こんにちは。
プレゼントデザイン 川端です。
昨日は頑張りました。
費用対効果シート作成のため、
10箇所のエリアで
シミュレーションをしました。
西は福岡、北は青森。。。
日本は本当に
いろんなエリアがあると
つくづく驚きます。
そんな中、
衝撃だったのが、
石川県の金沢に近い場所の
シミュレーション。
なんと、北陸ですが、
6地域でした。
つまり、広島の瀬戸内海エリアと
同じ外皮性能でよいことになります。
実は一般の方は知らないと思いますが、
日本の省エネ基準には
地域ごとの外皮の基準に加えて、
一次エネルギー計算をする際には
年間の日射量と冬の日射量が
エリアごとに分けられていて、
その数値も入れます。
わかりにくくてごめんなさい。
ざっくばらんにいうと、
金沢と広島は同じ外皮性能でよいが、
日射が少ない金沢のほうが
エネルギーを使う=光熱費が高い
ということになります。
やはり、この地域区分には
違和感がありますね。
シミュレーション結果は
広島と同じ性能であれば、
金沢のほうが室温は低くなりますし、
光熱費もたくさんかかります。
当然ですよね。
国の基準を守っているだけでは、
快適で経済的な住まいはできません。
というのも、
現時点で、断熱性能等級の
最高は等級4ですが、
本当はこれを去年義務化する
予定でした。
義務化=最低基準ですが、
長期優良住宅、認定低炭素住宅、
フラット35などすべて、
この等級4でクリアします。
ちなみに長期優良住宅は
耐震等級2以上が求められます。
つまり、最低基準の1.25倍の性能が必要です。
でも、断熱性能は最低基準でOK。
それは仕方ないですよね。
だって、断熱性能等級は4以上ないのです。
しかし、時代が変わりそうです。
断熱等級7まで制定されそうです。
上記は国交省の資料ですが、
28年度基準⇒等級4
G1⇒等級5
G2⇒等級6
G3⇒等級7
ついに西欧と同じくらいの
基準が決められそうですね。
プレゼントデザインとしては
G2の費用対効果が一番良いと考えていますが、
断熱性能があがれば、
市場価格もさがり、G3の費用が下がってくるかもしれませんね。
50年以上住む住宅が、
28年基準とか、G1なんて、
あっという間に時代遅れになりますので、
ご注意ください。
それでは、また次回。
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