こんばんは!
マルトの澤田です。
今は朝7時50分。
今日の昼に予定している
インスタライブで何を話すか、
考えています。
今日のテーマは『性能』です。
※直前にテーマが『お金』だった
事が判明!
そんな事は忘れて、
インスタライブのアーカイブ
も見ず、
「今日は性能だったのね」
と思ってお読みください(苦笑)
家の「性能」と聞くと、皆様は
何を思い浮かべますか?
恐らく数字で表された物をイメージ
されると思います。
車だと何馬力とか、PCだとメモリ
の容量だとか。
これ実はですね、日本語の解釈から
すると「性能」であるのですが
「機能」と言い換える事も出来ます
同じじゃんって思われるかもですが、
似ているようで違うものなんです。
例を挙げてご説明しますね。
例えば、家の断熱性能を示すUA値。
これは数値として、その「機能」が
あることを示します。
しかし、設計図通りにしっかりと
した隙間のない断熱材が施され、
正しく施工されて初めて、その
UA値が示す「性能」を持つ家に
なるのです。
どんなに優れた断熱材(機能)を
使っても、それを現場でしっかりと
施工出来て無ければ、ただの数字に
なるんですよね。
機能はあるけど性能は無いって事に
なります。
これは、素材においても言えます。
例えば、木材。
「国産の桧を使ってます」という
事実は「機能」です。
しかし、木材を乾燥させすぎたり、
逆に乾燥がしっかり出来てない木を
使って施工してしまうと、その木
本来の強さや耐久性といった
「性能」は失われてしまいます。
木の粘りや香りを残したバランスの
とれた乾燥と、さらに長く持つ為の
工夫(設計・施工)を施して、
初めて、木材が持つ真の性能を発揮
できるのです。
ただの良い木材(機能)があるだけ
では足りません。
設計においても同様です。
例えば6帖の寝室。
これは「機能」です。
しかし、窓の位置や大きさ、天井・
壁・床の仕上げがバラバラで落ち
着かない雰囲気であれば、それは
ただの「6帖の空間」で終わって
しまいます。
一方、それらの要素が意図を持って
トータルで調和したとき、初めて
「快適で心地の良い寝室」という
性能を発揮するのです。
残念ながら、この「機能」と「性能」
を混同しているお会社はまだまだ
見受けますし、そういう弊社も
間違いを起こさないよう、新しい
建材や工法、最先端の技術動向に
至るまで、常に知識と情報を
アップデートしながら設計・施工
にあたっています。
家づくりにおいて
「これは機能?それとも性能?」
という視点を持つことは、非常に
重要です。
カタログの「機能」に惑わされるの
ではなく、その機能が現場で最大限
に活かされ、住まい手にとって真の
「性能」として出来上がっている
のか見極める目をお客様ご自身にも
養っていただく必要があるかも
しれませんね。
めちゃ難しいと思いますが(苦笑)
ではでは
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