こんばんは
クオホーム本田です。
本日は事務所で終日内勤。
図面作成と来週の
打ち合わせ準備を
まとめて進めていました。
土曜なので電話も少なく、
集中できる一日。
こういう日に限って、
細かい納まりの修正が
次々と見えてきます。
なぐり加工の床をどこまで
使うか、図面を見ながら
ずっと考えていました。
さて本日は杉床の
なぐり加工と珪藻土の話。
なぐり加工というのは、
床板の表面を手斧や鉋で
わざと削って、
凹凸をつける仕上げです。
「せっかくの杉床を、
なぜわざわざ削るの?」
そう思う方も
多いはずです。
でも、これが面白い。
平らにツルッと仕上げた杉と、
なぐり加工した杉では、
足裏の感覚がまったく違います。
平らな床は、
きれいですが単調。
なぐり加工は、
足の裏に微妙な凹凸が
伝わってきます。
これが気持ちいい。
夏の素足のとき、
この凹凸がじわっと
心地よく感じられます。
そしてもう一つ、
光の陰影が出ます。
削った面に光が当たると、
凹凸に沿って影ができる。
朝と夕方で表情が変わる。
のっぺりした床では
絶対に出ない味です。
傷も目立ちにくい。
もともと凹凸があるので、
多少の生活傷は
馴染んでいきます。
ここが実用的な部分。
ただし、全部の床を
なぐり加工にはしません。
これ、大事です。
一部だけ使うから効きます。
全部削ると、
今度は掃除がしにくい。
凹凸に埃もたまりやすい。
だから、人が立ち止まる
場所にだけ使う。
メリハリが大事です。
そして壁には湯布珪藻土。
これも触れてほしい素材。
珪藻土は左官で仕上げる
塗り壁です。
ビニールクロスと違って、
表面にわずかな凹凸がある。
手で触れると、
ざらっとした感触。
これが光を受けると、
壁全体にやわらかい
陰影が出ます。
クロスの壁は、
光が当たっても
のっぺり反射するだけ。
珪藻土は、
光をやわらかく受け止める。
この差が空間の
落ち着きを決めます。
なぐり加工の床と
珪藻土の壁。
どちらも共通するのは、
凹凸があること。
凹凸が光を散らし、
手触りに表情を生む。
ここが素材の本質です。
ただ、ここで正直に
言っておきます。
この良さは写真では
ほとんど伝わりません。
色や質感はわかっても、
足裏の感触は写りません。
時間ごとに変わる
陰影も写りません。
手で触れたときの
ざらつきも伝わらない。
だからカタログや
施工写真だけで
判断しないでください。
実物を見て、
できれば素足で歩いて、
手で壁に触れてほしい。
家は目で見るだけでなく、
足で感じ、手で触れて
暮らすものです。
毎日触れる床と壁。
ここに本物の素材を
使う価値は大きい。
高い設備を一つ減らしてでも、
床と壁の触感に
予算を回す。
その方が、
暮らしの満足度は
じわっと上がります。
素材は体感が一番早い。
これが私の本音です。
体感しに来てください
https://m.quohome.com/l/m/GHzwzs3xjABd6M
ご参考に。
では、では。
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