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株式会社 N.style 建築工房

構造チェックが大事と言われても・・

こんにちは仲田です。

先日のインスタライブ。

中古マンションを購入して
リノベーションしたオーナーさんを
招いてのトークライブでした!
https://n-style-renovation.jp/l/m/pAK9IjYWP9WZVO

Toivoさんでリノベした方なんですが、
物件選びの際の考え方なんかも
参考になりますよ~!

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構造チェックが大事と言われても・・
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「マンションリノベーション 物件選び」
って検索するといろいろ出てきます。

で、その中でよくあるのが、
構造のチェックが大事、
っていう説明。

とはいえ、これ、
あんまり意味ないよな、
って思います。

だって
これを一般の人が
自己責任で判定しろ
っていうんです。

それは無理ってものです。

個人的にはそれは
リノベ会社がやるべきでしょ
って思ってます。

一応、基本的なことを解説しますね。

マンションの間仕切り壁って、
壊せる壁と
壊せない壁があるんです。

通常は木などが下地で
石膏ボードでサンドイッチされていて
そういう壁は壊せます。

解体中のこれ見るとわかるかな?
https://n-style-renovation.jp/l/m/S8IMlRdu3brrJj

木の下地の奥はユニットバス。
写真は手前の壁をはがした状態。
木の下地があるのがわかります。

こういう壁はたたくと
軽い音で空洞があるのがわかる。

なので基本的には
壊せる壁だとわかります。

で、少し判定が難しくなるのが
GL工法で作られている壁。

たたく場所が一か所だけで、
接着部分をたたいたら
コンクリ壁みたいな感触になる。

なので空洞音がしないんですね。

GL工法の壁知らない人は
ちょっと内容がずれてるけど
こちら見たら雰囲気はわかります。
https://n-style-renovation.jp/l/m/yxle8akFAND7KB

まあ、場所を変えて
軽くコツコツしていけば
わかるんですけどね。

プロならまったく問題ない判定。

でも普通の人からしたら
それを判別するのって
難しいと思います。

そもそも多くのマンションは
ラーメン構造といって、
室内にコンクリ壁はない。

解体後の空間みたら
わかりやすいかな。
https://n-style-renovation.jp/l/m/9ELGAEoXzNlT8J

タテに伸びている
大きなコンクリートの柱と

天井から出っ張っていて
ヨコに伸びている梁で

四角い箱状になっている構造。

ちなみに同じラーメン構造でも
築年数が新しいと
柱、梁の出っ張りが少ない。
https://n-style-renovation.jp/l/m/dHZKTiCdQG5gN5

たぶん、皆さんが検討するであろう、
多くのマンションがこの
ラーメン構造というタイプ。

でも、中にはこういう風に
壊せない壁がある物件も。
https://n-style-renovation.jp/l/m/y1iE7xbPDCRVXc

写真の右側半分強が
コンクリートの壁。

これは壊せません。

この場合はたまたま1か所に
大きな壁だけでしたが、
短い壁がいくつもある場合もある。

築年数が古い場合に多いですね。

壁紙がコンクリ壁に
直接貼ってある場合は
叩けばわかります。

でも中にはコンクリート壁に
木の下地が組んであって、
わかりにくい場合もあります。

そういう場合、
一般の人ではまずわかりません。

それを見分けるには
建物の築年数の古さだったり、
全体構造からの推定だったりが必要。

過去に一度だけそういう
隠れたコンクリ壁物件がありましたが、
その物件はプロでも難しい
と思いましたね。

それくらい
わかりにくくなってたので。

と、説明してきましたが、
どうでしょう、みなさん。

わかりました?

仮に何となくわかったとして、
安心できましたか?

これで自分で安心して選べる!
ってなりましたかねぇ・・

私、こんな知識をいくら得ても
ぜんぜん安心できません。

これをちゃんと説明するのは
不動産業者か
リノベ会社しかないかと思います。

でも不動産業者が
こういう説明をするのは基本無理。

まあ、無理だよなぁ・・・
って思います。

建築の専門的な知識もないですし、
実務をしてるわけではないから
それを求めるのは酷かな・・・

でもまあ、
高い仲介手数料とってんだから
調べるとか経験の蓄積をするとか
して欲しいとは思いますが~~(@_@)

ということで、
壁が壊せる壊せない判定って
結局はリノベ会社しかないですね。

築浅物件はあまり問題はない、
と思います。

築古になればなるほど、
事前チェックはとても重要。

ん~、だとすると築古は怖いな~
って思う人もいるかもですが、

そこをちゃんと判断できれば、
コスト的なメリットもあるし、
物件選択の可能性も広がるわけです。

個人的には
古い物件をリノベする
ということに
大きな魅力があると思いますけどね。

それこそ新築マンションよりも
快適に暮らせる住まいが、
過剰な負担をせずに
手に入れることができるので。

はい、いろいろ説明しましたが、
構造チェックなんて
皆さんはする必要はないですよ、
ってことです。

そこは仲田を頼ってくださいませ~!

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編集後記
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難しい条件のプラン計画してますが、
ようやくまとまりつつあります。

今回はもしかしたら
今までの中でも
一番悩ましかったかも (;^_^A

すごく細かく条件設定して
いろんなパターンの可能性を
しらみつぶしに検討しました。

そうしないと
ちょっと見えてこなかったんですね。

行けると思ったアイデアが
あ、これだとこういう点がダメか、
ってなったりの繰り返しでしたね・・・

ということで、
あともう一息です。

ではではこの辺で。

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