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株式会社あすなろ建築工房

高断熱高気密住宅って贅沢?

こんばんは。

あすなろ建築工房の関尾です。

メルマガでお伝えしたいことは
山ほどあるのに、メルマガを
書く時間をなかなか
確保できないのが悩ましい毎日を
過ごしております。

今日はそんな一例。

3月25日に
「住宅の品質確保の促進等に
関する法律(品確法)に基づく
日本住宅性能表示基準の一部改正」
が官報に告示されました。
https://asunaro-studio.jp/l/m/BSggkqd05nIpIA

3月までは、等級4とよばれる
平成11年の基準を断熱の性能の
最高等級としてきたのですが、
ようやく等級4を上回る
上位等級が定められました。

詳しくはこちら。
https://asunaro-studio.jp/l/m/DG4864FCwRPrJZ

その時にこの話題を
メルマガで話したいと
思いながら今日に
なってしまいました。(^^;

まずこの「上位等級制定」について
説明すると、住宅の品質確保の
促進等に関する法律が一部改正されて、
今年の4月1日から
「断熱等性能 等級5」が
10月1日からは
「断熱等性能 等級6と7」が
新設されることになりました。

先にお話したように
これまでの最高等級は
「等級4」までで
平成11年から23年間
変わってきませんでした。

「断熱等級 最高等級を取得!」って
とっても偉そうに謳っていながら
「とても寒い」という家が
全国に建てられ続けています。

例えばこれ。
https://asunaro-studio.jp/l/m/pe0SXYTR5DsfIU

なかなか動こうとしなかった
国土交通省が、河野大臣主催の
タスクフォース会議などを経て、
ようやく重い腰を
上げた形となります。

このところのエネルギー問題や
高断熱高気密住宅への
ニーズの高まりもあって、
国も無視が出来なくなって
きたものと思います。

家づくりをご検討されている方の
多くが「断熱性能」を最優先にして
いらっしゃるように思います。

実際にあすなろ建築工房に
ご依頼頂く方の多くが
「高断熱高気密住宅を造っているから」
ということを判断理由の一つに挙げて
あすなろ建築工房を選ばれています。

もちろん他の理由もたくさんありますが、
第一前提として「高断熱高気密」
であることを皆様が求められています。

一方で「高断熱高気密住宅は
贅沢なのでそこまで求めない」
という方もある一定数
いらっしゃるようです。

そのような話を以前に
メルマガのご感想で頂いて
いたのでご紹介します。

---------------

私は暑がりなので、
両親に『高気密高断熱の家はどうか』
と聞いたところ、
『北海道じゃないんだから
普通でいいわよ』と
言われてしまいました。

恐らく“高”という字が付いているので、
ハイグレードな印象があるのでしょう。

実家の環境も両親にとっては
普通であり、それ以外は
ハイグレードであるというのは、
世間一般的な考えなのかもしれません。

今は昔に比べ、環境も気温も
変わっていますから、家も同様に
基準を合わせて欲しいところですが、
なかなか難しいのですね。

私個人としては、
高気密高断熱なんて言葉は使わず、
その時代の環境に合わせた
基準となればいいのに、
と思う次第です。
(それならば両親にも
説明しやすいのに…笑)

---------------

とのご感想でした。

感想を読ませていただいて改めて
「現実はそうなのか~」って
思ってしまいました。

「高気密高断熱」という言葉の
捉え方が様々あるのですね。

「高」が付くと、アレルギー反応を
示される方もいらっしゃるので、
確かにある意味で
マイナスのイメージに
伝わってしまうこともあるのですね。

「普通でいい」
「普通がいい」
ってよく聞く言葉です。

特に高齢者の方に多いように思います。

では「普通って何?」って
ことになるのですが、
これが困ったことに
日本の普通が世界的に見ると
かなり低いものなのです。

冒頭でもお伝えした内容です。

やっと日本の世界への
仲間入りになるべく、
4月からは断熱等級5が
10月からは等級6、7が
制定されます。

実はあすなろ建築工房が
標準としている
断熱性能である
G2基準(等級6)は、
世界的にみると
まだまだかなり下のレベルです。

欧州では、何十年も前から
断熱性能の悪い家や
オフィスなどの建築物を
建てること自体が
禁じられています。

我々が手掛ける仕様でも
まだまだ基準に届かない位の
厳しい基準です。

昨年お引渡ししたUa値0.26の
「いんたーはうす」が
ギリギリでクリアするという基準です。

また、アメリカでは
資産価値の意味で
「高気密高断熱」でないと
資産として認められないので、
購入者が意識して
「高気密高断熱」住宅を求め、
それに応える形で
行政が工事途中に複数回の
チェックをして性能の
担保をしています。

中国や韓国でも、
もっともっと厳しい基準が
設けられています。

松尾設計室松尾さんが
書いている窓の基準の話。
https://asunaro-studio.jp/l/m/Yf3vJPuqhjZvKD

ある意味、日本だけが
世界から取り残されて
しまっています。
https://asunaro-studio.jp/l/m/UrGxGfcq2Xsbzq

なぜ日本では、断熱性能の基準が
低く設定されているのか?

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