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株式会社あすなろ建築工房

火災保険を深読みする

こんばんは。

あすなろ建築工房の関尾です。

火災保険が値上がりします

昨日は長女の中学校の
卒業式がありました。

コロナ感染防止のため、
出席できるのは
一家族一人だけということで、
私はウェブでの視聴となりました。

ちゃんとプロのカメラマンが
入っての撮影だったので、
卒業証書授与の際には
個人個人にズーム拡大も入って、
外部からでも楽しめるものでした。

しかし残念なことに
学校側の通信環境が
悪かったようで、
時折画面が「グルグル」表示が
出たままになって
画像が停止してしまいました。

運悪く長女の授与の際も
グルグル表示で、
リアルタイムで見ることは出来ず、
昨晩録画で確認することになりました。

こんな時代ですが、
無事に卒業が出来てよかったです。

さて、本日の本題に。

火災保険が値上がります。

今日はそんなことから
「火災保険を深読み」
してみたいと思います。

昨日、3月10日の日経新聞の記事。
https://asunaro-studio.jp/l/m/aFw2DMFbm4SFde

損害保険大手4社が
10月から住宅向けの
火災保険料を全国平均で
11~13%引き上げるとのことです。

国内で豪雨被害が近年多発したことや
世界的な災害が多く起こっていることで
保険会社がリスクを
外部の転嫁するための
再保険料が高騰していることが
理由とのこと。

横浜周辺だと一般的に年に
4万5千円の保険料だったところが
6000円値上がりするらしいです。

これまでに2015年、
2021年にも値上がりしていて、
15年以降でみてみると、
3割も上昇することになります。

そして今回の値上がり幅は
過去最高とのこと。

そしてウッドショック、
建材ショックの影響もあって、
今後建設資材が高くなることで、
復旧費用なども高騰してくることから
今後も保険料の上昇が見込まれるとのこと。

さてここからが深読み。

まず「なぜ火災保険は
そんなに値上がりするのか」
を考えたいと思います。

一番の理由は、
新聞記事にもあるように
自然災害による保険金支払額が
増加していることになります。

このことは
「火災・地震保険の概況_
2020年度(2019年度統計)」
を見ると内容が分かります。
https://asunaro-studio.jp/l/m/KYDWN0UplZZ10t

2017年までは多くても
2500億円程度の保険金支払い
だったのですが、2018年と2019年は
自然災害が多く、
8000億円に上っています。

まだ皆さんの記憶にも新しい
台風の被害が多かった年です。

2018年は台風21号が
関西で大きな被害をもたらしました。

関西国際空港の橋で
燃料タンカーが衝突して
空港が孤立したりした台風です。

2019年は二つの台風がありました。

台風15号では、千葉県で暴風となり、
停電が長期間に及びました。

ゴルフ練習場のネット支柱が
倒れ大問題ともなりました。

台風19号では関東から
東北甲信地方に被害が及び、
武蔵小杉のタワマンが浸水しました。

別の統計資料でみると、
火災保険以外の車両保険なども含んだ
主な風水害による保険金支払額は、
2018年は1兆5694億円、
2019年は1兆720億円とのこと。

2011年は1764億円だったとのことなので
10倍に近い金額になっています。

保険会社って、
保険金の出し渋りはしないものです。

被害にあった場合には
しっかりと手厚く
保険支払いをしてくれます。

それはなぜか?

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