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株式会社プレゼントデザイン

日本のゼロエネ計算の矛盾点

こんにちは。
プレゼントデザイン 川端です。

今日は日中に、
温暖化防止推進委員の講座、
夕方は沖美町の家の請負契約なので、
朝にメルマガを書いています。

というか、
傾向として、朝書いている事が多いかも。。

夕方に配信しているのは、
その時間帯がゆっくり
読んでいただけるかなという思いですが、
お好きな時間を読んでいただければと思います。

今日のテーマはゼロエネ計算について。

ゼロエネ、ZEH(ゼッチ)、
ゼロエネルギーハウス、
などなど呼び方が違えど、

意味は同じです。

年間住宅で使うエネルギーに対して
太陽光発電で作るエネルギ-が上回れば、
ゼロエネルギーハウスとなります。

しかし、これは少し
補足しないことがあります。

まずは何回か、
ご説明していますが、
調理、洗濯機、家電などの、
エネルギーは計算に入っていないこと。

だから、ゼロエネルギーハウスと
計算上になっていたとしても、
暮らし方によっては、
実際はゼロエネルギーになっていないことも
多々ありえます。

先日、ご紹介した
1985のリアルZEHは
この家電も含めて、
ゼロエネルギーハウスを目指す
シミュレーションをしました。

もう一つ、
日本の省エネ基準の難しいところが、
主たる居室、その他居室、非居室の分け方。

これは省エネ計算をする上で、
主たる居室=LDK
その他居室=寝室、子供部屋、和室
非居室=トイレなど

それぞれで、
使わえるエネルギーが変わるので、
その面積を計算します。

つまり、LDKが大きいほど、
消費エネルギーは大きくなり、
より、大容量の太陽光発電を設置しないと、
ゼロエネルギーハウスにならなくなります。

このLDKと他の部屋は、
扉で仕切られていないと、
同一区画とみなされます。

例えば、
玄関とLDKに扉がなければ、
玄関も主たる居室になり、

リビング階段で、
2階廊下まで、扉がなければ、
2階廊下まで、主たる居室。

子供部屋がとりあえず、
間仕切りのない空間で、
階段と繋がっていれば、
子供部屋も主たる居室になります。

と、、おかしな話ですよね。

建物の断熱性能を高めれば、
間仕切りや扉がなくても、
家全体を暖めることができるのですが、
そう家になればなるほど、
日本のエネルギー計算上は
使うエネルギーが増えていき、
たくさんの太陽光発電を設置しないと
いけなくなります。

この辺が、私達の難しいところ。

今からの時代、
太陽光発電を設置するのが、
当たり前になっていきますが、
補助金をたくさんもらうために、
仕切りを増やすなんて、
よくわかならない話になります。

もちろん、基準上
たくさんの特例をつくれば、
運用が難しくなるので、
仕方ないかなとも思いますが、

そもそも全館空調での
省エネを見直す時代かもしれません。

それでは、また次回。

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