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凰建設 株式会社

業界に言う権利は無いと思う

凰建設の森です。

本日は、気が早い、
2022年度のとっとり
健康省エネ住宅の講習会の
WEB打ち合わせ。

ぐいぐい予定を
詰められます。

こんな公務員さん初めて。
気後れしない様頑張ります。

勿論鳥取県の為にも
頑張りますが、
出来れば岐阜県の為にも
何か動きたいのですよ。

岐阜県の職員さん、
お声がけお待ちしております。

さて、本日の話題は、
定期的にSNSなどで
話題に上ったりする、
戸建住宅と賃貸、
どちらが得か。

みたいなお話です。

良くある話が、
新築住宅なんて資産価値は
ほぼ無いんだから無駄。
いやいや家賃の方が無駄。

ですね。

これどうなのかというと、
残念ながら両方とも、無駄です。

もし、全く同じ住宅を、
自分で新築して住むのと、
大家さんに建ててもらい
借りるのとでは、
大家さんの利益が家賃に載る分
賃貸の方が高くなります。

じゃあ、新築して住む方が
得かというと、実際、家を
建てるために掛けたお金は、
殆どが溶けてなくなると
みなされてしまうのが今の日本。

だから、どちらにせよ、
住むという事に対しては
新築も賃貸も割高で無駄。

逆にすごく得をするのが、
中古住宅です。
まだ住めるのに不当に価格の
下がった状態の家って、
いっぱいあります。

一般的な中古住宅の質が
低すぎるため、良い家でも
それに引っ張られて、
価格が下がってしまってる。

住むという事に対する
生涯コストを下げたければ、
ある程度の性能があるのに
あり得ないくらい激安の
中古住宅を買うのが一番。

業界や世間の常識と、現実の
ギャップを突いた買い物は
住宅に限らず得をしますよね。

だから築浅の離婚案件などの
中古住宅なんかは狙い目。

すごく嫌な言い方ではありますが、
誰かの不幸の裏側には誰かの
幸せがあるという事です。

日本の住宅に資産価値は無い。
時折紹介する日本とアメリカの
住宅資産額の積み上げグラフ。

その日本だけを抜き出したのが
↓     ↓
https://ohtori1.com/l/m/aNYuCAzd9yzw5Q

1995年から、2011年までの間、
日本の総住宅資産額は不変。

しかし、我々住宅業界はこの期間で
国民の皆様から実に300兆円もの
お金をいただいているわけです。

つまり、日本国民はこの期間、
一銭の資産にもならないモノに
せっせと投資をしては、
お金を溶かしてきたわけです。

消費が後に資産として残らない
という点では、
TVゲームや漫画、酒、タバコ、
その他の嗜好品と住宅は
何ら変わらず、ただの趣味。

住宅業界や国の政策が、
住宅を投資するに値しない物に
貶めてしまったわけですね。

それを大いに反省して、
今後は資産価値の残る住宅を
作っていこうよと、
方針転換をしている途中です。

だから、今までと同じような
家を作るなら「家は資産です」
みたいな事を、住宅業界の人は
言ってはいけないんですね。

我々住宅業界に籍を置く人は、
日本の家なんて無価値だと
言われても今はその通りだと
甘んじて受け入れるほかない。

でも過去は変えられないけど、
未来は変えられます。

資産価値の残る住宅の作り方なんて
諸外国の例を見れば分かる。

そういう家を目指す実務者は増えてる。

国もそういう方向に持っていきたい。

後は、市場の理解です。

どのくらいの人が、未来の
住宅の資産価値を信じてくれるか。

信じる人の割合が高ければ
高いほど、住宅が資産になる
未来は早く訪れます。

信じる人の割合が低いと、
その未来は随分先に。

誰も信じないなら今のまま。
住宅はお金の溶ける趣味の一つ。

この現状よりは悪くなりようがない。

であれば、少しでも、
良い住宅が世の中に広まるように、
そういう住宅の価値が保全される様に、
した方が良いのでは?

その方が、将来の自分も、
将来の自分の子どもたちも、
豊かになれると思いません?

何より、お金としての価値は、
今は残らなくとも、上質で
ストレスの無い暮らしは
手に入ります。

そこは、プライスレスですね。

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