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株式会社あすなろ建築工房

ZEH住宅が既存不適格住宅になる!?

こんばんは。

あすなろ建築工房の関尾です。

メルマガネタはたくさんあって、お伝えしたいことが山ほどあるのですが、なかなか書く時間が確保できないで悶々として過ごしています。
「メルマガは旬が大事」ってことで、頑張って書いてます。

本日は、なかなかメルマガネタにすることが出来なかったことをようやく書くことが出来ます。
なにかと言うと「耐震基準が改正される」ということ。
これは私の周りの国土交通省に出入りのある知人から情報は聞いていたのですが「まだ話してはダメ」と口止めされていたので、これまでムズムズしていました。(^^;
先日、このことについて、国土交通省住宅局住宅生産課から意見募集(パブリリックコメント)が出されたので、おそらくこで解禁と思いますので、メルマガでお伝えすることが出来るに至りました。

パブリリックコメントはこちら。
「長期使用構造等とするための措置及び維持保全の方法の基準の一部を改正する告示案に関する意見募集について」
https://asunaro-studio.jp/l/m/auBZIQ0ZDFfLUL

詳しくは、上記リンク先のパブリックコメントの概要を見て頂きたいのですが、これまで問題とされてきた4号特例(木造2階建ての構造検討資料の省略)廃止に着手するべく、構造安全性を確保するために「省エネ化に伴って重量化している建築物の安全性の確保のため、必要な壁量等の構造安全性の基準を整備する」としています。

つまり簡単に説明すると、「4号特例をいいことに、しっかりと耐震の設計検討をしないままに施工されてしまっている住宅がとっても多い。政府としてはエネルギー消費削減、創エネ施策を推進する必要があり、今後も住宅の省エネ化・創エネ化を進めていきたい。しかしそれに伴って住宅に重たい太陽光パネルを屋根に載せて、ペアガラスやトリプルガラスと言った重いサッシが取り付けられていくと、建物が重量化して、耐震性能を満たしていない建物が増えてしまう。そもそも現在の耐震基準は昭和時代のもので、太陽光パネルを載せる予定もなく、ガラスもシングルガラスとして考えていたモノ。省エネ化・創エネ化に伴って、このまま住宅の重量化が進む
と、そもそも想定していない荷重を載せた状態にあるので、大地震が来たら倒壊してしまう住宅が大量発生してしまう。政府が進めたZEH住宅が軒並み倒壊とかしたらやばい。そこで建築基準法を改正して、耐震性能を厳しくしますよ。」ってことです。

いきなり建築基準法を改正することは出来ないので、今回、パブリリックコメントが出されました。
とはいっても、私の情報筋によると国土交通省はマジマジで、この秋(10月1日)のZEH基準に省エネ基準を引き上げるタイミングで、耐震基準も見直しさせたいらしいです。

実はこれには伏線があって、今年の4月に出された長期優良住宅が対象となる地域型グリーン化事業の要綱にも表れていました。
https://asunaro-studio.jp/l/m/IoUSUAvDyTgBmU

とっても分かりにくいのですが、この要綱内の「ZEH住宅の条件」として、

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