残すに値する価値を誰が判断するのか!?

経済原理性と建築芸術性の折り合いをどうつけていくのか!?

お金が絡んできますので、とても難しいところだと思います。

かつてのように行政がお金を出して維持することは時代的に出来なくなっておりますから・・・

大分でも身近なところとして、磯崎新さん設計によるかつての大分県立図書館(現アートプラザ)の保存運動なんかもありました。

旧大分県立図書館の前にあった、同じく磯崎新さん設計であった大分県医師会館は残念ながら取り壊されております。
↓↓↓
https://m-sceneryhouse.jp/l/m/twGLcYXO6sY4T3

私が学生時代に磯崎建築を見に九州行脚をしている時に、現物を見ておりますが、この医師会館と県立図書館の2つの建物の迫力は凄かったです。

今回の鈴木京香さんは私財を投じて残したい建物のオーナーになったわけですが、

どうぞ余裕のある方には、余裕のある企業の方には、歴史的意義のある建物のオーナーとなり、建築デザインの歴史的意義に光を当てて欲しいものです。

と勝手なことを言っておりますが、

そんなことを思っている私ですから、「数十年で取り壊すに値する建物」だけは絶対に建てないように、

心に決めておりますので、ご安心ください(笑)。

是非とも、シーナリーハウスと一緒に大分の風景をつくって参りましょう!

では、
今日は、これで
失礼させていただきます。

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