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株式会社プレゼントデザイン

鉄骨やコンクリートはおすすめ?

こんにちは。
プレゼントデザイン 川端です。

昨日は無事、
落合南 はぐくみの家の
請負契約となりました。

この計画と京都での計画で、
プレゼントデザインは年間6棟となり、

いろいろとご相談はいただいていますが、
着工は来年になります。

今朝は入社予定のスタッフと
打ち合わせをしましたが、
彼が予想外に仕事ができるのを
期待しながら、笑
良いご提案ができるように
それぞれの計画を進めていきたいと
思います。

さて、住宅といえば、
木造住宅が私達実務者は思い浮かべますが、

一般の人にとっては、
深く考えないところかと思います。

これはロードバイクに乗る
サイクリストは
フレームが鉄なのか、
アルミ、それともカーボン、
いやいやチタン??
などと興奮気味に話しますが、

ママチャリに乗っている人は、
そんな事考えたことがないのと
同じかもしれません。
(飛躍した例えですみません。)

建物を作る構造として、
大きく下記の4つに分かれます。

1.鉄筋鉄骨コンクリート造
2.鉄筋コンクリート造
3.鉄骨造
4.木造

木造は在来と2×4、
鉄骨も重量鉄骨と軽量鉄骨と
細かくは分類されますが、
材料的には4分類かなと思います。

簡単な表現でいうと、
上の構造のほうが、
大規模建築が作れるということですが、

もう一つの観点でいうと、
耐火性、つまり火につよいのが、
コンクリートの建物になります。

木造も鉄骨も火に弱いのが特徴です。

たまに、鉄はフライパンなどでも
使われているので火に強いイメージを
持たれている方もいますが、

鉄は一定以上の温度を超えると
ぐにゃりと曲がってしまいます。

逆にコンクリートの建物は、
火にも強く、硬さもありますが、
脆いという弱点があります。

簡単に言えば、人工的につくった
石みたいなものですので、
押しつぶされる力には強いですが、
ヒビが入ると割れてしまう弱点があります。

その脆さをカバーするのが鉄筋ということになります。

つまり、鉄筋コンクリート造は
コンクリートが鉄の火の弱さをカバーし、
鉄がコンクリートの脆さをカバーしている
近代に開発されたある種発明的な構造体です。

難しいことばかり、書いてしまいましたが、
表題の鉄骨やコンクリートはおすすめか、
という問の答えですが、

鉄筋コンクリート造はおすすめですが、
鉄骨はおすすめではありません。

鉄骨は火に弱いという弱点に加えて、
熱を通しやすく、
結露しやすいという弱点もあります。

つまり断熱性能的におすすめではないです。

本当にハウスメーカーがつくる
軽量鉄骨造の外壁にカビが生えているのを
よくみかけます。

できれば避けたほうがいいと思います。
工場とかだと、安価で作れるのでいいと思いますが。

一方、鉄筋コンクリート造は
熱をたくさん蓄えることができるので、
温度が均一化しやすい特徴もあります。

温熱的にもおすすめの工法です。
ただし、外断熱は必須です。

打ち放しコンクリートのような住まいは
温熱性能的にはかなり不利になります。

ところで、鉄筋コンクリートが
構造的にはおすすめなのに、
なぜ普段木造を設計しているのか、
それはずばりコストですね。

木造でも最近のウッドショックの影響で、
坪単価が100万円を超えてきていますが、

鉄筋コンクリートはおそらく、
150万円は超えてきます。

コスパ的には木造が安くつきます。

ただし、街中の防火地域では、
木造も耐火性能を上げないといけないので、
あまり、大きな差にはならないこともあります。

街中は鉄筋コンクリートも検討範囲、
郊外の住宅地は木造、

というのが一つの判断です。

それでは、また次回。

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