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凰建設 株式会社

湿気の多い日本で断熱してもいいの?

凰建設の森です。

本日も平日ながら
午前午後と新規のお客様。

平日のご予約、本当に
ありがとうございます。

さて、本日の話題は
昨日の研修会から。

夕方から川崎市の
建築会社様向けにお話を。

対象は、世代交代を控えた
建築会社の社長さん達。

平均年齢は67歳位とのこと。

断熱の必要性についてと、
工事をする際の断熱のポイント。

話しの内容は昨日のメルマガの通り。

今日は質疑応答で出たお話です。

・日本で断熱をすると家が腐らない?
・日本で断熱をするとシロアリが来ない?
・昔断熱で失敗したけど本当に大丈夫?
・GWやXPS等の石油製品は環境に悪いのでは?
・川崎は湿気が高いから心配ですが大丈夫?

久しぶりにこの手の問答をしました。

決して悪意があってこういう質問を
されているわけではありません。

皆さんいい人そうなのは画面越しでも
よくわかる感じでした。

住宅業界に長くいる方だと、
高断熱住宅普及初期の事故事例などは
よくご存じだったりします。

なので、どうしても穿って見がち。

特に、断熱でご自身が失敗したという
経験がある人はもう二度とこんな家
建てたくないと思っていたりします。

これはなかなかに難しい問題。

断熱で失敗する理由は、
断熱をやるけど気密防湿は
やらなかったから。

だけど、ご自身の経験から、
断熱はダメだと思いこんでいる人の
意識を変えるのは本当にたいへん。

断熱と気密防湿がセットだというのは
1960年代には既に教科書には載ってた。

しかし、今、70歳近い社長さん達は
その情報に触れることなく半世紀以上
仕事をしてきてしまっている。

そして自己流で断熱をやって失敗した。

教科書などに載っている知識と、
自分の体験に食い違いが生じた時に、
どちらを信じるか。

彼らの多くは後者を信じる。

「教科書に書いてある事なんて、
 現場では役に立たないよ」

建築業界で働いたことがある人なら
一度は聞いたことのある言葉かと。

確かに現場は教科書通りにはいかない。

教科書に書いてあることは建前、
現場でやっていることがリアルで正しい。

そういう家づくりがずっと
続いてきました。

仲間内で誰も断熱をやっていないなら
その人の世界に断熱は存在しない。

やってきた講師が断熱の話をしたとしても
その講師の方がマイノリティな存在。

断熱でそんな夢物語みたいな事、起こるの?
なんですよね。

住まい手の悩みに特効薬はない。
しかし、断熱は非常にコスパ良く、
色んな住まいの悩みを軽減してくれる。

断熱の魅力が工務店に知れ渡りきるのは
いつのことになるでしょう。

早く広まってほしいですね。

正しい断熱ならどこで施工しても
問題は起きませんので、あん知んして
断熱をしていただければと思います。

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