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株式会社 マルト

次年度のローン控除はこう変わる!

こんばんは!
マルトの澤田です。

2022年度税制改正大綱の概要が
見えてきました。

与党の税制協議会で決定しました
ので、ほぼ間違いなくこの形に
なるかと。

予想してたのとは、いい意味で
ハズレました。

国もコロナでお金が無くなり
ましたので、もうちょい厳しい
と予想していたのですが、

そこそこ優しい制度設計になった
のではないでしょうか

新聞記事なんか読んでると、
現行制度は確かに高所得者層に
有利な制度だったので、今回は
中・低所得者層に恩恵が行くよう
制度設計されたと書いてます。

本当か???

では実際に計算してみましょう。

めちゃくちゃ簡単な計算と
説明をしますね。

なので細かい所を突っ込むのは
無しでお願いします(苦笑)

まず、ローン控除額ですが
年末残高の0.7%に引き下げ
されました。
但し、期間は13年と延長
されています。

これは少なくとも2025年までは
続きますので、これから建てる
方はローン控除が無くなるなんて
事はありませんのでご安心下さい

また、最大の控除額が一般住宅
が4000万から3000万、長期優良
住宅等の性能の高い住宅が
5000万から4000万に、こちらも
引き下げされました。

ネガティブ情報ですが、余程
高額なローンを組まない限り
あまり関係ありません。

まず、今までですが

年収1000万
自己資金はしっかりあるが
7000万借りてローン控除の
恩恵が受けられるよう、
毎年200万返す35年ローン
を組んだ方がいるとします。
建物は長期優良住宅。

年末の残高は5000万を超えて
いますので、1%をかけると
50万以上になりますね。
但し、最大は50万となっています
ので、それ以上は引けません
から、10年間で500万もの
減税になります。

ちなみに今は特別に13年なので
実はもっと帰ってきます。

この方が次年度の税制になると
最大4000万で0.7%ですから
28万に下がります。
13年に延長となるものの
364万ですから、136万も控除額
は減る事になります。

こういう所得の方は余裕もある
でしょうから、そういう意味では
良い制度になったといえるかも
しれません。

では、国が言う中低所得者という
所で計算してみましょう。

日本の平均年収は約430万です。
とはいえ、異常に給料の多い人
も含めた数値なので、年収の分布
で見ると400万以下が半数以上
になります。

そういう事から400万の年収を
ベースに考えます

年収400万
自己資金500万
頑張って3000万借りた(銀行に
よっては返済比率で引っ掛かる
かもしれません)
毎年100万返す30年ローン
建物は同じく長期優良住宅

長期なので5000で50万減税!

とはいかないんですね。

年末のローン残高に対して
ですから、借りた額が3000万
なら、それ以上にはなりません。

よって、所得税・住民税合わせて
最大で30万です。

400万の方だと所得税と住民税の
合計は約25万なんですが、住民税
から引ける額は限度があります
ので、実質16万前後の減税に
なります(家族構成によっても
変わりますのでご注意!)

16万とすると10年だから160万

これがですね、次年度からの
制度だと0.7%と減りはする
のですが、13年に延長になり
ますし、

7~8年目あたりから、最大金額
である16万を下廻ってくるの
ですが、
それでも13年で198万の減税が
受けれます。

確かに低・中所得者には優しい
制度設計になりました。

とはいえ、現行制度は2022年12月末
までの入居の方が対象です。

現行制度は、1%で13年ですから
早いにこした事はありません。
特に比較的年収の多い方で
多めにローンの組める方は
特に大きな恩恵が受けれます。

急かすつもりはありませんが
近々家を建てたいと考えて
いる方は、来年の12月末を
一つの区切りとしてご検討
頂いても良いかもしれませんね

ではでは

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