こんばんは!
マルトの澤田です。
今日のテーマは「歩留まり」という
製材用語のお話です。
少しニッチで、一見するとお客様
にはあまり関係のないマニアックな
話題に思えるかもしれません。
ですが、実はこれ、巡り巡って、
お客様が建てるお家の質やコスト、
そして木材の美しさに深く関係
してくる大切なお話なのです。
少しだけお付き合いいただけると
幸いです。
昨日今日と、兵庫県で製材業も
されている工務店ヤマヒロさんへ
視察に伺っておりました。
ヤマヒロさんは、地域の木材
(宍粟材)を徹底的に活かしきる
高い技術と、提案力で素晴らしい
住まいづくりを実践されている
会社です。
今回の出張で印象に残ったのが
製材における
「歩留まり(ぶどまり)」
でした。
歩留まりとは、1本の丸太から
住宅用として使える製品(角材や
板材)が、どれだけ採れるかを
示した割合のことです。
一般的な建築用材の平均的な
歩留まりはおよそ30〜50%と
言われています。
つまり、森から切り出された木の
半分以上(50〜70%)は、建材と
して使われずに残ってしまうのが
現実です。
残った部分はチップや紙の原料、
肥料、バイオマス燃料などに
再利用されていますが、製材所に
とっては低価格での取引となり、
利益の向上には繋がりにくい側面
があります。
では、なぜ建材として使えない部分
がそれほど多いのでしょうか?
決して木としての強度や耐久性が
足りないからではありません。
主な原因は、
「節(ふし)の位置や数」
「材の色ムラ」
「曲がり」といった、見た目(意匠)
の理由です。
木としての性能には全く支障がない
にもかかわらず、見た目の基準だけ
で弾かれてしまう部位が大量にある
のです。
これは製材所の経営を圧迫するだけ
でなく、自然の恵みを活かしきれ
ないという点で環境面でも非常に
大きな課題となっています。
歩留まりを上げるということは、
質の悪い木を無理に使うことでは
ありません。
当然、お客様にそれを無理強いする
つもりも毛頭ありません
見た目の個性を
「無駄な不適合部分」
と捉えるのではなく、
「天然木ならではのデザイン」
として美しく見せる設計技術と
仕上げの工夫です。
そして何より、その価値をお施主様
にご理解いただき、愛着を持って
受け入れていただくコミュニケー
ションが不可欠になります。
日本の住宅は古来より節の無い木
が良材とされてきた歴史があり、
どうしてもそのイメージが業界内
にもお客様にも強く残っています。
だからこそ、「節あり材=粗悪品」
という固定観念を解きほぐし、
ご採用いただくためには、環境面
だけでなく、性能やコストなど
お客様にとってどんな利益(メリ
ット)があるのかを丁寧にお伝え
することが本当に重要になります。
この課題に真っ正面から向き合い、
高いデザイン性と丁寧な説明で
お施主様の深い納得を生んでいる
ヤマヒロさんの取り組みは、私たち
の今後の家づくりにとっても非常に
大きな学びとなりました。
一本の木が持つ潜在能力を最大限
に引き出し、環境にも優しく、
住むほどに愛着が湧く住まいを
ご提案できるよう、今回得た知見を
これからの家づくりに活かしていき
たいと感じた出張となりました
ではでは
【実はインスタも割とマメに更新中〜】
https://my59p.net/l/m/ZnoqcDQNJFA0kS
ーーーーーーーーーーーーーーーー
本日のメルマガの感想や質問を
受け付けています。
https://my59p.net/l/m/oF7w1O0FGtD3TB
メルマガ発信の力になります!
【マルトHP】
https://my59p.net/l/m/31CRafaat3AG5L
あなたの家づくりのお役に立つ情報を
出来れば毎日、配信していきます!
【マルト家づくり無料相談会】の申し込みはこちらから
https://my59p.net/l/m/XmCyIVEn9tEGZO
【マルト資料請求】はこちらから
https://my59p.net/l/m/WdddKQBN3vZDND
家づくり百貨には、プロのつくり手同士が「本当に信用できる」と数珠つなぎで紹介し合った全国68社の工務店・設計事務所が参加しています。記事で学んだことを、信頼できるつくり手との出会いにつなげてください。
最近公開した記事
続きを読むには会員登録が必要です。