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凰建設 株式会社

批判覚悟で言及するけど

凰建設の森です。

本日は鳥取です。
↓     ↓
https://ohtori1.com/l/m/mTpuoxYiRNcgNO

こういう有料の講座において
呼ばれる側として嬉しいのは、
「収支がプラスになりました」
という報告です。

県や市などの自治体組織が
開催する講座で有料って、
珍しいかと思います。

大体、格安か無料。
普及や啓蒙の為であれば、
それでも良いのかと思いますが、
学びに中身を伴わせたいと思うと
それは悪手になります。

人は往々にして身銭を切った
物からしか学べないからです。

鳥取県の住宅政策に関わる方が
本当に優れているのは、
こういう経営感覚だと思います。

自治体の予算を使い、地域の人から
集めた税金という血を流して、
学びの少ない講座を沢山開催すると
地域の経済は疲弊していきます。

今回の講座のように、むしろ、
主催者の手元にお金が残るような
形で終える事が出来るのであれば、
次に開催する予算にも回せるし、
学びの持続性が高まります。

家づくりを生業とする私ですが、
顧客満足を目指すことはもちろん、
地域が豊かになるかどうかという
価値観や判断基準をとても
重要視しています。

地域が豊かになるという事は、
地域に住む人みんなが豊かになる事
誰かの我慢や犠牲の上で成り立つ
豊かさに持続性はありません。

家を建ててくださったお施主様も、
弊社の家づくりに携わる職人さん
地域の企業、そして私も。

みんなが豊かになるビジネスモデル。
そうでないと、やる意味はない。

残念ながら、そういう意識の
欠落した会社経営がなされている
建築会社も少なからずあります。

お施主様が泣くタイプの家づくり。
下請けさんが泣くタイプの家づくり。
従業員さんが泣くタイプの家づくり。
地元以外にお金の落ちる家づくり。
稀に、自爆タイプの建築会社も。

うちが全部完璧に出来ているかというと
まだまだ改善の余地だらけ。
しかし少なくとも、全員の豊かさを
強く意識して仕組みを作っています。

恐らく人間誰もが、
沢山の収入が欲しいし、
支出はなるべく減らしたい。

それはごく自然な感情だと思います。
しかし、前者後者のどちらを、より
重要視するかで、地域の豊かさは
変わってきます。

日本人は後者を選びがち。
安い物を買うことが良い事。
安い物を提供することが良い事。
儲ける人や得をする人は悪い。

みんながみんな、そういう価値観で
生活をしていくと何が起こるか。
↓     ↓
https://ohtori1.com/l/m/GzTjABGJPQDQ18

みんなで足並みを揃えて、
貧しくなるんです。

収入を増やすことを考えると
商品やサービスの価値を
増すことに目が向きます。

質の高い物を売る人は
価格も高い物になる為、
より豊かになります。

質の高い物、価値のある物を
購入した人もまた豊かになる。

物を買ったら、お金が溶けて
無くなると思っている人も
いるかもしれませんが、
必ずしもそうとは限りません。

土地を買った場合、あなたのお金は
土地という資産に化けます。

土地は数十年後にまたお金に
戻すことも出来ます。

使い捨ての紙皿で食事を摂れば、
紙皿代は溶けてなくなりますが、
古びて尚、価値の損なわれない
お皿を買って大事に使い続けると、
それは土地と同様に、将来
またお金に変える事も出来ます。
↓     ↓
https://ohtori1.com/l/m/hIDqYidODJwoMT

価値のある物、質の高い物、
長持ちする物が、身の回りに
増えれば増えるほど、
人生は豊かになっていきます。

それが、収入を増やすことに
重きを置く価値観になります。

日本ではこれは美談として
取り上げられます。
↓     ↓
https://ohtori1.com/l/m/rpqwzpA84CsPkM

しかし、これは自爆行為。
持続性はありません。

この方が辞められると
ほぼ焼け野原となった、
元独占市場が残るだけです。

岐阜に山県という山間の
町があります。

その山県の中でも佐野という
更に山奥に、地元の栗を
使ったモンブランを売る
お店があります。
↓     ↓
https://ohtori1.com/l/m/mZlUdyskB766eY

売り出せばすぐに完売。
なかなか手に入らない
幻のモンブランです。

人の少ない田舎の、
貴重な働く場所であり、
高価値で、地元の名産を
宣伝する効果もある、
素晴らしい商売です。

国全体で、こういう考え方を
出来るようにならないと、
今後も日本はずっと停滞。

今の日本の常識では残念ながら
どんな家を建てても、価格としての
価値はあまり残りません。

しかし、今現在において、
価格がつかないだけであり、
快適に長く住めるという家の
価値が損なわれるわけでは
ありません。

また、今後はそういう家に
価格価値が残るようにしていくのは
国の方向性として決定事項です。

形が残って使い続けられる家に
お金を使うのか。
溶けてなくなる電気代に
お金を使うのか。

さて、最終的に個人や社会が
豊かになるのはどちらでしょうか。

身近に儲けている人がいると
怒ったり妬んだりするのに、
唸るほどお金を手にしている
石油王に対しては不思議と
不満を抱かない。

なぜ、彼らに払う分をやめて
自分たちで分け合って豊かに
なろうという極単純な話を
分かってもらえないのでしょう。

なぜ、日本以外の先進国の
ほぼ全てが高断熱で高耐久な
住宅を推奨するのか。

住宅の総量規制を行い、家が
乱造されることを嫌うのか。

社会の未来を豊かにする為です。

それに気づき、いち早く舵を
切ったのが鳥取県になります。

同じところを目指す者として、
鳥取の取り組みは是が非でも
成功させねばならないと思います。

ご参加いただいた鳥取県の
住宅実務者さんたちに、
想いが届くと良いのですが。

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