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株式会社あすなろ建築工房

快適に住まうために必要な気密性能とは?

こんばんは。

あすなろ建築工房の関尾です。

昨日今日と暑いですね~。

昨日は、工務店仲間から誘われて
youtubeをしている工務店、不動産
関係者の交流会というものに
参加してきました。

都内での開催で、
久しぶりの都心を会場まで
少し歩いたのですが、
汗だくになってしまう暑さでした。

この交流会の言い出しっぺは、
ご存じの方も多い
ラクジュの本橋さん。

本橋さんが交流している
youtube仲間に声をかけて、
オフ会的な形で開催されたものです。

参加者には、
youtube登録者数が9万人とかいう
有名youtuberの方もいらっしゃり、
登録者数が8500人の私は
「私も行っても大丈夫なのか?」と
かなりビビッての参加でした。

実際に参加してみると
皆様気さくな方ばかりで、
私のような者でも楽しく
お話させて頂いてきました。

いろいろと情報交換も
させてもらい、
有意義な時間を
過ごさせて頂きました。

さて、本日のメルマガは
「快適に住まうために
必要な気密性能とは?」
についてのお話をしたいと思います。

「施工する住宅の平均C値は
いくつですか?」
「C値を0.5以下に出来ますか?」
というご質問を頂くことが
時折あります。

今まで一般の方が
関心を持たれてこなかった
C値ですが、
最近はyoutubeなどで
いろいろな人が話を
していることもあり、
一般の方も具体的に
興味を持たれるように
なったようです。

C値とは「相当隙間面積」
という単位で、
建物全体の外皮にある
隙間の面積(?)の合計を
延床面積(㎡)で
割った数値のことです。

隙間が小さければ小さいほど
気密性能が高くなるので、
住宅の気密性能の指標として
使われています。

最近、業界では一部の間で
「C値の競争」のようなことが
起こっていて、
「C値は小さい方がよい」なんて
ことを言ってしまっている
人もいるようです。

もちろんC値は、
小さければ小さいほど
換気計画を正しく
出来るようになるので
「C値は小さければ
小さいほどよい」
と言えます。

C値が小さいこと自体は
問題はありませんが、
小さくするために生じる
弊害についても理解しておいて
いだきたいと思い、
今回のメルマガの話を
するに至ります。

正しく高気密高断熱の基本を
学んだ人は、
「ある一定以上のC値の数値を
追い求めることは無意味である」
と言う人が多いです。

「新木造住宅技術研究協議会
(新住協)」での研究結果では、
「C値が1.0以下にしても
苦労の割には効果が少ない」
「0.5以下にしても温熱環境には
微々たる差しかない」と
いう報告があります。

「C値を0.5以下」とか
「0.3以下」とすることも
もちろん可能ですが、
そのためには窓自体の気密性能を
高める必要があります。

リビングやダイニングから
ウッドデッキにつながる窓や
南面に面した子供室や主寝室の窓は、
日射取得を多く得るために
「掃き出し引き違い窓」とする場合が
多くあります。

「掃き出し引き違い窓」は
大きな開口部が得られるため、
外部との連続性のためには
とても有効な窓ではありますが、
「気密性能が低い」という
弱点があります。

「掃き出し引き違い窓」が
一つあることで、
その家のC値が
0.1変わることもよくあります。

実際に気密試験に立ち会ってみると、
測定中は引き違い窓の部分で
「ヒュー」と音を立てて、
漏気をしています。

この引き違い窓が
一番の気密のネックポイントと
なっていることがよくわかります。

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