こんばんは!
マルトの澤田です。
昨晩、家作り百貨のインスタライブを
してました。
視聴者?さんからの質問に全国の
工務店さんが答えるという企画。
全国でも超有名なあすなろ建築工房の
関尾さんに、性能や知識では他の追随
をゆるさない 凰建設の森さん、
そこに、家百の創始者であるクオホーム
の本田さんと私というメンバー構成。
もう、僕が答える必要が無いんですよね。
正解はその三人が答えてくれるので(笑)
本田さんがちょこちょこ振ってくれたので
何とか喋れましたが、ほぼオマケ状態でした。
だからという訳ではないのですが、少し
説明できなかった部分もあったので、
見てなかった方がほとんどだと思うので、
少し意味がわからないかもしれませんが、
お付き合いください。
弊社に質問を下さった方で、築50年の家
のリフォームについての相談でした。
「まず何から考えれば?」
という質問だったのですが、私の答えは
今後、どのようにその家で暮らしていく
のかがスタートかなとお答えしました。
・5年で引っ越す
・老後まで住めれば
・子や孫にまで住み繋いでいきたい
こんな所がまず考える所かと思います。
上から下へ行くほど費用が上がっていく
とお考え下さい。
過去に施工させて頂いたお客様でも
いらっしゃったのですが、
大好きなおじいさんが建てた家を何とか
住み繋いでいきたいという思いで、
自分達世代だけでなく次の世代も住める
ような快適で耐震性もある家にしたいと
全面改修(耐震・断熱含む)をしました。
こういった考え方ならば、関尾さんが答え
られた通り、築50年だと間違いなく現行法
に適合しておらず、耐震性能もほぼ持ち
合わせてない家の造りですので、フルリノベ
になるかと思いますし、そうしなければ
その家で快適で安心な暮らしは出来ません。
住み繋ぐには50年前の基準の家では
正直厳しい。
なので、関尾さんの説明も
「もう、これ1択ですよ」って感じでしたが、
少しだけ思いが違う部分があったので、
これについてフォローさせて下さい
もちろん、基本は1択です。
ただ、そうなると金額はかさみます。
予算が新築並みにあればそれも叶いますが
「今ここに困ってる」
「10年住めれば」
「予算は○百万で、そこまで無い」
やはり、それぞれの御宅の事情もあって
こういう御宅もあるかと思います。
現に今商談中のお客様で、ほぼ同じ条件の
リフォームの相談を受けておりますが、
この方は、家中の構造から断熱まで
やり替える予算は想定されていません。
今の希望は、異常に寒い水廻りをとにかく
少しでも快適にしたい。
その流れでDKも断熱改修して、厳しい
冬を少しでも快適に暮らしたいのが希望です。
確かに、、、
耐震補強は出来ませんし、やったとしても
家の一部だけなので、あまり意味はありません
大地震が来たら、倒れないとは言えませんし
どちらかというと、大地震が来たら逃げて
下さいという方向かと。
建築屋的には耐震等級1ぐらいまでは
せめて上げて、少しでも安全で安心
できる暮らしをご提案したいのが本音です。
私達が携わった家が地震で倒壊してお客様が
亡くなるとか、住めなくなって仮設暮らし
なんて事は、本当にならないようにしたいんです
でも、だからって生活の全てを捨ててでも
全面の改修しなさい、それをしないなら
施工しないもしくは止めなさい。とまでは
言えないのかなって思っています。
断熱工事もその工事した部分は快適に
なりますが、そこ以外は今と同じです
ので、部屋間でヒートショックが起こる
可能性は排除できません
でも、今よりは快適になりますし、
ヒートショックの危険性も今よりは
絶対下がります。
私の提案の仕方としては、まず全面改修が
必要である理由をご説明し、それにより
どれだけ快適で安心・安全な暮らしが出来る
のか、また何十年、何百年にもわたって
住み繋ぐ事が出来るのかも説明します。
ただ、そこまで費用負担が出来ない方も
いらっしゃる訳ですから、その方には
その場合のデメリットも含めて理解して
頂いた上で、部分改修だったりのご提案
をしていくのが、私達、地域工務店の
出来る事なのかなと考えています。
「結局は予算かよ」
って感じなので、本当に心苦しいのですが、
性能も耐震も建築基準法ですらいい加減
だった50年前の家を住み繋いでいくには、
全てが大きく変わり、50年前とは全く違う
家になった現行の家作り(あるいみ正しい
家作り)にするには、仕方がない部分でも
あります。
ただ、だからといってそこまでやるつもり
も予算も無ければやらないという訳では
ありません。
そこは臨機応変に対応させて頂きますので
まずはご相談頂けたらと思います。
ちなみに、関尾さん・森さん・本田さんも、
全く話を聞かないという意味では
ありませんのでご安心下さい。
私が言うのもへんですが、御三方は正しい
家作りの見方、考え方として説明して
くれただけで、同じ地域に根差す工務店
ですから、どんなお客様の要望にも
しっかり向き合ってくれますから。
このあたりを昨日説明できなかったもの
ですから、久しぶりに日曜にメルマガを
書かせて頂きました。
ではでは
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